あるシンクタンカーの情報発信履歴

初めての対外情報発信は新・地方自治フォーラム『政策研究(2010年10月号)』。もう8年前。これが意外に多く読まれて各地の議会研修会や日経グローカルなどから取材を受けて情報発信の面白さを知りました。
「住民参加とオープンガバメントを活用した地方議会改革」『政策研究(2010年10月号)』2010年10月、新・地方自治フォーラム

雑誌に初めて寄稿したのが北大出向中の2012年2月。神戸市で公有地信託問題を扱っていたこともあり。載ったときはうれしかったです。もともとは宮脇先生と共著で書く予定だったものを「とりあえず自分でまず書いてみます」と申し上げて書き8000字超でお見せしたら「この内容ならひとりのクレジットで出しましょう」とおっしゃって頂きました。ここぞというときに頑張るのは重要です。
「兵庫県青野運動公苑最高裁判決にみる公有地信託制度の本質的課題」『月刊地方財務(2012年2月号)』2012年2月、ぎょうせい

北大出向の集大成として書いたのがこれ。正直レビューのたびに気が重くなるくらい詰められました。内容的にはその後の日経取材や講演などに結実しました。
「特区制度における規制改革の課題と展望—構造改革特区を事例に—」『年報公共政策学(第7号 2013)』2013年5月

「査読論文一度くらい通しとかないと」と思って投稿したのがこれ。テーマの新規性もあり相当読んで頂きました。
「地方自治体による公衆無線LAN整備・運用に関する一考察」『都市問題(第105巻第2号)』2014年2月、(公財)後藤・安田記念東京都市研究所

宮脇先生の代表科研の分担研究者となった成果がこれ。総務省さんと連携してアンケートした結果はとても面白い結果でした。
「『第三セクターの活用等に係るアンケート調査』にみる第三セクター等の設立と活用の傾向」『地方財務(2015年5月号)』2015年5月、ぎょうせい

あとは書籍執筆。第一弾は宮脇先生と書いたこれ。実は深いところまで書いているので入門編なのかという疑問はありますが、いろいろ目配りはしています。
『地域を創る「政策思考力」入門編』2016年、ぎょうせい

第二弾はこれ。広域化・民間化・情報化を活かした事務事業改革について分担執筆しています。そうそう腐らない内容を目指したのでもうすぐ2年経ちますが全く古さを感じないと思います。
『自治体経営リスクと政策再生』2017年、東洋経済新報社

これまでの情報発信成果は公開できる範囲で以下に掲載しています。講演や新聞記事のコメントなども合わせれば遠くに来たものだと思います。やれば8年くらいでこんな感じになるよ、というひとつのシンクタンカーのモデルのために誰かの参考になれば幸いです。
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