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深水柚子
2022年4月11日 21:33
春が吹き込んでいる。少女のような母と食事の約束をした。今まであまりそういうことをしたことがなかった。大人なのだけれど、どこか気恥ずかった。反省。子供なのは私の方だった。春、舞い込む。と、思っていたら呼吸している間に夏になってしまいそう。実は、人間はいつだって自分の正体がわからない。自分自身が一番知らないのかもしれない。愛犬がお腹を空かせて記憶喪失になっていた。そんなアピールの仕方もあるんだ、か
2022年4月11日 21:37
コーヒーについて。春眠暁を覚えずのため、朝起きると頭がぼんやりしている。チョコレートとコーヒーが無いと動けない体と脳なので、毎日摂取する。活動せよ、刮目せよ。今日も日日是好日、安泰です。唄うこと。つま先から脳天まで水が流れるような心地で唄う。音階を拾い集めて五線譜に載せていく。下手の横好きでも、気持ちが良い。スピッツの春の歌。春風を呼び込むような唄。足元に感じる気配。確かにそこにいてくれて
2022年4月11日 21:38
母が、桜が嫌いになった、と零した。愛犬のリラが「桜の季節に向こう側にいく」と獣医から告げられていたからだ。桜が半分葉桜になり花びらが吹雪いている。季節は巡っていく。命も、巡っていく。日々産声がどこかであがる。忘れることは無いけれど薄れていく記憶。かたちをなくしても傍に居続ける存在。季節がやがて涙を攫っていく。前へ前へと歩み始める。愛おしさや優しさはかたちを持たないけれど私たちの中で生き続け
風邪を引いた。出かけたいという想いが先走る。ドリンク剤一本で無敵になれる。いつでもエンジン全開で走り抜けていたい。若くて体力があるのは今だけ。駄文。ファッションは武装。その日の空模様(お天道様の機嫌)と心地と心の奥の自分らしさ手繰り寄せる。自己表現は、とっておきのお気に入りだと思う。幸せとは?日銭を汗水垂らして稼ぐこと?ではなくて、時間の中で自由に生きること。何者にも、何物にも縛られず、犬
2022年4月29日 20:29
久方ぶりに家族と食事に出掛けてきた。カウンター席で、私を真ん中に挟んで三人並んで席に着いた。今まで、テーブル席にしか座ったことが無かったので、新鮮だった。外はどしゃぶりで、それでもなぜか今行かなければならないと何となく思って三人で出向いた。たわいのない会話をした。「あれ、wi-fiかな」「あの置物ピザーラの箱だ」私たち家族は冗談を言うのが苦手で、あまり気の利いたことは言えない。いつもそ
2022年4月7日 21:23
文章に息を吹き込む感覚を思い出してきたような。零れ落ちる言葉、頭が留めて置けないので必死に指先動かして取り留める。取り止めのない言葉だけれど。雨続く。そんな日和だからこそボタニカル柄の河谷シャツを着込んで春めいてみる。2022/04/04
2022年4月6日 21:26
ゴムの木。すらりと伸びた枝先に葉の落ちた痕を見つける。そこだけ原色に染まった主張。アマゾンの森をそこに垣間見た。祖母が殺風景だと言って連れてきた親子のようなゴムの木。生命はいつだってどこにでも息づいている。黙って花冷えの指先で葉を撫でた。洗濯物と一緒に置かれていた丸い釦。その穴の先からある世界線に繋がっているような、無いような。紡ぐのは私自身。洋服から離れて釦それ一つとしての芸術性。少