阪神タイガース ミエセス選手から学べること
私は中学生以来の阪神タイガースファンです。
星野監督が就任された2002年、それまで暗黒期に苦しんでいたチームが大きく変わる予感があり、これは注視しないといけないと思ったのがきっかけでした。
2003年と2005年の優勝から、これは黄金期を迎えるぞと思っていました。しかし、それから18年もの間、阪神タイガースは優勝から遠ざかることになります。
安定して強い。でも、何かが足りない。
すごく抽象的になりますが、こういう状態が長く続いていました。見えない壁がずっと続いているような閉塞感があったようにも思えます。
でも昨年、それを突破して18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、1985年以来の日本一まで成し遂げました。
岡田監督が華麗に指揮を執ったこと、『アレ』という言葉が選手の過度な緊張をほぐしたこと、四球を選ぶことを年俸の査定に組み込んだことなど様々な要因が挙げられますが、私は今シーズンから加入した2人の助っ人の存在も大きかったと思っています。
そのうちの1人が、タイトルにもあるヨハン・ミエセス選手です。
上記リンク先からも分かるように成績だけ見ると、物足りない印象があります。しかし、阪神ファンの方には周知の事実だと思いますが、ミエセス選手の魅力は数字で測れないところにあります。
例えばこれ。
試合が中止になった日の一幕。ミエセス選手はベースランニングを敢行し、集まっていたファンとベンチにいた選手たちを大いに湧かせてくれました。
(ベースランニングは動画内3:30ごろから)
また、優勝が決まったあとのビールかけも、大いに盛り上げてくれていました。試合も仲間と楽しむことが大切だと、彼は言います。
そういった盛り上げ上手な部分がよく取り上げられていますが、『ベースボール』を頑なに大切にするのではなく『野球』を学びたいという姿勢が見られるという話も聞きます。
帰国する前のインタビューでも、教えてくれた人たちへ『感謝』という言葉を何度も使っていました。夏場は、取材陣に冷たいドリンクを差し入れしたりと、気遣いもできるナイスガイです。
真面目で謙虚な人には、誰もが好感を持ちやすいものです。それでも、当然結果が求められるプロ野球という世界において、その人柄と可能性でシーズン途中に来シーズンの契約を早々に決めた助っ人選手はそう多くないと思います。
普通の社会人である私達も、ミエセス選手から学べることが多いと思います。
・とにかく楽しむ
・しっかり悔しがり、すぐ切り替える
・周りへの感謝を忘れない
私はこの3つのことの大切さをミエセス選手から学びました。
オフシーズンの内に打撃フォーム改造や減量に励んでいるという噂のミエセス選手。2月のキャンプから始まる2024年シーズンが楽しみです。
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