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「信長の野望・創造 戦国立志伝」で私が作った日本史if

国取りゲームは好きだけど、信長の野望はファンシーじゃないから興味がなかったのですが、最近リアルもありかなと思えるお年頃になってきました。
そんな中、ゲーム離れしていた兄が「三国志」で久々にゲーム復帰。
話を聞いていると、三国志ワールドで君主となった兄は戦では敵国をひたすらに兵糧攻めし、「やらねばやられる」と言っては敵国の武将をバッサバッサと処刑する、とんでもない外道でした…。
ただその話を聞いていて、なんか楽しそうと思ってしまった。
違います、外道になるのが楽しそうとかじゃなくて…まるで自分で歴史を作っているような、三国志の時代に、曹操とかに転生したら確かにそうなるのかも、というリアリティを感じて楽しそうだったんです。
ただ同じゲームをやるのはなんか乗せられたみたいで悔しいので、ちょっと対抗して信長の野望をやる!
ちなみにあんな本格シミュレーションやった事なくて合うかわからないから体験版がてら安いVitaの創造をやる!
となって手を出したのが今回の経緯です。

結果として私はこのゲームで自分だけの歴史を作り、とても満足しました。
というわけで今回ちょっと長くはなるんですが私が作った日本史をだいぶ端折ってだけど記録しておこうと思います。
※最後にEDのスクショがあるので気にされる方はご注意ください

なお私は日本史全然詳しくありません。
途中話す歴史関係の事はゲームやったりしてる途中にちょっとググった情報なので間違ってたらすみません!

使用ハード: PSvita(PS4やSteamでもできるらしい)
関連作プレイ歴: なし
プレイ時間:不明

〜だいたいの内容〜
戦国時代の武将として乱世を生き抜こう!
歴史シミュレーションゲーム!

宇喜多直家、立つ

皆さん宇喜多直家をご存じですか?
戦国のサイコパスと言われる、目的達成のためには身内もバッサバッサと切り捨てる冷酷非道な人…らしい。
というのも私は知りませんでした。
ではなぜ選んだのかと言うと、初めからを選んだ時にオススメとして出てきて、説明文を読む限りあんまりいい性格してなさそうなので、この人ならゲームオーバーになっても心が痛まないと思ったからです。

というわけで、浦上家の家臣として岡山城から物語は始まります。
本作は初の武将プレイが実装された作品らしく、自分の立場によってできる事が違います。
だんだんのし上がって行くのも楽しみの一つですね!
とりあえず城を取ればいいのよね?と、命令されるまま三村家を滅ぼし、ある日人材不足に悩まされてGoogle検索したところ
「序盤は弱小国家を滅ぼしてそこの武将を登用すべし」とあったので近くにあった弱小国家の赤松家も滅ぼして人材を取り込む。

武将…武将をよこせぇ……

ちなみにチュートリアルシナリオがあったのに気がつかずすっ飛ばして始めたのもあって、この時はゲームのことが本当にわからず「合わないかもしれん…これ本格シミュレーションすぎる…」と思っていました。
やる事が多いと言うより、やれる事が多いしそれぞれが何のメリットを生むのかがわからないんですよね。
兵増やして攻めれば良いのかなみたいな。
だがそんな私もしばらく後には黙々と遊ぶことになるのであった…。

毛利元就からのスカウト

しばらくシステムを探りつつ攻めたりなんだりしていたある日…

も、毛利さんが私の事を…!?

毛利家からのヘッドハンティング!
お誘いはいろんな家から来ていたけど行く理由もないしな…と断り続けてました。
でも毛利さんからお誘い来たら行っちゃうな…チラッチラッとしていたら来てくれました!
私は山口県出身なのですが、やはり地元で有名な武将が天下統一すると嬉しいものです。
というわけで…

喜んでお受けします(^v^)
私の力で毛利家を日本一にしてやるぜ!
宇喜多さんは史実でも毛利家と手を結び浦上家を退けたらしいです。
元就様じゃなくて輝元様と手を結んだと見たので先取りした感じにはなったのかな。
というわけで史実通りかつての主君であった浦上宗景とも戦いました。
おじいちゃんの仇!

毛利家に寝返った時、宗景様には「あいつ許さん!」と言われましたがしばらくするとしれっと「家で働きません?」と言ってきたりして、
やっぱり私がいないとダメなのね~でも戻らない♡という悪女ごっこも楽しめました。
そして序盤お世話になった浦上家も滅亡…さらば!

