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変な家2(読書記録)

 YouTuberの雨穴さんが『変な家2』という新刊を出しました。彼の動画は好きで新しい投稿があればいつも視聴しています。

 手にとって見た印象は「分厚い」でしたが、1日あれば読了することができました。
 ページを捲り始めるとスラスラと読めてしまうのが、この方の書籍の特徴かもしれません。
 物語が短編でまとめられていること、且つ次の章への話のもって行き方が上手いことが、1日で読めた理由だと思います。
 まさに、「読者の心を掴んで離さない」作家だと実感しています。
 忙しい方にもお勧め出来ます。


 物語は、『変な家』を出版した後から読者より「私のうちの間取りも変なんです」といった便りが複数寄せられた事から始まる。
 複数の家の『変な間取り』を調べていくと、一見バラバラと思えたような話に一つの共通点が浮かび上がってくる。
 そして、物語は一つの真相に辿り着く

 雨穴さんの書籍にはこういった謎解きが多いです。あらゆるところに伏線が散りばめられているので、こんな感じに物語りが進むのかなぁと考えながら読めるのが楽しいところ。
 第一作目の『変な家』、第二作目の『変な絵』、そして第三作目の『変な家2』。全て面白く、最後はスッキリと終わります。

 毎回毎回、変わらず面白いクオリティをくれる雨穴さんの次回作が今から楽しみです。 



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