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「組織の一員として」3年・小林唯華

平素よりお世話になっております。
理学部第一部物理学科3年の小林唯華です。
今回は私が担当させていただきます。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止のために最前線で頑張る医療従事者の皆様、
そして私達の活動を応援してくださる全ての皆様に感謝申し上げます。
このような状況下で活動を行い、
大会に参加できることを嬉しく思います。

前回の尚士くんの投稿は、
彼の途中入部の経緯などが知れる興味深い内容でした。
大変なことが多い中での彼の頑張りを
私も見習いたいと思います。

さて、私はプレイヤーとしての経験はないので、
マネージャーとしての今までを振り返って書きたいと思います。
拙い文章ではありますが、
最後まで読んでいただければ幸いです。


高校

私は高校でもサッカー部のマネージャーをしていました。
入部した理由は、
スポーツも楽器も苦手だけれど部活には入りたくて、
マネージャーなら私にも出来るかもしれないと思ったからです。
それと、先輩のマネさんがとても優しくて仕事ができる人だったので、
その先輩に憧れてサッカー部に決めました。

初めのうちは、
給水ボトルの準備やタイムマネジメント、
アイシングの用意、ビブスの洗濯など
基本的な仕事を学びながら、
先輩の気の配り方を一生懸命真似しました。

入部して半年ほど経ったとき
マネの先輩が部活に来なくなってしまい、
私は1年生ながらマネ1人で練習に参加する日々が続きました。
誰よりも早く部活に来て1人でボトルなどを準備し、
練習が終わって私が片付けを終える頃には部員はみんな帰っている。
その状況が精神的にとても辛かったです。
部活を楽しいと思えなくて、
何のためにマネージャーをしているのかわからなくなって、
1人泣きながら帰っていました。
けれど、部活を辞める勇気も、
この状況を変えようと行動を起こす気力も、
私にはありませんでした。

このとき私は大きな間違いを犯していました。
それは、
「選手にとってサッカーだけをしていればいい環境を作ってしまったこと」
私は当時、
サッカー以外の雑用や事務的な仕事は
全てマネージャーがやるものだと考えてしまっていました。
でも、それでは選手の自主性が失われてしまいます。

結局、マネージャーの仕事を進んで手伝ってくれる人はほとんどおらず、
同期に本心を言えるほど打ち解けることもできないまま1年生を終えました。

そんな私が部活に楽しさを見出したのは、
2年になって会計や選手登録などの重要な仕事を任されるようになり、
後輩ができた時でした。
部活で初めて責任というものを感じ、
仕事をやり遂げることに喜びを覚えました。
それに部活が楽しくなると、
自然と部員とのコミュニケーションも無理なくとれるようになって距離も縮まりました。

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あんなに辞めたいと思っていた部活がいつの間にか大好きになって、
気づけば私は3年の夏まで部活を続けていました。

引退するときに後輩部員のお母様から
「小林さんが引退した後の不安は最大級なくらい、いつもいろいろやってくださっていたようで息子はいつも感謝していました」
と言ってもらえた時は、
こんな私でもマネージャーをやっていて良かったなと思えました。
もちろん事務的な仕事はすべて後輩に引き継ぎ終わっていたし、
最後に私のやっていたことなど大したことではありませんでしたが、
私が選手に対して何か影響を与えることができていたと思うと嬉しかったです。


大学

もともと大学では部活に入るつもりは全くありませんでしたが、
たまたま理科大の新歓ブースで話を聞いたときに、朝練の練習場所が家から近いことに縁を感じて入部しました。
だから入部当初は今みたいな熱量を持っていたわけではなく、
マネージャーの先輩方とおしゃべりできるのが楽しいなぁくらいにしか思っていませんでした。
そんな軽い気持ちで大学1年はあっという間に過ぎ去りました。


2年生のときは、なかなか活動出来ず苦しい時期もありましたが、
活動再開のために様々な行動を起こしながら
オンラインでトレーニングする部員のみんなから私はパワーをもらっていました。

活動が再開できたのは秋でした。
再開後のリーグ戦初戦での得点シーンはすごく嬉しくて感動しました。
無観客試合だったのがもったいなく感じて、
ハイライト動画を公開したいと思いました。
動画編集は初めてでしたが、
友人に手伝ってもらいながら動画を作って投稿しました。

今までの理科大サッカー部では、
SNSを使った広報活動は最低限しか行なっておりませんでしたが、
無観客試合が増えたことにより、
広報活動の重要性を改めて実感しました。
現在では広報チームが作られ、
選手らとともに協力してこの部活の魅力を伝えられるよう活動しています。

ちなみに私は練習や試合の写真をとることもあります。
SNSやこのブログでみんなが私の撮った写真を使っているのを見ると、
少し恥ずかしい気もしますが嬉しいです。
みんなの頑張る姿を上手く写真に収めることは、私の今年の目標の一つです。


私は最近マネージャー1人で練習に参加することもありましたが、
高校の時と違って寂しいとか辛いとか思うことは全くありませんでした。
それは、選手・スタッフらと共に
部活動の運営に関わることができているからだと思います。

私たちの代が幹部学年になり、
私は現在マネージャー業務の他に
試合の運営に関わる仕事もさせてもらっています。
私もみんなと同じように、
今シーズンの目標である「リーグ戦1部昇格」を達成したいです。
この目標を達成するには、試合で勝つことはもちろんマストです。
しかし、それだけでは昇格できません。
自分たちで試合の運営をすることも必要です。
今の私たちは一度も公式戦の運営というものを経験したことがありませんが、
選手が少しでもプレーに集中できるよう、
私は試合運営に携わっていきます。

そして、我々のvision
「主体的な活動を通じて、社会に貢献できるリーダーを輩出する」
私も組織の一員として、リーダーシップをとれるように頑張ります。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


次回は4年生の秋山博紀さんです。
いつもマネージャーに声をかけてくれる、
優しい先輩です!
お楽しみに!

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