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幻想水滸伝みを求めて始めた「百英雄伝Rising」クリア

コナミの名作「幻想水滸伝」が好きです。発売当時は遊んでなくてだいぶ経って初プレイしたパターンですが特に1のシナリオがストライクで一気に落ちてしまいました。
そんな幻水1,2あたりの開発者さんがクラファンして「百英雄伝」という幻水の香りがするゲームの制作をスタート!
そしてその「百英雄伝」発売の前に、前日譚として発売された番外編が本作「百英雄伝Rising」となります!
百英雄伝は幻水で感じたときめきをどのくらい感じさせてくれるのか…?というのは気になっている所。前日譚でちょっと探ってみるか…と、元カレの影を今カレに求めるかのようにこの作品を遊んだわけですが、きっと同じような方は多いはず。
本作がどんなゲームかざっくり紹介しますので参考になれば嬉しいです!

使用ハード: PS4(PS5、Switch、steam、Xbox、EpicGameStoreでも配信中)
関連作プレイ歴: ストレートに関連作ではないけど幻水の4以外と外伝1,2
プレイ時間:15時間程度でストーリークリア

〜だいたいの内容〜
スカベンジャー(トレジャーハンター的なもの)の一族の娘CJがニューネバーという町で宝を探すアクションゲーム。

◆百英雄伝risingとは◆
全体的に: 丁寧に作られた良作!

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正直すごくとがった部分はないのですがとても丁寧に作られていて、システム面でも大きな問題がなく、そしてわかりやすく、たくさんの要素に戸惑う事もなくマニュアルを見ずに遊べるのは好感が持てました。
いくら大作の生みの親と言えど制作環境も違うだろうし企業と違いきっと少人数で作られているだろうし色々覚悟して遊んだのですがいらない心配だったようです。
もちろんこうだったら良かったけどと思う点はありますがゲーム自体短いのでセーフくらいに落とし込まれているためキャラが全く好みに合わないとかでなければ気になったら遊んで損はない作品だと思います。

アクション: アクションスキルもちゃんと活かせるしゴリ押しもできる

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アクションは3人のキャラを入れ替えながら戦います。速いCJ、パワーのガルー、遠距離可のイーシャといったわかりやすい役割分担で、攻撃ヒット時テンポ良く別キャラに切り替えればリンクアタックができるという要素があります。あとは回避行動がそれぞれあります。
難易度は高くないですが万が一詰まる事があっても装備とアイテムを整えればゴリ押しできるので脳筋の方も安心です。
キャラそれぞれ固有の回避コマンドがありボス戦では重宝しますがタイミングを意識して合わせないとうまく避けられないのでその点はアクション上手な方のスキルが光るところ。パリィとか上手くいくと嬉しい。
モーションは地味めですが、エフェクトは綺麗だし効果音が気持ち良く攻撃ボタンを押すのが楽しい、タイプ的には爽快系アクションです。
ちなみにダンジョンは上下に広がるタイプで探索がなかなか楽しいです。反属性で壊せる壁が地図に表示されてるともっと良かった。

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キャラとストーリー: イーシャがかわいい

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町長の娘であり行方不明の父に代わって町を治める少女イーシャ。可憐な見た目と冴え渡る頭脳のギャップ!KAWAII。
いや私の好みなのでみんなどう思うかはわかりませんが、序盤は個人的に嫌いではないが特別好きでもないキャラが多くイーシャ加入がゲームの1番の楽しみでした。でも後半やはりCJもガルーも好きになってました。
ストーリーは前半は特に町の修理ばっかりしていて大きな話が動くのは後半です。後半までほぼ町おこししてます!(後半は大きな謎を追いながら町おこししてます!)

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ですが宝探しのために町おこしを手伝わされているという自然な流れがストーリーで作られていると思います。でも冒険に重きを置いたものを期待するとちょっと違うなと思うかもしれません。
アトリエシリーズのような、町の人の役に立ち、町の発展と共に築かれていく絆や英雄たちの成長を見届けよう!という気持ちで始めるとグッドかと思います!

本編への誘導と幻水みについて
肝心の幻水みは、幻水のどういう所が好きで求めているかによる話ですが、私の場合はファンタジー軍記物が好きなのでそのストーリーが十二分に味わえるというのが1番好きな所で、それを求めて始めるとほとんど幻水みはないような…まぁ普通に面白いしいいかと油断した頃にきな臭い会話があり、オッッッッこれは本編では…!!??という期待が膨らみました。
そして前日譚としては、ストーリー的には本編らしきものが見える部分はほんの少しなのですが(本編がどうなるかわからないので何かものすごい伏線があるのかもしれないけど)、メインキャラのCJ、イーシャ、ガルーが好きになれれば遊んで良かった感は抜群です。
前日譚でキャラに愛着が湧けばrisingが終わってもしばらくすれば本編でまた会える(はず)。とても嬉しい事ですね!
それに本編匂わせ系の会話が強くないのはRisingをやらないと大損みたいにならない配慮でもあると思います。
ものすごい気になる謎を残していくのか…!?と思っていましたがそういうものではなく(気づいていないだけかもですが)若干残念に思わなくもないですが本編への期待は十分に高まりました。

◆期待してはいけない要素
・上記の通り色んな景色は用意されていますが移動範囲は狭いので冒険感期待するとダメです。
・会話だけで終わるクエストは最後報告しに戻るのが面倒でした。

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◆総評
もしかすると前日譚だから&ゲームの雰囲気が幻水で懐かしい&本編への期待補正がかかって許されている部分もあるかもしれません。でも逆に言えばそれらの補正を持っている人にはきっとやって後悔はない作品ですし、そうでない人はおつかい系がダメでなければ、お値段も安いですし気になったらぜひ支援がてらでも遊んでみてください!
あと武器の名前を特定のワードを組み合わせて自分で付けれるのですがこれが地味に面白かったです。

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