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何がウケるのかは書いてみるまでわからないものでして

ここまでキャス系のノート記事はわりとウケてたのに、前回記事の出足はかなり鈍めだ。内容自体は他と比べても遜色ないと思うんだけどなぁ。というよりreiさん人気がズバ抜けてたのかもしれんね。

それにしても書くほうからすると、何がウケるのかなんて、なかなか予想がつかないもんですな。

たとえばコレなんかは、ほとんど自論の整理のために書いた記事で、自己満足の極みにつきまずウケないだろうと予想してたのに、蓋を開けてみればかなりのアクセスを稼いでしまった。

いかにおれの客層がむさ苦しいかを物語っているな。ほんとはもっと女にモテる記事を書きたいんだけど、今更なかなか方向転換もできないので、このまま突き抜けていく所存。

コレなんかも本当に時間かけずにサラサラっと書いただけの記事なのに、かなりのスキが付いている。そのくせわりと力入れた記事は空気だったりするんだから、もうおれは君たちが何を読みたいのかよくわからんよ。

「ニーズが読めない」現象への対処法はおおむね2つで

1.綿密なマーケティング
2.とりあえずたくさん書く

これしかないですな。1.はノウハウとデータの蓄積が必要なので、個人にはなかなか難しいでしょう。

よって、2.しかないですねってことで、下手な鉄砲気味でも書いていきましょう、数打っていきましょう。

必然、次に考えることは「たくさん書くにはどうしたらいいんですか?」って話になるわけですが、そのテーマについても実は以前に書いていたりする

ちなみにこの記事もまあまあ読まれました。やっぱみんな書くネタに困ってるんだね。

その記事を書いてからも、アウトプット関係の書籍などはいくつか読み込んでおりまして、ノートの記述に使えるノウハウはガンガン吸収していこうしてたんですな。

その結果、大体の関連書籍に書いてある一番基本的なことは通底しておりまして、なんのことはない「アウトプットを増やしたいならインプットを増やせ」ということでした。

アウトプットというのは文字通り、自分の中にあるものを吐き出すことなので、アウトプットばっかりやってたらそりゃ書くことなくなるよと。

作家になりたいなら、小説や映画をアホほど読んだり観たりしないと話にならないし、ライターになりたいなら時事に人一倍触れなきゃならんし、ときには取材もしなきゃいけませんよと。

これは文才とか技術以前の話で「アウトプットのための材料が少ないのなら、コンスタントに書けるわけないですよ、ゼロから1を産み出すのは誰だって至難の業ですよ」ってこと。

「力こそパワー」みたいな話だけど「言われてみればそりゃそうですね」としかいえませんわな。

もうひとつ、コンスタントに書くためのコツとして非常に有用だったものは「10倍速く書ける超スピード文章術」という本の中にあった「糸井重里が20年以上一日も休まずにコラムを書き続けるコツ」というもの。ちなみに書評はこちら

なんでそんな離れ業ができるのかというと、理由は驚くほどシンプルで「日々の雑感をメモに取り続けているから」とのこと。

同じ本の中には「常にメモを取れ、すぐに取れ、たとえトイレの中であっても取れ、一度忘れたら二度と思い出せないと思え」みたいなことも書いてあるんですな。

早速「糸井重里流・雑感即メモ法」については、読んだその日からやってみたんですよ。

すると、本当にしょーもないことでも書いてるうちに、だんだんまとまってきて記事の骨組みになることも多いし、なにより書き癖がつくのがいい。自動的に筆まめになっちゃうんですな。

それこそ歯を磨くように、顔を洗うようにな書くようになってしまう。今となっては毎日なにかをメモったり、記事を書かないとソワソワしてしまい、気持ち悪さすら感じるようになってしまった。

特に有料ノーターは書けば書くほど実入りになるんだから、こんなんやらない手はないですわな。

ここで大事なことは「日記を毎日書こうとする」んじゃなくて、一文でも単語でもいいからメモを取ること。「読み返したときに自分さえわかればよい」と割り切って雑に書いていくことかなと。

なぜならば「日記」にしようと思うと、長文として意味の通ったものにしなくてはならず「メモ」よりも、はるかに手間が掛かってしまうから。

「よし今日から毎日日記を書くぞ!」と一念発起したものの三日坊主になることって結構あるじゃないですか。おれもめっちゃあるんですよ。

この原因は「書く材料がロクに揃っていないうちから意味の通った長文をしていること」が大きいと思う。あくまでメモはメモとして「長文の材料になるかもしれんもの」を集めることに徹すればいいと思うんだよね。

おれのノート用の雑感メモ帳も本当にくだらんことばっか書いてあるからね。「最近入ったコンビニの店員がかわいい」とか「滝川クリステルが結婚」とか「元カノとヤリたい」みたいなことばっか。

でもこのくだらない雑感の蓄積がこのような低俗極まる記事の重要構成要素になったりするんですわ。

材料が集まっていくうちに「よしこれを使って人に読ませられるものを書いてやるぞ」というモチベーションが定期的に湧いてくるんですね。少なくともおれの場合はね。

とりとめがなくなってしまったので、ここらで総括すると「ノートの記事をコンスタントに更新したいけどなかなかできない」場合は「インプットを増やす」「思いついた雑感を即座にメモる」ことをすればええんちゃうかなってこと。

この二つのメソッドを活用してから、おれの更新頻度も明らかに上がったからね。記事のネタ探しに悩むノーターたちはぜひ参考にしてみてほしい。

それではまた!

(了)



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