【やさしい】明るい妊娠計画【初心者ガイド】
たなかゆうすけです。
明るい妊娠計画と題してお話しましょう。
計画を立てるときに何を参考にしましょうか。
・年齢
まずは年齢です。
これは想像しやすいですね。
人間のカラダを構成する細胞は、日々新しいものに入れ替わっています。
年を取れば、入れ替わる細胞も徐々に衰えていきますので、全体として組織は劣化していきます。
このスピードはさほど速くありません。
これに対して、新しく置き換わらないものがあります。
卵子です。
卵子は生まれたときから、ずっと体内にあります。
新しく入れ替わったりはしません。
あなたが20歳なら20年、30歳なら30年、40歳なら40年、カラダの中にあります。
そう考えるとやはり、20歳と30歳の卵子は違うし、30歳と40歳の卵子が違うのもわかると思います。
女性が妊娠を考えるときに一番重要なのは、この卵子です。
卵子の状態を反映するのは、あなたの年齢です。
だから、あなたの年齢が重要なのです。
・何歳くらいから卵子の状態が悪くなる?
卵子の状態は若ければ若いほうが良いというのはまあそうなんですが、さまざまな理由から、10代は最も出産に適しているかといえば、そうとも言い切れません。
では、みんな20歳で妊娠を考えなければいけないのかというと、やはりそうではありません。
人間、20歳と30歳はそこまで衰えたという自覚はないと思います。
30歳と35歳を比べるとちょっと衰えの自覚はあると思います。
35歳と40歳はだいぶ違うかも。
40歳以上になると、毎年のように衰えを感じるかもしれません。
卵子の状態を正確に把握する方法はありませんが、これとだいたい同じと考えてよいです。
体外受精・胚移植(いわゆる『体外受精』)の成績や、年齢別の出生数などのデータは、30歳から緩やかに低下し、35歳を境に急激に低下します。
これらの推移は、主に『卵子の質』の低下を反映しているとされています。
30歳は一つのポイント。そろそろ気を付けましょう。
35歳はもう一つのポイント。十分注意しましょう。
40歳はもう猶予はありません。なるはやです。
・卵子はしっかり年を取る
いや、そうはいってもいろいろ気を使ってきたし、私はまだまだ大丈夫と思う方もいらっしゃるでしょう。
美容液を塗ったり、ピラティスに精を出したり、よもぎ蒸しをしたり、ルイボスティーを飲んだりしてきました。
しっかりアンチエイジングを頑張ってきました。素晴らしいです。
でも残念ながら、卵子はアンチエイジングには興味がありません。
美容液を塗ったり、ピラティスに精を出したり、よもぎ蒸しをしたり、ルイボスティーを飲んだりはしないのです。
だから、卵子の状態は、あなたのおなかの中にいた時間のとおりです。
やっぱりあなたの年齢のとおりです。
あなたがどれだけ頑張って、美容液を塗ったり、ピラティスに精を出したり、よもぎ蒸しをしたり、ルイボスティーを飲んでも、卵子には関係ありません。
さらに、今の卵子の状態がどうであるか、妊娠率がどのくらいあるのかを正確に把握することはできません。
年齢が進むとそれだけ、『質』の低下が起こると思っておきましょう。
そして、いったん『質』が低下したら、もとに戻す方法はありません。
基本は『質』が下がる前に対応です。
『質』が下がり始めたら、早めに対応です。
過度に焦る必要はありませんが、しっかり計画は立てておきましょう。
・年齢以外の重要なことは?
ここまで再三、年齢が重要という話をしてきました。
他にあるでしょ?年齢のほかに重要なことは?
もう耳にタコができましたよ。そろそろ教えてくれるんでしょう?
わかりました。ではお話しましょう。
一に年齢
二に年齢
三、四がなくて
五に年齢
です!
他の細かいことはいったん置いておきましょう。
やっぱり年齢です。
これだけお話すれば、年齢の重要性はご理解いただけると思います。
年齢はそれだけ重要なのです。
しつこいといわれても、嫌われても、あなたのために言い続けます。
年齢!
・さすがになんかあるでしょ?
ですから、ねんれ…え、もったいぶるのをやめろ?
はい、わかりました。
ええ、ありますとも。お教えしましょう。
以下にお示しするような、
・就学状況、婚姻(またはパートナー)の状況、就労状況などの要因
・子宮、卵巣などの状態(婦人科疾患の有無)
・上記の婦人科疾患以外の基礎疾患
・過去の病歴
を考慮して、個別に計画を立てていくことが重要です。
特に、
・子宮、卵巣などの状態(婦人科疾患の有無)
・上記の婦人科疾患以外の基礎疾患
については、お近くの医療機関でチェックできますので、早めに受診を検討してもよいと思います。
・『卵子の数』も重要
上にあげたものの中で、さらに一つ重要なものを挙げるとしたら、残っている卵子の数でしょう。
これも年齢と同じく、時間経過で減少するということと、いったん減少したらもとに戻す方法はないからです。
年齢がまだ若くても、卵子の数が少なければ、手を打ちにくくなることがあります。
しかも個人差が大きく、自分で調べることが難しいものですので、こちらを併せて相談しておくとよいかも知れません。
・終わりに
今日は主に、年齢が大事という話をしました。
今日はさんざん年齢についてお話しましたので、これから、
・残っている卵子の数
・子宮、卵巣などの状態(婦人科疾患の有無)
・婦人科疾患以外の基礎疾患
・過去の病歴
について順番にお話していきましょう。
次は『残っている卵子の数』についてです。重要なテーマです。
お話したとおり、年齢と卵子の数は後から対応するのが難しいのです。
妊娠を希望される皆様が、幸せな結末へたどり着けますように…
たなかゆうすけでした。
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