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それならこんな話をしてみては36

いつも行くサラダ屋さんがある。

いつもと言っても今年3月にここへ引っ越してきたばかりであるから1ヶ月に2回ほど利用していた程度ではあるが...

2回目行った時から既に私のことを覚えていてくれたらしく

「また来て下さったんですね^ ^」と。

店員さんから声をかけられるのはあまり得意ではなかったが、彼女だけは別だった。

初めて行った時にそのメニューに悩んでいた私に「良ければまずは基本のオーソドックスな物からいかがですか?^ ^ 」と声をかけられた。

そのまま促されるようにそれもそうだと思い、基本のグリーンサラダをオーダーした。

帰ってすぐに食べた。

「あ、美味しいこのサラダ🥗」

美味しいものを食べると少し嬉しくなる。

それからまた同じ週に。

これが2回目だった。

「また来て下さったんっですね、ありがとうございます^ ^」はこの時だ。

接客もうるさく、しつこいわけでもなく若い女性にしては適度というものを理解している店員さんだった。

思わず私も「この前はありがとう、美味しかったからまた来ました」と。

この店には8種類くらいのメニューだっただろうか。

多くないので選びやすい。

2回目は自分で選んだ。

そして7月の今日までで何度通ったことか。

今日2021/07/23が最後になると告げると

「まだ来たばかりなのにもうお引越しですか?残念です。でも、またこっちに帰ってきたら寄ってくださいね^ ^」と。

そんな彼女の名前はわからないが、行けば必ず「こんにちは^ ^2週間ぶりですかね」などと声をかけてくれる。

「暑くてお疲れであればビタミン豊富なこちらをお勧めします」などの会話もあった。

最後のサラダを注文し帰宅し紙袋から出すとこんな素敵なメッセージがあった。

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「いつもありがとうございます。気をつけていってらっしゃいませ。またお会いできますように。オマケのマッシュポテトです」とオマケまで。

これで心が温まらない人がいるだろうか。

店員と客とのたった少しの会話。

自然と笑顔になって当然だ。

彼女にお礼を言って店を後にした。

名も知らない店員さん。

ありがとう。

最後のサラダを美味しく食べさせてもらおう。

普通のグリーンサラダ。

今日のあの店のサラダは格別な味がするだろう。

いただきます。