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何かが気にかかって、ふと足を止めてみる。そしてしばらく考えてみる。それにはいったい、どんな意味があるんだろう? その積み重ねでできたエッセイです。文と写真はすべてマキタ・ユウスケ…
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#音楽

ここから⇒人生の広場"もっとも天国に近い音楽"

天国ってどんなところだろう? 怖いことも悩みもなく、あらゆる不安から解放されてるんだろうな。いいな、行ってみたいな–––。こんなことを言うといきなり危ない奴になったのかと思われるかもしれない。だけど天国については、ぼくにはひとつの理想的なイメージがある。そう、それがジャワ島の宮廷ガムランだ。 ジャワ島の宮廷ガムラン一時期、民族音楽学者の小泉文夫さんの著作に興味を持って民族音楽に手を出していた時期があった。といってもワールドミュージックの世界はどこまでも広く奥深い。だからぼく

ここから⇒人生の広場"東京で流れるジョビン"

東京の街を歩くと、そこかしこで様々な音楽が流れている。場所に応じて、季節に応じて、時間に応じて。そんななかで、きっとあなたもどこかでアントニオ・カルロス・ジョビンの書いた曲を耳にしているはずだ––– 今回は街中で聴くジョビンの音楽について書いてみたいと思います。 BGMとしてのボサノヴァ店舗などでのBGMとしてよく使われる音楽は、どんな音楽だろう? J–POP、洋楽、ロック、クラシック、ジャズ、ブルース… もちろん行き先によって変わる。 ぼくはカフェや本屋やレストラン、あと