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恋のような淡い青

はじめに。

この記事はひいらぎさん主催の「おすすめCDアドベントカレンダー2022」15日目の記事となっております。他の方の作品はこちらよりご覧いただけますので合わせてどうぞ。

この企画で3つ目の記事になるのでそろそろふざけても文句言われないだろ!の気持ちで書きます。仮に気分を害されたらまあ…そのときは訴訟でも起こしていただいて…


あんまりふざけてないでちゃんと書きます。

前々回、前回と「装丁」「ジャケットイラスト」という外的なことについてしか書いていなかったのでこの辺りでようやく曲の話をしたいと思ったんですが、CDを買ったときの思い出が蘇ってきたのでそっちについて書こうかな。(なんとなく敬体で書き始めちゃったけどこれふざける前兆です。すみませんでした)

少し特別な思い入れのあるシングルなので、よければお付き合いください。


このシングルは、私が初めて買ったCDです。


というのも、それまで私はボーカロイドばかり聴いていてそもそも生身の人間の歌を聴くこと自体がそこまで多くありませんでした。

彼の曲はといえばうごメモ3D(黒歴史だね)で聴いたり、親の車に唯一入れてあった4thアルバムの「BOOTLEG」を聴いたりしていてそこそこ知っている方だったとは思います。けれどわざわざそれ以前のアルバムを借りて聴こうとかYouTubeにある過去作を漁ろうとかはしませんでしたし、そのときの愛なんてそれほどのものでした。


それでも彼の曲と歌声が好きだと公言していたし、中3の夏には40分前くらいに投稿されたばかりの「カムパネルラ」のMVを見れたことで大喜びしていた覚えがあります。


高校生になって通学時間に音楽を聴くようになり、軽音楽部に所属したため生身の人間が歌う曲(もうちょっと上手い言い方ないのかな、といつも思っています)も聴くようになりました。それでやっと彼の過去作をレンタルショップで借りてスマホに入れてそれはもう擦れるほど聴きました。

それが確か1学期の期末考査前で、低気圧のせいでどうにも勉強の気力が出なかったときにイヤホンを突っ込んで家の周りを散歩して、ただの雨上がりの路地がやけに寂しく見えたのを覚えています。そのとき聴いてたのが多分「あめふり婦人」。今でも好きな曲のひとつではありますがこの前聴いたら不安になる音がしました。


期末考査が終わったら買う、と決めていたのがこのシングル。初めて自分のお金で初めてCDを買って、歌詞カードを丁寧に取り出して眺める時間の何とも言えない高揚感を初めて味わいました。

私が買ったのはパズル盤で、その名の通りジャケットイラストのパズルがついているものでした。
正直なところ、私はパズルが大の苦手で(何で買った?)買ってから2週間ほどやらないまま放置していましたが、せっかくだからと夜半に友人と通話をしながら完成させました。
(めちゃめちゃ時間かかった覚えがあるのでログを見返したら22:00頃から初めて3:00に終わってた。さすがにかかりすぎ)


かなり長くなってしまいましたが、要するに「初めて買ったCDだから他のCDよりも特別に思ってる」ってわけです。こんなに短くまとめられるなら最初からこうやって書けってね。

ちなみにあれからパズルはやっていないし崩してまたケースに入れ直しました。

ペーパーフレグランスも入っていたのだけれど、それは勿体なくて開けられずにいたのをルームパルファムが出るからと試しに少しだけ開けて少しだけ嗅いだくらい。正直あまり好みの香りではなかった。

書いてるときにふと思い出して嗅いでみたらやっぱり薄れてしまっていて少し悲しくなりました。


曲はこちらから↓

Pale Blue

1―Pale Blue
2―死神
3―ゆめうつつ


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