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東南アジア駐在日記

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足掛け7年に渡ってマレーシア・ベトナムでの生活を体験しました。海外の人達と一緒に仕事をして感動した事や、日本と海外の採用の違い、気をつけるべきメンタルケアなどをまとめています。
東京での忙しい日々から、マレーシア・ベトナムの豊かでのどかな場所へ。そこでの生活は、私の心に新たな…
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#ベトナム生活

海外暮らしのメンタルケア

はじめに私が初めて海外赴任を経験したのは2013年のマレーシアから。それから足掛け7年に渡り、マレーシアとベトナムで生活してきました。 同じ東南アジアといっても、マレーシアとベトナムでは生活感が全然違います。同じ地域でもベトナムなら北のハノイと南のサイゴンでは、そもそも気候からしてまったく違う。そこに暮らしている人の気質もそれぞれ違います。 私と一緒に海外赴任を経験した同僚達は、次々に日本へと帰任していきました。その中にはメンタル的にかなり厳しい状況になった人もいます。

[無料] 海外赴任はいつも突然やってくる

マレーシアからハノイへ・・・マレーシアに赴任して3年半ほどの歳月が流れ、色々な事がありました。 楽しい事も沢山あれば、辛い事もありました。 ようやく落ち着いた日々を過ごし始めた頃、ボスが私に言いました。 「たぁぼまるさん、ベトナムのハノイに開発の拠点を立ち上げる事を決めましたよ。今度はハノイに行ってください。」 私「そうなんですね・・時期はいつ頃でしょうか?」 ボス「早速、来週から行ってください。」 え?来週、うそでしょ マレーシアを退去する準備もあるし、住んでいるコ

ベトナム人が会社で炊飯器を買った話

はじめに私たちがハノイに進出して、8ヶ月ほどが過ぎた、ある日の事。 なぜか炊飯器を抱えて出社してきたベトナム人の女性スタッフのハンさん(仮名)。 「今日から私たちは社内でランチを食べようと思います。この炊飯器でご飯を炊いて、おかずは皆が家から持ち寄ります。あなたも一緒に食べましょう!」 なるほど、その発想はなかった。炊きたてのご飯が社内で食べられたら最高だよね。 こうして、社内でのランチ会の日々が始まりました。