「テポドン東京」
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いきなりタイトルからしてアレなんだけど、同名のツイッタラーとはなんの関係もありません。ないったらない。いやマジで。
今回はみんな大好き東京の悪口をバカスカ書いていきたいと思うちょる。
そもそも京都人のおれとしては腹に据えかねているのだが、やれ「京都は外様に冷たい」だの「選民意識高めで嫌味ったらしい」だの各方面から、特に都民から言われることがままある。
京都にもう30年以上住んでるおれが経験した限りではぶぶ漬けも出されたことはないし、外様に冷たいとも感じない。
というか、京都の繁華街で石を投げれば白人やら、ムスリムやら、もちろん国内のおのぼりさんにも当たるのに彼らに対してそこまで冷淡に扱ってるのを見たことないぞと。そりゃまあ粗暴な外様に対しては話は別だが。
それに「地方の道路工事は無駄」とか「これだから足立区民は・・・」みたいな都民のツイートを何度も見たことがあるぞと。「外様に冷淡かつ選民意識が高いのはむしろ都民のほうちゃうんけ?」と抗議の一つも入れたくなる。
◇
ここからは数年前に所用で上京したときのことを書いていきたい。
椎名林檎よろしくJR新宿駅の東口に降り立った途端、どこからか女性の金切り声が聞こえてきた。
声のするほうに目をやると
「触っただろ~~~~????触っただろうがぁああああああ!!!」
とガタイのよい女性が浮浪者風の初老男性の服の一部をつかみ、怒号を上げている。
その内容から察するに、女性が初老男性に痴漢容疑を掛けて白状を促している模様。母さん、東京は恐ろしいところです。
そもそも京都なら満員電車自体が希少につき、痴漢騒ぎというものを目にすることも大変少ない。人口密度が高いと必然的に人と人との間隔が狭まるためストレスは高まり、衝突も増えやすくなるのだろう。
都心がブツもサービスも潤沢であることは疑いようもないが、ある程度人心を犠牲にしながら成り立っているわけで、その状態を単純に「豊か」と形容していいのかどうかは悩ましい。
◇
揉め事を尻目に腹を空かせていたおれは、ツイッターにて「新宿駅近くのうまいラーメン屋」を尋ねてみたところ、ありがたいことに複数の方から御教示をいただいた。
さっそくの近くにあったそのうちの一軒に足を運ぶとなかなかの盛況ぶりで、店の外まで行列ができている。
普段は並んでまでメシを食うことはほとんど無いのだが、東京ラーメンの実力を見せてもらうつもりで行列に加わることにした。
自分の前の列が縮むたびに、出汁のいい匂いが漂ってきていやが応にも期待が高まる。並ぶこと30分、ようやく昼食にありつけたおれは胸を膨らませながら、麺をズズッとすすりあげる。
これはヤバイ。ぜんぜん美味くない。
いや不味いわけではないが、並ぶほどの味ではない。これなら近所の爺さんが一人で切り盛りしてるラーメン屋のほうがまだマシだ。いつ行っても空いてるしな。
いわゆる魚介系のラーメンだったのだが、スープは澄み渡り、はまぐりなども載せられて見た目は大変よろしい。店主の意識の高さが伝わってくる。
だがどういうわけか美味くない。麺にスープがロクに絡んでこないし味も薄すぎる。全体的にボンヤリとした印象でパンチが足りない。
「こんなものをありがたがって食っとるんか東京モンは…?」
そんな思いを抱え、首を傾げながら会計に向かう。
「900円です」
ラーメン(並)しか食ってないのになかなか強気な値段を付けてけつかる。御教示いただいたことはありがたいし、教えてくれた方にもちろん罪はないのだが、それにしても高いわりにパッとしない味だった。
この件をキッカケにおれは「やたら偉そーな東京人というものは本当に恵まれておるんか…?」という疑問を持ち始めたのである。
◇
また都内における別の場所でのこと。池袋周辺だった気がするがこれまた行列を発見してしまった。
東京人というのは鉄道網が発達している分、みんなよく歩くし、人口密度の高さゆえか列に並ぶことをあまり厭わない気がする。
普段のおれは車が無いと移動もままならないような郊外に住んでいるため、徒歩移動も列に並ぶことも基本的には嫌いである。
話を戻して当該行列をよく見てみると、圧倒的に若い女が多い。パンケーキなどのスイーツ目当ての行列だろうか。それなら京都の繁華街でもよく目にする光景だ。
おれにしてみれば一口目二口目はともかく、食ってるうちにくど過ぎる砂糖の味しか残らないスイーツに並ぶことに価値は見出せない。しかしながら、女と男の甘味に対する感覚というものはどうも根本的に違う気がしている。
特に若い女というものは甘いものに目がない生き物であるし、それを実に美味そうに頬張る姿はそれなりに可愛らしい。
とはいえ、おれはそんなものに決して並ばないが「スイーツ目当てなら女が群がるのも仕方ないな」と当該行列を作っている店の看板を確認してみる。
すると占いの店であった。
長時間並んで「今週末の競馬の勝ち馬を教えろ」と尋ねて正解を教えてくれる店ならおれも列に加わるが、占い師なんてものはどうせ「ギャンブルの類はちょっと」みたいな逃げ口上を打つに決まってるのだ。
そんなもののために並ぶ連中は脳にパンケーキでも詰まっているのだろう。週末の勝ち馬ひとつ当てられない連中がどうやって他人の運勢を見極めるというのだ。
「若い女の頭が基本アレなのは偏見でもなんでもないんやな。特に都会のは」と結論立てて、おれは速やかにその場を離れた。阿保が伝染ったら困るしな(一応特記しておくが都心の若い女の皆が皆まで阿保とはいわない)。
◇
東京の女の悪口をもう少し書いていきたい。一時期「港区女子」とかいう字面だけですでにしゃらくさい俗称をやたら目にすることがあった。
要するに港区周辺に生息する気取った銭ゲバ女たちのことなのだが、これがまた特にツイッターではウザったい。
異口同音に「私たちのようないい女にはカネ掛けなきゃダメだし、それができない男はダサい」みたいな話を延々と続ける生ゴミのような界隈なのである。
(つづく↓)
お酒を飲みます