私の名前に込められた色々な思い

私の名前「愛香」は父方の祖母がつけてくれた名前です。

私はこの名前が昔からとてもお気に入りで、祖母のことも尊敬していたので、その人につけてもらえたということもあり、とても誇りでした。

私は昔から実母との折り合いが悪く、よく祖母のところへ助けを求めていました。

その当時は私は、

「自分はほんとに母の子どもなのか?」

という疑問で頭がいっぱいでした。

大学を途中でやめたあとは実家を出て、次に帰ってきたのは結婚を考えていた彼を連れて帰った時です。

その時私は父母から驚きの事実を知らされました。

「おじいちゃん、おばあちゃんとは血が繋がっていないの。おじいちゃん、おばあちゃんとの間には子どもができなくて、パパは施設からもらわれてきた子なの。それで、あなたの名前だけど、男の子だったらおじいちゃんが、女の子だったらおばあちゃんが名前をつけましょう、といってすごく考えてつけてくれた名前なの。初孫だけど、それ以上に思い入れのある子なのよ、あなたは。」

と。

わたしは言われたときはどうしたらいいかわからずとにかく泣いたのだけは覚えています。

「ほんとのおばあちゃんだと思ってすごいわがまま言っちゃったし、たまにはけんかもしちゃったし、どうしよう。だからパパは私にいつも迷惑をかけるな、と言っていたのかもしれない。だからパパとおじいちゃんたちは似てないのか。これからどうやって関わればいいんだろう。今まで通り普通にできるかな?」

それはもういろんな思いが交錯して大変でした。

しかし、今までほんとに大事に私のことを守ってくれていた祖母のことを思い出し、気持ちも落ち着いて、私に名前をくれた祖母のことをほんとの祖母だと思い前以上に尊敬しています。

祖母が私に、

「愛の香る素敵な子に育ってほしい」

という思いを込めてつけてくれた「愛香」という名前を大事にして生きていきたいです。

因みに、祖母は今でも生きていて、とっても元気です。

そして、結婚をしたい、と連れて行った彼は今では私の旦那さんです。祖母のおかげで色々ありましたが結婚できました笑

これが私の名前の由来です。

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