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新春コンサート

こんにちは。miriamです。先日、クラシックコンサートに行って来ました。
私にとっては、コロナ禍が蔓延し始めてから初めての、大きなイベントです。電車に乗るのも久しぶり。改札口の自動改札機がほとんどスマホを当てるだけで済むようになっていてびっくり。ちょっとしたウラシマ効果でした。
なんだか遠足に行く小学生のような、ワクワクした気持ちで一人、ホールに入ると舞台上にはすでに様々な楽器が並んでいます。とうとう始まる夢のような時間。私は周りを気にしながら、持ってきたコンビニおにぎりをもそもそと食べ始めました。なんせ今日は、私の大好きなエルガーの「威風堂々第1番」に、ラヴェルの「ボレロ」が生で聞けるのです!両方とも大好きで、しかも新春コンサートにふさわしい明るい力強い旋律を奏でる縁起のいいったらない曲!選曲をした方は素晴らしいと手放しでほめてしまおう!!
誰かを誘おうかとも思ったのですが、このコンサートに限らずクラシックというと、みんなドン引きするのはなんでなんだろう。誘っても、「いや・・・私はクラシックはちょっと・・・」なーんてみんな逃げ腰になってしまう。なぜに?
理由を聞いてみたら、「クラシックは堅苦しい」「聞いてると眠くなる」「知ってる曲がない!」・・・そーかなー。みんな必ずどこかで聞いたことがあると思うんだけど。小学校での掃除の時間に流れていませんでしたか?入学式や卒業式で、また、運動会で雰囲気を盛り上げてくれたあの曲。
決して、格調の高い(そう思われる向きもあるかもしれませんが)だけのものでなく、作曲者が小田和正や小室哲哉ではない、(トシがバレるなぁ(^^ゞ💦)音楽室に飾ってある肖像画の中だけの存在でもない数百年前に実在した外人のおじさんだというだけの音楽で、JーPOPや洋楽とおんなじノリだと思うんだけどなー。「ラデツキー行進曲」なんて、お客さん参加型の楽しい曲だしね。(お客さんは手拍子で参加します。このコロナの時代にピッタリでしょ?)

実は、うつ病持ちの私にとっては、何か月か後に開催されるイベントのチケットを取ることからして、かなりの精神的負担を強いられることなのでした。今は「嬉しい、行こう!」という気になっていても、いざ当日になったら・・・体調が悪くて行けなくなるかもしれない。行かなかったらチケット代がパーになるし、なにより精神的に、「ああっ、とうとう行けなかった・・・あんなに高いチケットだったのに、無駄にしてしまった。私のバカバカバカ!!」なーんて自分を責めてしまいますし、その気持ちは本当に、
ほんっとぉぉぉ~~~に、つらいものだったりします。
でも、今回は・・・大好きな曲が聞けるし、今ならそんなに(1月初旬の話です)コロナ患者も多くないし、いつもうちに閉じこもっている私、たまには外の光を浴びて風に当たらないと本当に体もココロもダメになってしまいそうな気がして、涙目でチケットを手にしたのでした。
そして、そんな私の気持ちにこたえるように、コンサートはとても楽しい、有意義なものになってくれたのでした。管弦楽の生演奏って、やっぱりCD聞くのとは違いますねー。お腹に、心に、そのまましみ込んでくる迫力とハーモニー。ああっ感動!!よかった・・・来れて本当に良かった・・・。
幕間に抽選会があって、いろんな商品が大勢の人に当たったのですが、なんとその中にはこれから演奏されるある曲を指揮する権利!!というものがありまして、当たった人がうらやましくてなりませんでした。オーケストラを指揮できる体験なんて、そうそうあるものではありません。当たった方もきっと感激したことでしょう。

帰り道、空に浮かぶ月の光を浴びながら、私は心から神様に感謝しました。
体調が悪くならないよう見守ってくださったこと、こんな素敵な夜を与えてくださったこと、感激で心をいっぱいにしてくださったこと・・・。
なんでも、感動や感激することはうつ病の治療にすごく効果的なんですって。副交感神経が優位になって、リラックスできるんだそうです。
よし!!これから、私はどんどん「治療」に精を出すぞー。確か3月には「ドラクエ」のコンサートがあるのよね。チケット取れるかな?
頑張って取ろうっと☆

・・・と、いうわけで、今回はここまで・・・。あんまり頻繁には更新できませんが、またのぞいていただけると嬉しいです。miriamでした♬

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