ChatGPT【学生必見】: プラグイン紹介 | Xpaper(ちょい便利な論文検索AI！！)
こんにちは！日本ChatGPT研究所:東京理科大学支部の『ひで』です！
論文検索ができるプラグイン『Xpaper』の使い方を解説します。
Chat GPTのプラグインとは
そもそもプラグインとは『拡張機能』のようなものであり、従来の機能に加えて様々な機能を追加することが可能になります。
今までChat GPTのプラグインは、開発段階であり限られた人にのみ提供されていましたが、先日plusユーザー(課金していてgpt4が使える人)全員に公開されました！
巷では、その話題性から対して検証すらせずに『絶対に抑えておくべき』や『もっとも使える』などの見出しが乱立しているので注意してください！
プラグイン紹介 | Xpaper
今回紹介するのは『Xpaper』です。
このプラグインは検索したいものに関連する論文をコーネル大学図書館が運営している"arXiv"のライブラリから見つけてきてくれるプラグインです。
論文のデータベースarXivとは
arXivとはどれだけ有用なのでしょうか。
arXiv（アーカイヴ、archiveと同じ発音）は、物理学、数学、計算機科学、数量生物学（英語版）、数量ファイナンス、統計学、電子工学・システム科学、経済学の、プレプリントを含む様々な論文が保存・公開されているウェブサイトである。論文のアップロード（投稿）、ダウンロード（閲覧）ともに無料で、論文はPDF形式である。1991年にスタートして、プレプリント・サーバーの先駆けとなったウェブサイトである。大文字の X をギリシャ文字のカイ（Χ）にかけて archive と読ませている。
現代（2019年）においてはこうした仕組みのサイトは特に珍しいものでもない。しかし、arXivの設立当初（1990年代初頭）においては、学術出版社や大学図書館を介さずに研究者同士がインターネットを介して直接に論文をやりとりできる場として、学術出版関係者に大きな驚きをもって受けとめられた[2]。
2015年8月現在106万報以上の論文が保存されている。毎月8,000報を超える論文が追加されている[3]。1991年、LANL preprint archiveという名称でロスアラモス国立研究所を運営元としてスタートし、1999年にarXiv.orgと改名。現在はコーネル大学図書館が運営元となっている。
有名論文としてはロシア人数学者のグレゴリー・ペレルマンが投稿したポアンカレ予想を解決した論文などがあげられます。
論文を読まれる方はかなり利用したことがあるのではないでしょうか？
私もLLMにや学生団体SpecTechが専門としているHSI(ハイパースペクトルイメージング)に関するものをよく調べていました。
一般的なノートはこの辺で終わりですが、ここからが本番です。
それでは実際にプラグインを使ってみましょう！
Xpaperの使い方
まずはこのプラグインでリクエストができることを聞いてみましょう。
回答はこんな感じ
①arXivの論文データベースから論文を検索：特定のキーワードやフレーズを 含む論文を検索することができます。検索結果の最大数も指定できます。
②PDFリンク付きの論文を検索：特定のキーワードやフレーズを含む、PDFリンク付きの論文を検索することができます。こちらも検索結果の最大数を指定できます。
③IDによる論文検索：特定のIDのリストを使用して論文を検索することができます。このリクエストも検索結果の最大数を指定できます。
つまりは
『指定したキーワードに関連する論文を好きな数検索してくれる』というものです。それでは使い方を順を追って説明していきます。
1.○○に関する論文を教えてください
私は簡単なプロンプトこそ正義だと思っているのでここは超簡潔です。
○○に関する論文を教えてください。
これで十分です。
もっと難しくしてお金を取りますか？笑
2.○個教えてください
個数も指定できるので、指定しましょう。
○○に関する論文を○個教えてください。
たまにバグって無限に出力する時もありますが、ご愛嬌ということで。
3.キーワードは英語で
日本語だと起きてしまう不具合が二つあります。
①日本語のまま検索
arXivは殆どが英語の論文です。日本語で検索されてしまうと一件もヒット
しません。
②違うニュアンスで検索
英語で検索してくれる時もありますが、翻訳は向こう任せになってしまい
ます。学問的なワードは一般的には同じ意味でも内容が全く違ってしまう
ので注意して下さい。
4.期間を入れて検索しない
期間を入れてしまうと期間もろともそのまま検索してしまいます。
例えば
上の写真のように2000年代で指定しすると、GPT4君は賢く理解してプラグインにリクエストを送っています。
がプラグイン内では「LLM AND year:2000-2009」で検索を書けてしまっているので見つかる訳もありません。
まとめ
これまでのことを踏まえれば普通に便利に使えるでしょう！
もちろんそのままarXivで検索した方が楽な時もあります。
(ここだけの話今の状態ならそのまま検索するかな)
もっと優れたプロンプトやアップデートがあった際には教えてください！
良い最新技術ライフを！！
Ⓒ 2023.5.24 ひで 日本ChatGPT研究所
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