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やりたいことなど無くてよい
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(ここから本文)
やりたいこと(しかも仕事になること)を明確に見つけるって、中高あたりから普通に求められるけどめっちゃムズくないですかね。41歳児のおれでも未だに明確にやりたいことなんて無いもん。
実際このまえ身内から「今の仕事辞めるとしたらなにがやりたい?」って訊かれたけどなーんも思い浮かばなかったわ。
とりあえず「海を観に行きたい…」とニヒルにキメてみたものの「それは仕事ではない」とツッコまれてしまった。ごもっとも。
ひるがえって「やりたいこと」を見つけて目指すよりもたぶん大事で、難易度の低そうなことをいくつか考えてみたわけ。
1.やりたくないことから離れる
「この仕事はどうにも嫌」だとか「こういう人間には絶対近付きたくない」ということをちゃんと見つけて、なるべく離れられるように人生設計することはきっと幸せに近づくだろうって話。じつにシンプル。
茫洋とした石から彫刻を削り出すがごとく、あれもやりたくない、これもやりたくないと言ってるうちになんとなく方向性が見つかることはままあると思うんだよな。そういう意味で実践的でもある。
2.やめられないことに生産性を付加する
まさにおれが進行形でやっていることだが、たとえばインスタやTwitterがどうにもやめられんとなったら、noteなどに誘導してマネタイズを図るのも手だ。読書などが趣味ならその感想などをわかりやすく発信してみるのもいい。単なる自己満足から発展させて他人から見て有益性の高い記事などを作成していけばフォロワーも伸びやすいし、宣伝力も上がるだろう。
実際やってみれば多分わかることなのだが「人の役に立ちつつ/自分の利益も追求する」ってのはもちろん悪いことではないし、じつは結構たのしいことなのだ。人は「誰かの役に立っている」と実感することで、自我を確立する社会的ないきものだからだ。
「誰かから何かを奪って自分が得をする」というやり方は「絶対に成立しない」とは言わないが、なかなか継続させることは難しい。報復リスクだってもちろんある。結果的に大した利益も得られぬまま短期的に終わることのほうがきっと多い。
なによりそういう考え方は貧しくてさびしい。心が荒んでしまう。よっておれもこの記事を自分の備忘録のみに終わらせず、誰かのヒントになるようなものに仕上げたいと願っているのだ。
3.やりたいことに高尚さを求めない
前項といきなり相反しそうな話だが「世のため人のため」とか最初から立派なことを求める必要はまるでない。
学校の先生とかからは求められがちだろうが、まずは自分の幸せだけを考えればよい。とにかく俗っぽいことでも構わない。ちなみにおれは金と女と酒と博打が大好きだ。それをほどほどに嗜める環境をこれからも目指していきたい。
そこから発展させる形で「自分の利益を膨らませるためにはwin-winの形を目指したほうが良さそうだな?」という発想になり、2.へと繋がるのである。
4.一点集中のリスクを考える
明確にやりたいことを見つけて、それに邁進するというのは基本的に素晴らしいことだが、リスクもある。
かねてからの夢や目標がいったんポシャってしまえば、とてつもなくつぶしの効かない人間に堕ちることも多々あるからだ。とくに凡人なら尚更だ。プロ棋士を目指してもみんな藤井総太にはなれないのだ(まず四段に上がらないとプロとしての収入は発生しないし、プロに上がってからもその八割は生涯タイトル戦に縁がないのだ)。
1.と被る話になるが「これだけは嫌だ」「こんな状況はマジ勘弁」みたいなことをちゃんと見据えて、まずそれを避けていこうとするほうが負けにくい人生、幸せになりやすい人格になりやすいのではなかろうか。
おれの好きな言葉として「勝つためには負けを一秒でも遅らせること」というものがある。99%の凡人はまずこれを基軸に生きていったほうがパフォーマンスを上げやすいと考えている。
なにより「なりたいものを見つけてそれを目指そう」という生き方を至上とする教育は「やりがい搾取に絡め取られやすい」という負の側面が確実に存在する。
「いやなものはいや」「きついものはきつい」それでいて誰かがやらなくてはならないしんどい仕事には比較的高めの賃金が付与される。そういう意識をなんとなくみんなが共有する社会のほうが、きっと生きやすい気がして仕方がないのだ。
それでは最後に俗物の中の俗物であるおれが人生の中で願ってやまないことを、心おおらかできっと見目うるわしい女性読者の皆様(いわゆる天使)に懇請するかたちで本稿の締めくくりとしたい。
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当方5歳、京都在住のゆるキャラ。【肉便器募集中です】(光の加減で中年男性に見えることがあります)
非童貞、幼卒、容姿は黒髪の174cm66kg。 中肉からやや筋肉質。
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それではまた!
(了)
お酒を飲みます