2020年上半期の音楽シーンを振り返る

2020年もあっという間に半分が終わりましたが、この半年でたくさんの良い曲がリリースされました。そんな音楽シーンですが、一言でいうと髭男強すぎる。CDTVのオリジナルランキングやBillboardのHot100見てもTOP30に6〜7曲は平気で入ってましたね。それと、大きく目立ちはしなかったけどミセスがTOP100に多く入ってましたね。back number的な立ち位置になりつつあるのかな。一発どでかいのを当てればもっと売れるのかなと思います。Official髭男dism『Pretender』、King Gnu『白日』、LiSA『紅蓮華』の3曲は常に最上位をキープしてましたね。この中では紅蓮華が今一番勢いがある気がします。
ヒットした曲はたくさんありますが、今回は2020年の上半期にリリースされた作品をいくつかピックアップしたいと思います。あくまでも主観です。

Official髭男dism『I LOVE...』

上半期のMVPは間違いなくこの曲だと思う。I LOVEの続きが言えないって曲のはずなのにイントロからいきなりアップテンポで明るい雰囲気、でもサビ前でリズムや楽器の使い方が変わる。こういったところの表現の上手さが髭男の最大の魅力なのかなと思ってます。曲のテーマは『Pretender』に近いですが、歌詞や言い回しのオシャレさやリズムでは『ノーダウト』に似てて、この2曲の中間かなと個人的には感じました。リリースされた時期は冬休みであまり人と会わなかったのでこの曲がどれくらい流行ってるのかの肌感がなかったのですが、知らぬ間にMVの再生回数は『宿命』を抜いてるし、カラオケランキングでもTOP10に入ってるし普通に流行ってますね。

YOASOBI『夜に駆ける』

Official髭男dismの『Pretender』と『I LOVE...』、King Gnuの『白日』、LiSAの「紅蓮華』の4曲とアイドルの新曲がTOP5固定、みたいな音楽チャートに風穴を開けたのがこの曲でした(瑛人の『香水』も)。たまたま3月くらいにCDTVで特集されてるのを見てそれ以来聴いてはいたのですが、まさかここまで流行るとは思っていませんでした。TikTokやインスタライブをきっかけに広がってるみたいですね。若い力は凄い。CDTVとBillboardでの3週連続1位は圧巻でした。

Uru『あなたがいることで』

『テセウスの船』良かったですね。毎回あまりにもいいタイミングでこの曲が流れるので「おお〜」ってなってしまた。Uruさんの声は透き通っていてとても綺麗なんですが、それだけでなくその声で悲しみやいろんな感情を表現するのがとても上手いなと感じました。CDTVライブライブ初回でのパフォーマンスは凄かったですね。口パクを疑うレベルで上手かったし普通に伝説でしょあれ。ちなみに去年放送された『グランベルム』というアニメのEDをUruさんが歌ってましたが、ぶっちゃけ毎回飛ばしてました。すいません。

SixTONES『Imitation Rain』/Snow Man『D.D.』

ジャニーズグループの同時デビューということで、非常に注目してされていましたね。グループやメンバーについてはよく知らなかったので、それぞれで方向性や雰囲気みたいなものが全く違って驚きました。『Imitation Rain』はローテンポでMVも暗い色が基調で幻想的?な方向でしたが、一方の『D.D.』はハイテンポでMVは明るい色基調という感じでしたね。Snow Manは皆ダンス上手いな〜と思いました。両グループのメンバーも、地上波で見る機会が少しずつ増えてきてますね。今後も注目していきたいです。

