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品川アクアパークに行ってきました。

あの美しい空間できっと感じることはひとそれぞれだとおもう。

美しい魚を背景に記念写真を撮る人、
カワウソをみてはしゃぐ人、
じっと水槽の中を見つめる人、
空間を楽しむ人、

沢山いた。

私は、六感で感じる美しいものを写真に収めるのに必死だった。

閉じ込められた世界で、自由に泳ぐ魚、
気ままに浮かぶクラゲ、
人間を笑うようなエイ、
人間へのサービスに忙しそうなものもいた

この世界の美しさを私が映して、私の表現で美しいと言いたかった。


カメラは難しい。
私は、1度目で見て、これは撮りたい。と思った瞬間を撮るやり方だ。
だから、美しい瞬間を取り逃してしまう事が多い。

一緒に行った彼は、写真を撮るのが上手だ。

カメラ越しに、獲物を狙い、レンズに飛び込んで来た瞬間に捕らえるのだ。
だからどんなに素早い獲物だって取りにがしたりやしない。

だから私たちの写真は一目瞭然で違いがわかる。
どちらも素敵だと思う。
私は彼の写真も自分の写真と同じくらい好きだし、
私には撮れないものが撮れる。



私は、主役を撮るというよりは、
主役が生きているその世界を撮りたい。
そんな気がする。

魚単体でも、水槽単体でもない、
魚が生きているその世界を撮りたい。
魚が感じている、光や、水の流れごと撮りたい。
そう思った。

私が美しいと思うのは
容姿でも物質でもなく、
目の前にある"それ"から溢れ出るオーラや感情や生命の美しさ、

目に見えないなにか

が感じられる時だと思う。

それを写真に写せるのなら、私が写真を撮ることに価値があると思う。


飽きるまで続けてみよう。
目には見えない美しさを残す手段として。


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