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長者丸1
長者丸はJR山手線目黒・恵比寿間の東側、首都高速2号目黒線との間に挟まれた一帯の古い町の名前で、北は小さな谷を挟んで恵比寿ガーデンプレイスに、南は目黒通りに隣接している高級住宅街だ。室町時代に移り住んだ白金長者と呼ばれる豪族の子孫の居住地から長者ヶ丸と呼ぶようになったらしい。由来は白金長者の「長者」と中近世の城郭(館)を意味する「丸」から名付けられたものらしく、長者丸に隣接する地区には「中丸」という古い地名も町会の名前として残ってる。
昭和初期にかけて大規模な宅地開発が行われ、政財界の要人が住むようになった。資生堂の二代目社長、写真家でもある福原信三が長者丸の自邸で撮った写真が現在も残っている。
モダニズム建築家として知られる土浦亀城氏が設計した昭和初期の実験住宅(自邸)もあったのだが、これは現在失われている。今後、青山一丁目に移築されるとのことだ。
(撮影 2019/3)
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