とは言え難易度優しいでやってるおかげか滅亡させた家の人って100%登用できるので、宗景様は処罰せずに登用して、一緒に毛利家で働いてるんですけどね。すごく気まずそう。

結婚、子供の元服など

宇喜多氏三老というのがいるらしいんですが、そのうちの一人、岡利勝がある日
「うちの娘を嫁にもらってくれない?」
と言ってきたので軽い気持ちでOKして結婚していたんですがしばらくすると子供が参戦してきました。
史実通りの嫁ではないのでオリジナル武将になるのだと思います。
でも史実通りの子もやって来ます。

女の子の場合は元服の時に、嫁に出せる姫にするか、武将として配下にするかを選べます。
うちは史実通りの子含めて女の子4人、男の子4人という大家族になったんですが(正妻だけのはずなのに)
長女と三女は武将、次女と四女は嫁に出しました。
主に活躍したのは長女と三女です。

長女の桂ちゃん

長女は真面目で頑張り屋(という妄想)。
この子が浅井長政を打ち破った時は感動しました。

思わず漏れる子供らしさ「やった!」

普段知らない名前ばかり出るので誰か知らないが討ち取ったのね、すごい偉い!って感じで見てるんですがそんなノリで流さない突然の有名武将!
えっ…うちの娘、浅井長政打ち取っちゃったよ!
織田信長に勝てるのでは?(?)

三女はお調子者で誰からも可愛がられる愛嬌のある子(という妄想)

内政お願いしたらこの軽さ。まだまだ甘えが抜けていませんね。
こら、家臣の前だぞ。口調はきちんとしなさい。

そんな藤ちゃんは井伊直政を討ち取ってました。

戦場ではちゃんとする!

うちの娘たちすごいな…?どこの戦場に出しても恥ずかしくない。

この辺にくるとゲームとしては、とりあえずやっておいたら良いことはわかって来て、次はあれをやろう、次はあそこを攻めよう、と黙々進めていたらエッもうこんな時間…!?という感じに…。
シミュレーションゲームって面白いですよね…!

そして、寿命…

直家ぇぇー!!!!

史実でも長生きしたらしいので結構安心してプレイしていたんですがとうとう来てしまった寿命です。
スタート時は全く知らなかった直家さんですが、この時はもう愛着沸きまくりです。
直家さんの野望叶えてあげたかった…。
一応、本城30個と二条城を取って専用の政策を取れば平和なEDは見れますし、その条件は達成していましたが、せっかく遊ぶなら全部取りたいと思ってしまいますね。
でも全城制覇は難易度優しいで遊んでもテクニックがいりそうです。
クリア自体はいけるけど、お気に入りの武将が全城を取るところを見たいと思ったら頑張らないといけない良い難易度…!

波乱を呼ぶ家督相続

直家さんの死後は、跡継ぎを立てて引き続き全部の城を取ることを目標にしました。
後継者争いといえばトラブルのはじまり!

現代でも遺産相続はサスペンスからコナンまで様々な事件の要因になっていますね。

うちでも平和には終わりませんでした。
まず後継者を選び間違えた。

長女の桂ちゃんを選ぼうと思ってたんですが、間違えて三女にしちゃいましてね…。
普通にこれが長女と思って選んで…。
後で本当の長女の顔見て「あっ、こっちだったわ」って…。
その昔長宗我部家は溺愛していた四男に無理やり家督相続したのが、破滅の始まりだと言われていますね…。

そして当主が変わると家臣の忠誠度が一気に下がりました。

忠誠マークの
赤が最悪、黄色が悪い、青が良いになります。
これはまだ落ち着いた方。

誰に変わっても起きた事なんだと思いますが、直家様が良かったよぉ〜という事なんでしょうね。細かい…!!
姉の桂ちゃんの忠誠も黄色になり、「なぜ長女の私ではなく妹が…!?長男ならまだ納得できるけど!?」という気持ちが伺えます。(間違えたからだよ!)
これまでみんなに優しくしてもらえたのは偉大な父親が生きていたからこそ。
藤ちゃんが一気に現実を知る瞬間です。

さぁ…敵は外だけではなくなったぞ!どうする藤!

第二部〜宇喜多藤編〜

というわけで、税金で家宝を買いまくって機嫌の悪い配下にプレゼントする日々が続きました。
政治家でいたら批判殺到だし、仲のいい人には何もあげないで機嫌悪い人に高価な物あげるってどうなん?
ちなみに戦況は松平家を攻略せよと言われていて、あと2城…しかし北条の援軍がすごくてその2城がなかなか取れない…!という状態でしたが、攻略の準備がやっと整ったというところでした。

これより少し毛利家多いくらいの状況

そんな死ぬ前の直家パッパの準備のおかげで藤ちゃんは無事松平家を攻略し、北条家へ目を向けるのであった…。

そして天下統一へ…

さて、かなり飛びますが…松平家を落とした後は順調で、北条もそれほど苦戦せずそのまま天下統一となりました。
ラスボスとなったのは石川家で、なんかもっと伊達とか徳川とか有名な家が生き残るのかと思っていたので意外です。(石川氏に失礼)
途中の大きなイベントと言えば信長様を配下にしました。

敬語がむしろ怖い

私の世界線では明智が動くより前に毛利が織田を滅ぼしたので本能寺の変は起きなかったんですね。
ちなみに史実では宇喜多直家は毛利も裏切り織田についたのだそうですが今回は織田が宇喜多についたよ!

