秋と雑談とカマキリ

最近、ある講座に通っていて、講座開始前に、みんなで最近あったことを話すんですね。
ひとりひとり、順番は決まっていないのですが、
まあ、ドキドキするわけです。
雑談の発表会みたいな。

雑談、大の苦手な私は、最近の講座の練習状況等を話すことにしているのですが、皆さん良い方ばかりで、ほほえましく聞いてくれます。

講座は、固定のメンバーもいれば、久しぶりのメンバーもいて、
今回は、お久しぶりのメンバーさんが一人いました。

その方が、最近、かまきり、が苦手だけれど、秋になると、かまきりが出てきて怖い、という話をされたんですね。

それが、まあ、面白い。
身振り手振りつきで、そのかまきりの怖さを表現して、
かまきりに遭遇しないように気を付けているけれど、偶然出会ってしまったときの気持ちの表現も面白い。

初めてお会いした方なのに、一気に距離が縮まりました。

きっと大事なのは、かまきり、のネタの内容ではなくて、
その方の表現の方法が、距離感をぐっと近づけるものなんだなあ、と思いました。

身振り手振りをつける、気持ちの表現の解像度を上げる、
など、テクニック的なこともあるのかもしれませんが、
本当に気持ちがこもっていること
その人がすごい、とか、頑張っている、とかいうネタではなくて
自分のちょこっと恥ずかしいところ、苦手なところ、
そういうことが、人との距離を近づけるんだなあ、と

振り返って、こんな風に思うけれども
必要な場面で、パッと表現するのは、修行が足りないなあ、と思う今日この頃なのでした。

・秋の金木製の香りが気持ちよくて、夏の猛暑の通勤経路から一転、朝の通勤が楽しみになったこと
・毎日、お弁当を作るのが、最近の楽しみになっていること（自分もちょっと褒められる）
・日々に変化を取り入れたいな、と思い、朝活をしていること

そんな雑談を思い浮かぶ、のが精一杯で。
まあ、私らしいといえばらしいのですが、
ぐっと距離が縮まる、雑談、皆さん、どんな話をされますか？