ヨルシカ『花に亡霊』

映画『泣きたい私は猫をかぶる』の主題歌。基本的にローテンポな曲でしたが、その中で変化を付ける表現が上手くされているなと思いました。AメロではピアノだけだったのがBメロではギターが入る、そしてサビに向かって少しテンポが上がる。でもサビ前で演奏がまたピアノだけになる瞬間があるんですよね。その後のサビでsuisさんの歌声がそれまでより力強くなる。落ち着いた歌声も力強い歌声もsuisさんの魅力なのかなと思います。リズムやテンポを大きく変えなくても、徐々に勢いが増していくのを感じさせる、みたいな表現でしたね。2番では途中でイヤーキャンディーの音が入ったりと、ここでも1番とは微妙な変化が付けられていましたね。1番と2番の後のエレキギターのソロも好きです。Cメロでは1,2番のサビ前と同じBメロから大きく入ると思いきや、一度落ち着いた部分が入り、その後で大きく盛り上がっていく。最初から最後まで変化が付けられていて凄いなと思いましたね。言葉にするのが下手で何言ってるかわからないと思うので、とりあえず聴いてみて欲しいです。『泣きたい私は猫をかぶる』は是非映画館で見たかったのですが、コロナの影響でNetflixの独占配信になってしまいました。残念ですが仕方ないですね…。イヤーキャンディーなんかはイヤホンをすると良く聴こえるので、一度イヤホンをして聴いてみて欲しいです。

女性アイドルグループの曲では、HKT48『3-2』SKE48『ソーユートコあるよね?』STU48『無謀な夢は覚めることがない』はいい曲だと感じました。ラストアイドル『愛を知る』も良かったですね。秋元康もまだまだ捨てたもんじゃないやん。しかしこれらを差し置いて良かったのが、乃木坂46の『しあわせの保護色』…ではなく、同曲カップリングの『I See...』。乃木坂は代表曲がないなんて言われているけど、なんでこのレベルの曲をA面に用意しないんだ?と思ってしまいました。SMAP詳しくないなでSMAP感みたいな音楽性を理解することができませんでしたが…。それと欅の9thシングルのリリースはいつですか…?

今の時代CDの売り上げは当てにならないですが、じゃあCDを握手券でたくさん売ってるアイドルの曲が評価されなくていいかと言われるとそんなことはないと思います。一度触れた上で自分の好みのものを聴けばいいという何とも簡単なことですね。食わず嫌いはできるだけしたくない。

アニソンでは純情のアフィリア『究極アンバランス』TrySail『ごまかし』雨宮天『PARADOX』ASCA『CHAIN』あたりが好きでした。もちろん他にもたくさん聴きましたが。アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の主題歌でもそうだったのですが、純情のアフィリアはアニメの内容に合ったいい曲を用意してくれますね。

バンドリ関連では3期のOP『イニシャル』とED『夢を撃ち抜く瞬間に!』はどちらもいい曲でしたね。新バンドMorfonica『Daylight』もいい曲でした。Morfonicaはこれから練習や経験を積んでどんどん上手くなっていくと思うので、楽しみにしたいです。

それから、10thシングル『ノーシナリオ』のリリース記念で内田真礼さんの1st〜9thシングルのMVのフルバージョンが公開されていました。一番好きなのは8thの『youthful beautiful』です。もちろん他の曲も同じくらい好きですが。個人的にこの曲や6thの『c.o.s.m.o.s』、7thの『aventure blue』はかなり歌声も洗練されできて、完成度も非常に高いと思います。それを踏まえた上で1stの『創傷イノセンス』なんかを聴くと凄く荒々しいんですよね。ただそれも当時の魅力なのかなと思えます。同じようなことを最初に感じたのはLiSAの曲を聴いていた時でした。絶賛大ヒット中の『紅蓮華』や『Catch the Moment』はやはり洗練されてて完成度が高い。でも初期の『oath sign』や『crossing field』には荒々しさや勢いがある。こういった見方も音楽の1つの楽しみ方なのかな、と感じました。2020年の音楽からめちゃくちゃ話それてるやん。


K-POPはまだ全然詳しくなってないですが、IZ*ONE『FIESTA』はよく聴いてました。ITZY『WANNABE』も一応聴いてたかな。もっと詳しくなっていきたい。

他にも気に入った曲やよく聴いていた曲はたくさんありますが、キリがないのでこの程度にしておきます。オススメのアーティストや楽曲は随時募集しています。

また半年後に同じような記事を書くと思います。12月の上旬には卒論の提出を終えている(はず)なので。

おしまい

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