令和からドラクエを知って行く「ドラゴンクエスト6 幻の大地」編
令和に初めてドラゴンクエストシリーズを遊んだ昭和生まれの私ですが、遊んだ11とビルダーズが面白かったので他の作品にも手を出す運びとなりました。
モンスターズも発売したし4も気になったのですが、友人に聞いた6のワンシーンが気になったのと、6の話はあんまり聞かないので逆に気になったのと、「テリーが弟キャラだよ」(※姉を持つ男キャラは私の好きな属性のひとつです。なお兄では微妙です)と言われ本作に決めました。
ビルダーズを除けば、私にとって2本目となったドラクエ、面白かった所を記録したいと思います!
なお所々FFと比較して話してるのはお許しください。
使用ハード: ニンテンドーDS
関連作プレイ歴: DQ11、ビルダーズ2
プレイ時間:60時間くらいでクリア
〜だいたいの内容〜
魔王を倒さんがために向かった勇者は敵の策略によりあ〜れ〜となって、気づいたら小さな村でのんびり暮らしていた!一体どうなってるのぉ!?
そんな主人公が、魔王討伐したり自分を探したりするコマンドバトルのRPG。
◆やみつきになる職業育成
先に言うと本作もとても楽しみました。その、楽しんだいろんな要素の中心となったのは6の特徴の1つ「職業システム」です。
職業を変えるとそれに合ったパラメータの補正値がかかり、職業レベルを上げるといろんな特技を覚えます。
FFのジョブのようなもので、FF5やTをご存知でしたらあぁあれねってなると思います。
私はこのジョブシステム…全部マスターしたい病が発症してしまうんですね。(しませんでしたが)
もう職業レベル上がるのが楽しみで楽しみで延々バトルしてしまう。
ジョブシステムのあるゲームの特徴として強さの基準が「レベルの高さより、何の職業で何のスキルを使えるか」になるというのがありますが本作もそうです。
良い技を覚えるとバトルの有利度がグッと上がるのが快感!
単純にレベル上げするのではなく欲しい特技やキャラに合うクラスを考え出す楽しみがありました。
11では最初からキャラの役割が提示されていますが、6ではそれを自分で見つけ出す、または作り出す事になります。燃えるぅ!
ちなみにこの職業ですが、チェンジできるタイミングをメインシナリオ上で案内してもらえないので私は既にチェンジできると気づかずに結構進めてました…バトルがなかなか面白くならないな思ってたよ!
皆さんチャモロが加入してイベント1個終えたらダーマ神殿に行きましょうね。
◆飴と鞭のバランスが取れた難易度
DS版ではやや緩和されているそうですが6は難しいと聞いていました。確かに敵が強い時もありました。
というか私はね…6と言うよりドラクエの基本方針がそもそも少し厳しめだなと思っています。
まず蘇生アイテムが手に入りにくい。
あと序盤の蘇生呪文ザオラルが確率で外す。
そしてMP回復アイテムも手に入りにくい(11では買えた気がしたけど)。
加えて6はHP回復アイテムも後半ほぼ使えない(ハイポーションより上がないみたいな)。
更にダンジョン内にセーブ&回復ポイントがほぼない。
と、なんかとにかく回復に制限を付けてくる…。
ハードボイルドな顔をしがちなFFさんはこれらを惜しみなく提供してくれているのに(最近のはどうか知らないけど)DQさんは普段ニコニコしてる割に(※個人のイメージです)結構締め上げてきます…あのサガでさえどこでもセーブできるのに!
ただ全滅しても前回セーブした場所に戻され、所持金を半分なくすだけで経験値や宝箱などはリセットされません。
レベル上げの途中にウッカリやられたり、ダンジョン中に倒れてもがっかり度は低いです。なんとラスボスでもそう!
適度な緊張感、適度な優しさ…。
とは言え失いたくないものもあり(お金とか)、そこから生まれるゲーム攻略への意欲が楽しさとなる…そんなゲーム性をDQさんは持っていると思いました。
◆ノベルゲームの一面も見えるバトル
11でも書きましたがバトル中のテキストなどが「説明」ではなく「情景描写」のようで小説のバトルシーンを読んでいるような一面もあります。
テキストもやはり味があって好き!
更にDSリメイク版では誰かと会話したりイベントの後にBボタンを押すとキャラが感想を喋ってくれたりします!
ものすごい種類が豊富でどれだけテキスト用意したんだろう…!と震えました。デバッグ大変だったろうな…。
他愛ない会話がほとんどですがたまに次の行き先のヒントもあって助けられることもしばしば。
◆謎に引っ張られるストーリー(やや伝わり辛い箇所もある…)
さてお楽しみのストーリーです。
6の舞台となる二つの世界は片方をいじればもう片方にも影響を及ぼし、双方を行き来する勇者一行がそれを駆使して進んでいくのが面白いのですが、遊んでる時どっちにいるのかわからなくなったりして、その面白さが十分感じられない事もありました。これは自分の理解度の問題もありますが…。
クリアしてちょっと考察を読んだらスッキリしたものの、遊んでいる時は「なんでこうなったんだろ…」と思う事もあってもったいない事したなぁと…。
そして一部の仲間キャラ…というかチャモロとバーバラ。
チャモロはイベントなさすぎで、バーバラはもうちょっと説明が欲しかったところです。
他のキャラも、各イベントに関わるNPCを中心に進む話が多くBボタン押さない限り喋らないという感じでした。SFCのゲームだとそうなるのも仕方ないかなと思いますが…。
まぁ仲間はずっと一緒に戦っているだけで仲間意識が芽生えるものですが(ゲームならではの要素)バーバラは良いシーンあって、それはもっと理解を深めて見たかったな~と思います。
それがあればもっとがっつり刺さる話だったなという確信があるだけに惜しい…。
ですが基本テキストは面白いし、魔王によって封じられた「本当の自分」と「本当の世界」がだんだん見えて来るストーリーは気になって引っ張られていくし、あまり見ない展開もあって意外さもあったし、ミレーユの過去めっちゃえぐくて辛かったし、魔物はやっぱり非道で怖かったし、テリーは良い弟キャラだったし主人公の話もあぁぁぁ…ってなったし… そう、十分楽しみました。
色々理解した上で二週目やるともっと楽しめると思いますが1周目は「ん?」ってなる事が多いかもです。
◆総評◆
思い返すとゲームの攻略を予想外に楽しめた6でした。
次にどこ行ったらいいか探すのも久しぶりで楽しかった!
あとね、マリオRPGでも言いましたが馬車が入れるダンジョンのみですがバトル中にキャラの入れ替えできるのがやっぱり楽しいです。(11の時、他のDQでは入れ替えできないのではとか書いてすみません。できましたね!)
まぁ馬車入れるダンジョン確かラスダンくらいだったかと思いますが、みんな好きだから厳選するの辛い!って事がないし戦略にもなるしラスボスはとても楽しかったです。
忘れちゃいけない音楽も好みでした。精霊の冠は11でも思いましたが素敵な曲ですね…!
職業は私は趣味で決めて行ったけど2週目するならこういう順番で育てるなーと思う所もあったりして、シナリオも色々考察読んだ今、改めて見たいし時間があるなら2週目行きたかった。リメイクなど出たらやりたいですね…!
DQを2作遊んで、このシリーズにはコマンドバトルの楽しさが詰まっているのではないかと思っています。
そんな私の予想を確かめるためにまた別のDQも遊んでみたいと思います!
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