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【思考実験】日本と日本人への10の質問

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元ネタは2007年ですが、題材は古びていないかなぁ、と。
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#エリート

【思考実験】「自らの言葉で考える」ことが「活力」につながる、のかなと。

こちら、2007年の『文藝春秋』からの抜粋となります。菊池寛が嘆いてるぞとの最近の週刊誌サイドの凋落っぷりはさておき、この頃はまだ、ジャーナリズムとしての矜持を保てていたようにも思えますが、、閑話休題。 著者は『ローマ人の物語』などの塩野七生さん、自らの想いを伝える時には「私はこう考えるけどあなたはどう」という問いかけを実践していく、そんな風に述べられたエッセイでいいのかな。今でも折々で思い出す事が多いのですが、取り上げられている「10の質問(テーマ)」に普遍性があるからで

エリート - 「日本と日本人への10の質問」

さて「日本と日本人への10の質問」、5番目のお題は「エリート」。前回の「老い」とは少し違った視点からのアプローチになっているようですが、自分とはまぁ、程遠い言葉だよなぁ、、との感慨から。 ■ エリート 「エリート」と聞いてイメージされるのは、個人的には「特権階級」とか「優秀な人材」といった辺り、もうちょっと噛み砕くと、文武両道、人品卑しからぬ、家系がいい、なんて風にも落とし込めたりするのでしょうか。前者はさておき、後者の「優秀な人材」との観点では、以下の2点のうちどちらか