マガジンのカバー画像

パラレルワールド

25
小説や詩など!
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

パラレルワールド・シンドローム

やり残しのある人生。私たちは人間だから完璧に美しい訳じゃない。やり残したことがあってもそれがどうしても人間臭くて、それがその人の生きた軌跡になるから、それを誰かが受け継いで語り継いでいくから。私たちは完璧じゃない。歪さを愛して、今生を今。その後の未来も余生も想像して。すべてを飲み干そうとしなくていい。それがその人の強さであり弱さであり、その人自身の生きた軌跡。生まれてきたことは奇跡。
ノイズに怯え

もっとみる

幸せの放物線

友人の話。座標軸の世界線について。
x軸y軸、z軸は友達や恋人、家族の世界線を表していて私たちは0の原点から動いて自分を形作る。私たちはペルソナをいくつも持っていて、この世界線においてニュートラルな自分自身として存在しつづけ、秩序を描いて幸せの放物線を描写する。ゼロからスタートして、奇跡のような軌跡を描く。自分自身の計算が合わなくても、ゼロに潜水して鍵を探しにいく。
代数や幾何学の世界のことはよく

もっとみる

humanism

光に焦がれる
触れようとして堕ちる
それでも生きるという時間と行為を愛することをやめられない
寄せては返して遠ざかる潮騒
都合良く消された記憶が疼痛と共に呼び覚まされても
傷つけ合い奪い合っても
愛おしいほどに生きるのをやめられない

2022/04/19