靖国神社と千鳥ヶ淵、そしてアーリントン国立墓地。
ここ最近、春秋の例大祭時期の風物詩ともなりつつある靖国神社への政府関係者の参拝について、先日(2024年4月24日)のニッポンジャーナルでの江崎先生のお話が一番スルッと落ちてきました。またその中で政府答弁などでも残っているんですけどね、とも話されてたので少し探してみました。
私個人は、靖国神社への参拝には賛成ですし、(話題作りのための)8月では無く、春秋の例大祭時期に参拝される方への評価は上がっていきます。自国のために戦って亡くなられた方々への敬意を示すのは、政治思想にかかわらず人として自然にあるべき姿、と思いますから。
かといって「参拝しないとダメ」とは言いません、私個人の評価は下がりますが、それだけでその議員さん全体へのダメ出しまでは、さすがに思いません。ただ一方で「行くなと言われたから行かない」のは話にならないな、と。そういった意味では、特亜はもとよりアメリカもオバマ政権までは酷かったようですね、、やはり、オバマさんはダメだなぁ。
あと思うのは、ニュースにするのはいい加減にやめたら?との点。公人だろと私人だろうと「個人の内面の自由に相当踏み込んでませんか?」と感じますし、「亡くなった方々を自身の私益の為に利用するな、みっともない」とも。参拝された方がSNSなどで報告するくらいでいいのではないかなぁ、と、個人的には。
そういや先日、『国史教科書』を検定を通した竹田先生だったと思いますが、(真っ当だった頃の)旧・虎ノ門ニュースで「毎朝参拝してれば、そのうち誰も話題にしなくなる」なんて話されていたような気も(違ったらスイマセン)、、これは試してほしい、是非。
そういえば、こんなに(無駄に騒がしく)話題になるのなら、アメリカのアーリントン国立墓地にあわせる形で、日本も千鳥ヶ淵戦没者だけでいいのではないか、夏の全国戦没者追悼式もそこでやるのだし、といったトピックもちらほら見かけました。
千鳥ヶ淵戦没墓苑が建設された目的が「無名戦没者の墓」でもあることから、アメリカのアーリントン国立墓地の「無名戦士の墓」と比較、同一視されることが多いようですが、千鳥ヶ淵が「遺骨の内、引き取り手のないものや、氏名がわからない遺骨を納める」のに特化している一方、アーリントンは「各戦役で名前のわからない戦没戦士の遺体を一体だけ選び、その遺体を全無名戦士の遺体の代表として祀っている」のは確かですが、個々人名義の墓標も数多くあるとの違いがあるようです(一部wikiからも抜粋)。
なお、アーリントン国立墓地の「無名戦士の墓」は諸外国の要人が公式訪問時には献花を行うのが一般的になっているようで、安倍さんも2007年や2017年の訪米時に、岸田さんも先日の訪米時に献花されていました。
そういえば、靖国神社と千鳥ヶ淵戦没墓苑の違いについては、小泉政権の時にも記録が残ってますね、、
個人的には、靖国も千鳥ヶ淵のどちらも、九段のそう離れていない場所にあるのですから、どちらも同じように「戦没者追悼施設」として位置付けて、思い思いに参拝すればとも思います、その意図も微妙に異なっていますし。
これは、靖国の立付が宗教法人となっているのがやはり、ネックなんですかね、、その辺りは「国民や遺族の多くが、靖国神社を我が国における戦没者追悼の中心的施設である」との感覚を広く普遍化させていけば自然とその流れに変わっていくと思いますが、やはり学校での教育は大事だよなぁ、となると、竹田先生の『国史教科書』にあらためて期待したいところです。