マガジンのカバー画像

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング

12
ファミコン生誕40周年記念企画。リアルタイム世代の商標専門の弁理士である商標弁理士N(永露祥生)が、ファミコンソフトのタイトルネーミングを独自に分類した上で、商標実務の観点も併せ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その12(最終回) 「社名入り」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、頼まれてもいないのにファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングを独自に分類した上で、商標実務的な話も加えてコメントしていこうとする本企画。 今回で、ついに最終回です!! 執筆開始以来、ほとんど反響はありませんが(苦笑)、無事に最後まで書き切れそうです。ファミコン生誕40周年の記念すべき年に、良い思い出ができました。 前回は、「子供は読めない!」タイトルについて考察しました。 ラストは、

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その11 「子供は読めない!」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、全てのファミコンソフトのタイトルをチェックし、それらのネーミングについて独自に分類をした上で、関連する商標実務的な話もしながらコメントするという本企画。 今回で、第11回目となりました。 いよいよ、次回で最終回となります。 前回は、「伝説・冒険」を含むタイトルについて考察しました。 今回は、「子供は読めない!」タイトルを見ていきましょう! 大人でも読めない?「当て字」等ネーミングさて、たとえば「ゼビウ

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その10 「伝説・冒険」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、ファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて独自に分類をした上で、商標実務の話にも少しだけ触れながらコメントしていこうという本企画。 いよいよ終盤、第10回目となりました。 前回は、「ファミリー〇〇〇」からなるタイトルについて考察しました。 今回は、「伝説・冒険」を含むタイトルを見ていきましょう! 物語性を強く表す「伝説・冒険」ネーミング 「〇〇〇の伝説」とか、「〇〇〇の冒険」

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その9 「ファミリー」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、ファミコンソフトのタイトルを(頼まれてもいないのに)総チェックし、それらのネーミングについて(頼まれてもいないのに)独自にカテゴリー分けをした上で、(頼まれてもいないのに)商標実務の観点とあわせてコメントしていく本企画(笑)。 気が付けば、今回で第9回目となりました。 前回は、「ワールド・ランド」を含むタイトルについて考察しました。 今回は、「ファミリー〇〇〇」からなるタイトルを見ていきましょう! 家

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その8 「ワールド・ランド」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、ファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをして言及した上で、商標実務の観点からもコメントしようという本企画。 今回で、早くも第8回目を迎えました。 そろそろネタ切れしそうですが、もう少しだけ続きます(笑)。 前回は、「繰り返し系」のタイトルについて考察しました。 今回は、引き続き「ワールド・ランド」関連のタイトルを見ていきましょう! 独自の世界観を表現

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その7 「繰り返し系」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、ファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で語るついでに、商標実務の観点からもちょこっとコメントをするという、本(謎)企画も7回目。 相変わらず特に反響もありませんが(苦笑)、まだ少し続きます! 前回は、「ドラゴン」を含むタイトルについて考察しました。 今回は、引き続き「繰り返し系」のタイトルを見ていきましょう! インパクト絶大!? 「繰り返し系

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その6 「ドラゴン」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、これまでに発売されたファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で語るついでに、商標実務の観点からもコメントをするという、ニッチがすぎる本企画(笑)。 前回は、「くん・さん・ちゃん」を含むタイトルを検討しました。 今回は、引き続き「ドラゴン」を含むタイトルを見ていきましょう! みんな大好き!?「ドラゴン」ネーミング皆様は「ドラゴン」と聞いて、何を思い

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その5 「くん・さん・ちゃん」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、これまでに発売されたファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で語ったり、商標実務の観点からもコメントをしたりしていこうという本企画。 ここまでほとんど反響はなく(苦笑)、いったいどれくらいの数の読者の方々に読まれているのかわかりませんが、やると決めたからには最後までやり切ります!! 前回は、「〇〇の〇〇」から構成されるタイトルを取り上げました。

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その4 「〇〇の〇〇」編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、これまでに発売されたファミコンソフトのタイトルを総チェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で語ったり、商標実務の観点からもコメントをしたりしていこうという本企画(笑)。 前回の記事では、「結合語」のタイトルを取り上げました。 今回は、引き続き「〇〇の〇〇」のタイトルを見ていきましょう! 思ったよりも多くはない「〇〇の〇〇」「鬼滅の刃」、「すずめの戸締まり」、「進撃の巨人」、「

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その3 結合語編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、これまでに発売されたファミコンソフトのタイトルをチェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で(反響もないのにひたすら)語っていこうという本企画(笑)。 前回の記事では、「単独既成語」のタイトルを取り上げました。 今回は、引き続き「結合語」のタイトルを見ていきたいと思います!! もっとも多く採用されている結合語ファミコンソフトのタイトルにおいては、ネーミングとして「結合語」が採用

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その2 単独既成語編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、商標弁理士である私が、(誰にも頼まれていないのに勝手に)これまでに発売されたファミコンソフトのタイトルをチェックし、それらのネーミングについて、独自にカテゴリー分けをした上で語っていこうという本企画(笑)。 前回の記事では、「単独造語」のタイトルを取り上げました。 今回は、引き続き「単独既成語」のタイトルを見ていきたいと思います!! シンプルイズベスト?の単独既成語ファミコンソフトのタイトルにおいても、ネーミングとして「単独

商標弁理士と振り返るファミコンソフトのタイトルネーミング ~その1 単独造語編~

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。 さて、以前にも書いたとおり、今年2023年は、ファミコン(ファミリーコンピュータ)が発売されて「40周年」という記念すべき年となります。 昨年末、それに先がけて「ファミコンゲームの商標登録15選&私の思い出」という記事を3回に分けて書きました。はっきり言って、まったく反響はありませんでしたが(苦笑)、人によっては共感などもいただけたようです。 で、今年も(懲りずに)引き続き、このnoteでは「ファミコンネタ」の記事を書いていこうと