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DigiTech TRIO+のはなし

DigiTech TRIO+これはなんでしょう。デジテックから発売されていますバッキングマシン。ギターなどをジャカジャカと数小節演奏すると、コードやジャンルを自動認識して、ベースやドラムをバッキングを自動で演奏してくれますよ。ひとりぼっち演奏には最高のアイテムです。一度体験すると驚きます。自分も楽器店でどうしてこんなことができるんだ?驚きました。よくあるペダル型のlooperは自分の演奏を繰り返すだけですが、このTRIOはまるで自分専用のバックバンドがいる気分です。まるでセションしてる気分になれます。実は初代からPLUSも発売されてだいぶ経つのですが後継機はでていませんね。それだけ十分ということでしょうかね。新しければ何でもいいわけではありませんね。

TRIOの操作はまず、右のBANDのSWを踏みます、そうすると赤い点滅が速く点滅します、これが演奏を認識する準備状態です。自分が繰り返す小節は任意で、結構長くても大丈夫です、ただここでコツがいるのは、なにも基礎テンポが無い状況ですと長い演奏だとずれますね。実は本機はメトロノーム機能が無いのであらかじめ、メトロノームをほかに準備します、自分は使っていないスマホにメトロノームのアプリを入れています、それを聞きながらBANDを押して演奏します。実はここの演奏は超簡単で構いません。テンポとルートを確定するだけです。もっと言えばルートだけでもOKなのです。

テンポが合えば認識させる演奏は実は適当でかまいません、適当といってもROOTが認識できればいいのです、なのでギターの場合は6弦や5弦を意識して白玉で弾くのでいいです。要はテンポ情報とROOTが認識させればベースは自動でアレンジしてくれます。なのでこのBANDボタンで認識させる作業は難しく演奏する必要はありません。テンションとかメジャーとか気にしないでもいいです。あとで好みのテンションやコード感はLOOPERで自分で追加できるので大丈夫です。

ある程度演奏して記憶させたらBANDボタンを押します、そうするとなんといことでしょう!ドラムとベースがいい感じで演奏を始めます。ここが一番の驚きですね。演奏を終えた時を認識しますから8小節演奏したら8小節、16でも32でもいいです、あまり長く演奏しなくても5パターンを記憶できるのでそこにバリエーション付けてPARTにそれぞれ入れればいいのです。

また一つのジャンルでもパターンが豊富にあり右のSTYLEというダイヤルを回すことでバリエーションがどんどんかわります。また演奏中(緑)に上部のパートボタンを押す(赤)ことでドラムのバリエーションが変わります、例えばちょっとシンバル足したりタム足したりいう感じで派手な感じに変わります。

このパートボタンの左にSEQボタンがあります、このボタンでパターンのシーケンスを組むことができます、しかも組むのは簡単で、SEQボタンを押す、演奏したい順序に押す、SEQボタンを押す。おわりです。そうすると押した順序にPARTボタンが光り認識完了です。あとはSEQボタン押してBANDのSWを踏めば記録した順序に演奏が変化します。各演奏ジャンルは12個あり、それにスタイルが12個ありそれぞれにバリエーションがありますので実質無限ですね。ちなみにあまりお勧めできないスタイルは橙色で表示されますがそれもまたありかなと。

ギターのエフェクトも入っていますがここはご愛敬、この機材は基本的にギターアンプにつなぐように設計されていますから、ギターアンプから音を出すといい感じになります。ラインで演奏するとエフェクトはあまりかな。ただエフェクトのセンドリターンがあるのでそこにお気に入りの機材をつなぐという選択肢もあります。出力はギターアンプ用とミキサー出力用があります。ミキサー用はアンシュミがかんでいます。

左側はボタンはLOOPERになっています、初代のTRIOは自分の演奏をLOOPさせることはできなかったのですが、TRIO PLUSになってLOOPERがついたので認識させた演奏に自分の弾いたコードをLOOP追加できます、なのでここでコードをカッティングしたりシャレオツなコードをLOOPさせればいいのです、LOOPは黄色だとオーバーダブになるので最初はコード、次はアルペジオなど追加できます。ただテンポも変えることができますがLOOP機能を使う場合一度LOOPを録音するとその時はテンポの変化に自分の演奏もテンポ変化しますがその場合複数のオーバーダブはできないようです。たしかに無茶苦茶になりますからね。一度LOOPを録音しておけばテンポを変えてもちゃんと追従してピッチを保ったままテンポが変化します。(Audiolastic Time Stretching機能)またよくある倍テンポとかハーフテンポもAlternate Time機能でできます。

SDカードが最初から内蔵されていますから、演奏情報は自動で保存されます。なので電源を入れなおしてもBANDボタンを押せばすぐに最後に記憶した演奏は始まりますので、次の日にちょっと引きたい場合はいいですよ。保存のボタンが無いのはかなりストレスフリーですね。この機材のいいところはパソコンや専用の機材はいらないこと、記録は全自動、ジャンルも豊富、この単体で曲を作ろうと思えばできるとこですね。簡単だけど難しくもできる。

普通リアルなバンドでもセションで誰かが弾きだして、それに合わせるのはよくあるじゃないですか、それが自分だけでこの機材単体で、できてしまいます。しかもドラムやベースがかなりそれっぽいです、というか自分で打ち込むレベルなら全然いいです。自分のお気に入りはR&Bジャンルですがこれはもう凄くクールですよ。いままで、ギター練習とか動画アップするのにまずバッキングを探すわけです、ただそうすると著作権とかもあるし、キーとかジャンルがどうしても偏ってしましまいますね。

youtubeなどでバッキングを探すと演奏傾向をgoogle先生が認識してしまって同じようなジャンルやキーが多く出てしまいますね。そういう意味でこのTRIOはすぐにいろんなジャンルをバッキングできるし例えば、ジャズで演奏していても、じゃぁロックならどうなる?とかすぐに対応できます。DAWとかだとまず瞬間では対応できないですね、演奏は瞬間の反応だからチマチマDAWでジャンルを設定を変えているうちにモチベーションが萎えますからね。

付属品はACアダプターのみです、並行輸入は各国のアダプターが付属します、SDカードは最初から本体に内蔵されています、取説は基本不要ですが触ればわかる感じですね。

5個のパートとloopを使ったソングを12曲までSDカードに自動で保存します。SDカードのデータはUSBでPCにつなぐことで保存や編集ができます。

とにかく簡単に一人で練習やセッションをしたいなら絶対おすすめです。音楽的な知識やPC苦手でも大丈夫です。スマホすら不要ですからね。

自分はアマゾンで平行輸入品を買いましたが全然問題ありませんでした。

国内での販売は定価45000円ですが、並行輸入品が2万円台で買えますのでそちらをお勧めしておきます。

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http://www.digitechjapan.jp/products/trioplus/trioplus.html

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