米国株、下落

 CPI鈍化も、予想上振れでした。それでも株価は堅調だったのですが、PPIを受けて大きく下落しました。ナゾです。
 次のFOMCまでに、雇用統計とCPIがあと1回ずつありますが、果たしてどういう結果になるのか、パウエル議長がどういう趣旨の発言をするのか、いつにも増して注目ですね。

 ところで、日々の株価の動きは、長期積立投資には不必要な情報です。なぜなら10年後、20年後に想定していた利回りを得ていれば良いわけですから。
 私が日々の株価を追うのは、どこかで裁量取引をしたいと思っているからで、株価上下の感覚を忘れないように訓練しているようなものです。

 足元はインフレ指標が悪く、株価にはネガティブですが、いずれインフレが収まり、どこかのタイミングで利下げをするのは確実です。株式投資の待機資金として米国にはMMFがあります。これはどこで運用されているかというと、リバースレポ市場です。
 通常のレポ取引は、FRBが債券やCPを担保に、証券会社に資金を提供するのですが、リバースだからその逆です。つまりFRBが証券会社からお金を預かり、債券やCPを担保に渡します。お金を預かるので、ここには金利が付きます。
 要するにFRBに預金をして、利息を得ているようなものです。これが現在4.8兆ドルあります。利下げが観測されれば、この資金が大量に株式に流れるはずです。だから、そのXデーで株価は暴騰するでしょう。それを逃すとかなりパフォーマンスが悪化するので、それまでになるべく多くのお金をインデックスファンドに入れようと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?