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勉強を「する」ようになるには「できる」ようになるしかない。

家庭学習の習慣づけという言葉はよく塾や家庭教師が使うPRの言葉だ。実際、私も使う。

学校の成績が良くない生徒さんは家で勉強しないことが多い。勉強をしないから成績が悪い。この上なく簡単な話だ。

だが保護者さんからするととても心配である。将来大丈夫なのか、ちゃんと進学できるのか就職できるのか。生徒さん本人はのほほんとしているが保護者さんは気が気ではない。昔から変わらない構図である。

なので塾や家庭教師はそこを汲み取って家での勉強を習慣づけるきっかけとしてアピールを行う。うちで任せてもらえば家でも勉強するようになりますよ、ということだ。よく考えるとこのセリフには何の根拠もない。宿題が増えるだけなのだから。

家庭学習を習慣づける方法はただ一つ。

勉強が「できる」「わかる」ようになること。
これだけだ。

お子さんが家で勉強しないと心配される保護者の方々。矛盾しているようですが、解決策は本当にこれだけです。

難しくて解けないパズルを延々と毎日やる気になりますか?毎日勉強するようになるには「できる」を積み重ねるしか方法はない。
できないから苦しいので勉強しない。根本的な理由はこれだけなのだ。

私も含め、塾や家庭教師はれっきとしたビジネスとして運営されている。こうした業界は立派な社会貢献であると思っているし、だからこそ料金を頂戴している。

しかしながら言葉を鵜呑みにしてはいけない。ビジネスなのだから。生徒数を増やすために少しでも保護者さんにひっかかる言葉を話すのだから。

単に家庭学習の習慣づけをしたいのであれば、ごくごく簡単なことから始めていくのがよい。例えば中学3年生だったら、中1の内容から行うということだ。毎日30分を継続する。これが肝要である。

また短期的に集中して勉強しまくるというのも効果的だ。学校の勉強は基本的には連続している。今の単元がわからないのならもっと戻ってやり直す必要がある。ギリギリわかるというところまで戻って、そこから現在の単元までを徹底的に勉強することだ。こうすればこれから先の勉強にも多少なりともやる気が出てくる。

こうした明確な目的を持って塾や家庭教師を「使って」ほしいと私は思っている。もちろんとりあえず預けるのもひとつの手段だが、「使ってほしい」というのも私の切なる考えである。

まず「できる」「わかる」ことを増やすことを目標としていただきたい。そうすれば、徐々にではあるが、生徒さんは自分で勉強をするようになっていくのだ。



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