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ステンドグラスのケース 作り方

9月の個展に向けてガラスのケースを制作しています。

ステンドグラスという技法を使っていますがこの技法がなかなか難しくていくつかボツを出しました…。
ステンドグラスで入れ物を作ってみたい方は参考にしてみてください。

ちょっと抜けているところがあったので追記しました!
追記部分は太くなってます。

◇用意するもの◇

道具
・半田コテ
・ガラス用カッター
・筆(フラックスやそのほか薬品を塗るために使います)
・ニッパーまたはハサミ(テープが切れればなんでもいいです)
・軍手などの手袋
・プライヤー(ガラスを切る時に使うペンチっぽいもの)
材料
・板ガラス
・半田(硬さの種類がいろいろあります)
・カッパーテープ
・フラックス(半田とテープを接着する液)
・カッティングオイル
・台座用の木材


まずは板ガラスをカットしていきますが、今回のケースのサイズが台座含めて約5㎝の立方体になるようにしています。
2㎜厚のガラス板を、天井部分は5㎝×5㎝、壁面部分は4.5㎝×5㎝にカットします。(ガラスの厚みを計算していなかったため、完成したものは完璧なキューブにはなっていません…)
このカットの段階で少しでもズレがあると完成した時の歪みがすごいので、真っ直ぐに綺麗にカットする必要があります。研磨機があれば修正も可能ですが持っていないのでミスしたものは全て破棄するか別のものに使うかの二択になります。
カットの際、ガラスカッターはカッティングオイルをたっぷりつけるようにすると綺麗に切る事ができます。
ガラスに対して刃を垂直に当て、ミチミチ、キチキチ、というような音が出るように刃を滑らせていきます。跡をつけたらガラスを裏返し、ガラス用カッターのお尻の部分で軽く叩きます。(2mmでうまくいくとこの時点で割れます)プライマーを使ってガラスを挟み、切り口を引っ張りながら折るイメージで切ります。
切り終えたら中性洗剤等でオイルを洗い流しましょう。
※ガラスの切り口はとても鋭利です。滑らせて手など切らないよう注意しましょう。

次にカッパーテープという銅でできた粘着テープを巻きつけていきます。このテープは裏地が銅、銀、黒などいろいろな色があるので完成予定のカラーに合わせて変えるといいかと思います。今回は目立たないように裏地が黒のテープを使用しました。

巻きつける時はテープをガラスの真ん中に真っ直ぐつけていきます。ずれてしまうと組み合わせた時にラインが歪んだり、半田の幅が変わって見えてしまうので慎重に貼っていきましょう。
角の部分は織り込んで貼っていきます。
綺麗に貼り終わったら、爪や木の棒なんかで擦り付けて圧着させます。

カッパーテープ部分にフレックスという薬品を筆で塗っていきます。この薬品は銅と半田をくっつける役割があるので塗り忘れがないようにします。
立方体などの角が90度のものはいらない空き箱などで角を取りながら半田付けをすると綺麗にできます。(私は机の角でやってます)端を仮止めしながらずれないように行います。この時使う半田は硬めのものを使うと仕上げが綺麗にできます。熱くなるので手袋をしましょう。

全てのガラスが組み上がったら内側を仕上げていきます。コテをうまく使って内側に半田をのせていき、内側が出来上がったら表面を加工していきます。


カッパーテープ全体に硬い半田をつけていき、次に柔らかい半田で仕上げていきます。この時少しずつ半田を盛っていき、形を整えますが盛りすぎると溢れて溢れてしまうので注意しましょう。
綺麗に整えるにはサーっと撫でるようにコテで均した後固まるまで動かさないようにするのがポイントです。
納得いくまで形を整えたら冷まして洗剤を使って洗います。この時スポンジの柔らかい方を使うと半田部分がツヤツヤになります。
色を変えたい場合はパティーナという薬品で色をつけます。

左から半田部分の保護用ワックス、半田部分が黒くなるブラックパティーナ、アンティークゴールド、新品の十円玉のような銅の色になるコッパーパティーナです。
化学反応で色が変わるので半田部分をよく洗浄し、塗ります。アンティークゴールドはやりすぎるとコッパーカラーになってしまいます。
やり直したい場合は金属たわしで擦って落とし、再度塗り直します。

出来上がったケースに土台をつけていくわけですが、これがとてもやっかいでして、強度とデザインを考えるとこの形がいいと思い四苦八苦しながら作っています…。
市販の飾り台に合わせてもいいかもしれません。動かす予定がないなら、くぼみ等が無い台でも可愛いかもしれません。

まず土台になる木材をケースの外寸に合うようにカットします。
木材の厚みは好みで。今回は6㎜厚の栗の木を使ってます。底面から5㎜の位置に印をつけます。内側に内寸分の印をつけて要らないところを糸鋸でカットします。このカットが大変なんで、今後は別の方法で作っていきたいんですが、いい案が出てこないです…。
無理やり切った溝を普通のカッターで面取り、整形して一応は完成です。
硬い木材を使う場合は板を張り合わせるなど、別の方法で作った方がいいかと思います…。

こんな感じでガラスケースは作っています。
お手に取ることがありましたら、こんな風につくったんかぁ〜という感じで頭の隅っこに入れてもらえると嬉しいです…。
何か質問等ありましたらコメントくださるとお答えします!
専門ではないので細かいところまではわからないかもしれませんが。←

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硝子昆虫作家 1991年生まれ 女子美術大学 メディアアート学科 2013年卒業 2012年にはじめてガラスで昆虫を作り始め、大学卒業後に本格的な制作をはじめました。 現在、昆虫の他に海の生き物や植物なども制作しています。 オーダー受け付け中。
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