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マッギン頑張った。「バーズ博士とハイド氏」

満を持して、本家ザ・バーズのオリジナルアルバムが登場です。
 
第三回目に取り上げる作品は、バーズ7枚目のアルバムであり、唯一のオリジナルメンバー、ロジャー・マッギンが頑張った「バーズ博士とハイド氏」です!!


セールスと愛聴盤って、必ずしも比例しないよねってはなし。
このアルバムは、バーズのオリジナルアルバムの中で最も、チャートの記録が悪かったアルバムらしいです。
「えー、なんで!?」って僕なんかは思ってしまうな。
 
全曲、マッギンが歌っていようが、(そもそも彼はキャリア初期からサイドボーカルなので問題なし)グラム・パーソンズに逃げられようが、新機軸となる曲が収められていなかろうが、僕は気にしません。
 
結局、僕がバーズに求めているものって、ポップなフォークロック、カントリーロックな曲なんだよな。晴れた日に、「いーい天気だなあ~」なんつって、CDコンポから流したくなるようなさ。
 
曲でいったら、一番好きなのは「オールドブルー」。それから、「ユア・ジェントル・ウェイ・オブ・ラヴィング・ミー」もいいね。
グラム・パーソンズの忘れ形見の曲なのか、インストの「ナッシュビル・ウェスト」もカントリーでカッコいい。
横になって寝ながら聴くと決まって「変な曲だなあ~」と思う、「キングアパシーⅢ」は面白い曲。テンポチェンジっていうの?転調からカントリーになって、また戻るのよ。演奏うまいねえ!
 
そしてなんといっても、最後の曲の「メドレー」。
名曲「マイ・バック・ペイジズ」がまた聴けちゃうんだぜ。こいつはお得だろう。
そんでやっぱ、バーズ演奏上手いわ。
DJが曲繋ぐやつというより、なんつうか、「メドレー」としか言いようのない、バンドのリラックスしたバイブスで、曲の美味しい所を次々に演奏していくのはいいね。ずっと続いて欲しいとすら思っちゃうよ。
 
 
つらつらとこのアルバムの美味しい点を挙げていったけど、説明してどうこうってアルバムじゃない気がするんだよね。

シチュエーション的にはやっぱり晴れた何もすることのない日。
そんでCDでコンポで聴いてほしいかな。できたらボーナストラックが入っているやつ!
一休みのつもりが、バーズ聴いてたら、夕方なってたよ~なんて、最高だね。
 
マッギンがこの作品のことをどう思っているか、知らないけど、僕は良い作品だと思ってるぜ。



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