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「ベタベタなオカマのキャラで」と言われて、今では……樹根&原田亜弥子(SBSアナウンサー)【年末年始ラジオウィーク2日目】

現在発売中の「TV Bros. 2月号 ラジオ特集号」で掲載されている特集から、誌面に載せきれなかったお話をピックアップ!
2日目の今回は、首都圏以外の番組・パーソナリティーを特集した「ローカルラジオスター特集」から『満開ラジオ 樹根爛漫』(静岡・SBSラジオ)樹根&原田亜弥子アナウンサーが登場! 原田アナの人生の岐路に、樹根がかけた言葉とは?
ラジオさながらの対談の完全版は発売中の本誌でご覧ください。
取材・文/やきそばかおる


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私が会社を辞めようとしていたのを何度も止めてくれた(原田)


「親切にすることにはお金がかからないの。そんなことも分からない男は最低よ」
と言っていたのは、『満開ラジオ 樹根爛漫』(静岡・SBSラジオ)でおなじみの樹根。1981~1984年に同局のワイド番組『フリーステーション1.2.0』でラジオ出演。1996年からは初のレギュラー番組『くんちゃん 香代子のはじけてドン!』に出演。その後『幻のBAR 樹根の館』(2001〜2007年)を経て、2010年に『樹根爛漫』がスタートした。

――ラジオのレギュラー番組のオファーがあった時のことは覚えていますか?

樹根 覚えてます。スタッフに「どんな仕事ですか?」って聞いたら「ベタベタなオカマのキャラで喋ってください」って言われて、今ではすっかり、立派なオカマになっちゃいました(笑)。

――気がつけば初のレギュラー番組から26年…。

樹根 私は芸能人ではないから、目の前に来たものをクリアするだけです。自分で考えてやるしかないので、自分の直感でやってきただけ。東京の放送局からも出演依頼をいただくけど、「地方の人を出してあげている」という雰囲気がするし、ギャラも大して出ないわけじゃないですか。そこまでして行きたくないと、ハッキリとお断りしてます。

一方、原田亜弥子アナウンサーは2016年から出演。森羅万象についてバッサリと斬っている樹根の良き相棒となっている。原田が初めて樹根に会ったのは2005年のこと。入社して2年も経たない頃だったが、会社を辞めることを考えていた。両親に「2年だけなら」と送り出してもらったこともあり、2年ほどで退職するつもりだったのだ。樹根は「辞めるのはいつでもできるから、もう少し大成してから辞めたら」と引き止めた。

原田 社会人になったばかりの頃に樹根さんにお会いしたのは大きかったですよ。私、家がめちゃくちゃ厳しかったんです。静岡で羽をバサバサと広げていた時に、樹根さんにいろいろ教えていただきました。

樹根 彼女のお母様の義理のお兄様が阿藤快さんと同級生ということもあって、阿藤快さんから出来上がったような人なの。

原田 人に恵まれました。私は樹根さんと阿藤さんの影響を受けていて、おふたりがいなかったら早い段階で会社を辞めてました。入社して間もない頃、私が会社を辞めようとしていたのを何度も止めてくれました。

――もしも、アナウンサーを辞めていたらどうしていたと思いますか?

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