嫌いな奴にも向ける情がまだ残っていた

不謹慎ベストオブザイヤーみたいな話をします。


ただの覚え書きというか感想というか、とにかくそういったものなので支離滅裂だったり常体と敬体が混じったりすると思いますが多めに見てくれると嬉しいです。あとめちゃめちゃ胸糞悪い話するので心が元気なときに見た(読んだ?)方がいいかも。




先日、塾に行ったときに先生から言われたこと。
「あなたのすごく苦手な人、高校辞めるんだってよ」

正直、これを聞いたときめちゃめちゃ喜んだ。
わたしは誰よりもその人の不幸を願っていた。

その人というのがわたしに何をしたかというのはこのあと書く予定ではあるけど、この人と関わりさえしなければわたしはここまでひねくれたり卑屈になったり人間に対して穿った見方をするようにはならなかったはずだと言えるほど苦手、というかそれすらも通り越してほぼ無関心になるくらいのことをわたしにしでかしてくれた。いい迷惑ってやつ。




それじゃあ“その人”についての話を。

ネットの海に投げるのが少し怖くもあるけれど、個人を特定するようなことは書かないように徹底するから少しくらい見逃してほしいです。そこまで人の心ないわけじゃないし…。

その人、ここではAさんとして話をしていくことにします。

わたしとAさんは保育園が同じで、数少ない同じ保育園から同じ小学校へ入学した1人。けれど小学4年生のクラス替えまで違うクラスで、そのときに同じクラスになりました。久しぶりに話すということもあって、次第に一緒に行動するようになりました。

ここまではよくある話。
でも思えばこのときから前兆はあったのかも。
4年生の間はわりと平和ではあったけど、5年生になって少しおかしくなった。

5年生のときにあった収穫祭(自分達で育てた餅米を餅にしてそれまでの観察過程とかを発表して餅を食べる行事)の準備のとき、Aさんとわたしと仲がよかったBさんがわたしと行動することを選んだら被害妄想をこじらせて「みんなで私の悪口言ってるんでしょ」と突っかかられて先生に呼び出されたり、帰る方向が一緒だったBさんがAさんがわたしの悪口をよく言っていた(らしい)のを見かねて何でそんなことを言うのか聞いたら「Cさん(当時めちゃめちゃ仲がよかったこれまたクラス替えで初めましてだった友人)より私の方が一緒にいた時間が長いのに私より仲良くしてるのが許せない」と言っていた(らしかった)り、その他ここに書くことも面倒になるほど些細なことで何かと先生に呼び出されることが多かった。

そのときに決まってAさんはずっと泣いてこちらとの対話を困難にして有耶無耶にされるばかりだった。それでも数少ない趣味が似通ってる友人の1人だったから、そのあとも何も気にしていない顔で仲良くしていた。向こうもそうしていたし、波風は立てないに越したことなかったから。

それでもやっぱり限界は来るもので、なるべくわたしは1人で行動するようにしたりAさんとの話を適当に流したり、土日によく遊んでいたのを減らしたりした。元々反りが合わなかったのだろうな、と今は思う。
そうして何度目かの呼び出しのとき、どうせまた泣きわめいて「やっていない」を連呼すると分かっていたはずなのに、心の準備はできていたはずなのに、心が壊れた(詩的だね)。
「この人にはもう何を言っても無駄なんだ」「いつまで経っても自分の非を認めないで泣いて逃げるつもりなんだ」「じゃあもう関わらない方がいいじゃん」と思ってしまった。
毎週互いの家に遊びに行き来するくらい仲がよかったのに、そこで完全にAさんに対して何の感情も湧かなくなった。「仕方ないから今回も何も知らないふりで仲良くし直そう」とか、そんなことを思うような余裕すらなかった。この出来事はかなりわたしにとって大きなダメージになって、終いには同じ中学に行きたくなさすぎて「中学受験をしたい」とまで親に言ったことがある。まあそれによって親へもこの話が伝わったんですが。

今考えると中学受験したいって言ってなかったらずっと1人で抱え込んだままだったんだなと思うなど。




ここまでがわたしとAさんの話。

おかげさまで(直接的な原因ではないとはいえ)ここまで拗らせました。うちの親がモンペじゃなくてよかったね。


そうそう、それで冒頭の話に戻るんですが。

Aさんは中学1年のときに何かをしでかしたらしく、不登校がちになっていたようで。わたしは「絶対同じクラスにしないでください」と懇談会のたびに頼み込んでいたから3年間同じクラスになることはなかったんだけど、度々わたしの耳に入ってくるのは悪い噂ばかり。

ずっと「ざまあみろ」と思っていた。
どうやらなにがしかあったときの相手と鉢合わせると過呼吸を起こすようになってしまったらしくて、定期的にそれで授業中に先生に抱えられながら廊下を歩いていく姿を見かけた。(過呼吸起こしがちな友人曰く、「あれ過呼吸じゃない。そもそも過呼吸起こしてあんなにまともに歩けるわけない」と言っていた。ウケる)

当然Aさんは登校日数が足りなくて私立高校を受験していた。そこはわたしも併願していたのだけど、わたしとはコースが違ったから最悪同じ学校になっても会うことはないだろうと思って大して気にしていなかった。

Aさんはわたしが中3の夏から通い始めた塾にも通っていて、わたしは万が一を恐れて先生に「同じ高校志望だったらこっちが変えるんで教えてください」と伝えたら「あの人と栗花落さんじゃ学力全然違うし栗花落さんの志望校に行けるほどの学力ないから大丈夫だよ」と言われたり。そこまでボロクソ言うこともないと思うけどね。まあそのときもゲラゲラ笑わせていただきましたが…… いつかこれで罰当たりそう

それで、高校入ってからAさんの話は全く聞かなくなって、たまに塾で見かけたくらい。それも去年の6月くらいまでで、そのときも何か膝に怪我をしていたようだった。


まあ、いわゆる「いつかやると思ってました」案件ではあったし聞いたあと3日くらいは引きずって笑っていたけど最近は少しそんな自分が嫌になった。

それで、「死ぬほど嫌いでずっと不幸を願っていた人にも向ける情がまだあったんだ」と思って、なんて人間らしくて愚かしいんだろうと思って。

それまでずっとわたしの人生をねじ曲げたんだからそれ相応に不幸になってもらわないと割に合わないと思っていたのに、結局そうなってしまったら今までそう思っていた自分に嫌気が差すなんて流石に自分勝手がすぎるな、とここ数日もやもやしていました。


まあそれはそれとしてAさんがわたしに泣いて謝って許しを乞うてきても許すつもりなんてさらさらないですけどね。わたしの人生を狂わせた罪は重いぞ


こんな胸糞悪い話をわざわざ読んでいただいてる人に若干申し訳なくなってきました。すみません…………なんかあったら訴訟とかしていただいていいので…

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