創造の青年信長、めっちゃ良いと思います。
男前って感じで三國無双よりも好きです。
まぁこの時、信長様の年齢は50代とかなんですが壮年期の顔グラに変わるイベントがあるのかどうなのか、若々しいままです。

すっかり大人びた藤

話は戻り…天下統一した時、藤ちゃんは33歳。
何もわからなかった少女がある日突然手違いで当主となり、世間の厳しさにさらされながらも諦めずに毛利を天下統一に導いた。
最終的には姉とも仲直りし、2人で出陣していました。
宇喜多家2代に渡る感動の大河ドラマ、ここに完成です。

ゲームについて

さて、やっとゲームシステムについてですが最初はわからない事が多いものの、慣れると本当に時間泥棒の良作です。
コーエーさんのゲームはだいたい体験版があるのになんで信長の野望はないんかな?と思っていましたが、もし体験版があったら少しやって「合わないな」とやめてしまったかもしれません。
沼るまでが少し遅いです。
しかしめちゃくちゃ不思議なんですが、この作品、キャラ萌えとかはほとんど無いので(根っからの歴史好きなら萌えはあると思うけどにわかにはほぼない)遊んでる時のテンションはそんなに高くは無い…のに、システムの面白さでグイグイ引っ張られてずっと遊んでしまうんですね。
キャラゲーと評されるゲームでよく「システムつまらんけどキャラが可愛いから好き」という感想を聞きますがそれと同じで「キャラは興味ないけどシステム面白いから好き」とかも全然あるのだなと思いました。
全く萌えないとは言いましたが、挟まる歴史イベントは熱いです。
ただ基本的には正史を壊しまくるプレイになると思うので1周だけではあまり見れないと思います。

かっこいい!!

触ってないけど歴史イベント作成とかもあっていろんな事ができそうです。
あと難易度優しいだったので、あんまり合戦やスキルを意識しなくても良かったんですがこれを意識するともっと楽しそうなので、いずれ新作など買って難易度を上げて遊びたいと思います!

そんなこんなで長くなりましたが今回はこれを総評として締めくくりたいと思います。
長らくお付き合いいただかありがとうございます。
以下はおまけの気になった武将3人です。

おまけ〜気になった武将3人〜

気になった人はたくさんいるのですが、ちょっと有名どころを外した方を3人チョイスしました。

佐久間信栄

茶筅持ってるの、信長の野望スタッフ意外とお茶目だな…

私が見た中で1番低パラメーター。
パラメーター高すぎる人と低すぎる人にやはり注目するのですが低すぎるの代表です。
統率一桁の人は他にもいるけど、そういう人だいたい政治80とか90とかなのに1番高いのが36って何も任せられない。
史実では信長に役立たずすぎだとめっちゃ怒られた人だが、なんだかんだ趣味の茶でいい感じに生き抜いた人っぽい。

伊藤一刀斎

松平と戦ってた時に北条から何回も大量の援軍を率いてやって来ました。
戦いを重ねすぎてもはやマブダチ。登用した後は、パラメーター激高ではないけどお気に入りなのでよく戦に連れて行きました。
バカボンドにも出ているそうなので有名どころなのかもです。
私は名前がダジャレみたいだなと思いました!

伊達阿南

捉えた武将が登用に応じなかった場合、私は奇しくも兄と同様に、だいたい処刑して敵の戦力を削いでましたが大量に処刑した後この顔グラが出て、「アッ女の人斬っちゃったよ!!」となったのでスクショも撮ったし覚えてます…。
伊達って事は…と検索したら政宗の叔母っぽいです。
ただ嫁に行って嫁ぎ先で旦那さんや子供を亡くしたり人質に取られたりして女城主となり、最後は伊達政宗に城を落とされました。(城は取られたが生きてはいる)
政宗は身内だし戦うのもアレだし攻める前に降伏されたしと交渉したけど応じなかったそうで。
芯の強い可哀想な人だったのに私の世界線ではもっと可哀想にしてしまったので次会った時はお詫びしたい。

有名武将以外だと覚えづらくてプレイ中はろくに名前を覚える気しない、パラメーターしか見なかったりするのですけどそれで全然楽しんでしまったし、
気づいたら「なんかこの人いつもお世話になるな」って感じで気になったりするのも面白いところです。
皆さんも遊ぶ中でお気に入りの武将見つけてください!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

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