第66回夢の続きを
1、導入
7月3日早朝、サッカーW杯日本対ベルギー戦が行われました。
朝3時に起きて家族で観戦していましたが、とてもスリリングな試合で大興奮でした。
結果は非常に残念なでしたが、前評判を覆す大健闘で、多くの方に希望を与えた選手と関係者の方々に最大限の賛辞を送りたいと思います。
個人的には、もう少し続きを見たかったと思ってしまう、夢の続きを見たい、と思わせる、というエンターテインメントとしては最高のものだったと感じます。
以前の記事で批判的なコメントをしてしまってごめんなさい。
2、歴史の中での夢の続き
歴史の話で「夢の続き」と言って思い起こしたのは
史実と異なる伝説の類。
例えば、義経伝説。
源義経は源平合戦で功をたてますが、兄頼朝と対立し、奥州平泉で非業の死を遂げます。
その生涯は彼の官職名をとって「判官びいき」という言葉が生まれるほど庶民の人気を博し、
平泉から脱出して北に逃れ、果てはモンゴルまで渡り、チンギスハンになった、という伝説が生まれました。
これも義経の活躍をここで終わらせたくないという願望が生み出したものなのでしょう。
もちろん史実とは言えませんが、伝説を生み出した人々の心情もまた歴史の真実です。
歴史上の偉人に夢の続きを見る。
3、個人のライフストーリーとイベント
それに対して、スポーツはいいですね。
サッカーW杯であれば、今回悔しい思いをした選手の中から4年後にチームを背負う選手が出てくるでしょうし、
テレビで観戦していた若者が
次は自分が、と奮起するかもしれないですし。
我が家の子どもたちは四年後にこの試合を覚えているのでしょうか。
2年後には東京オリンピックもあります。
1964年に開かれた前の東京オリンピックのストーリーもこれからどんどん掘り起こされて行くでしょうし、
対比された新たなストーリーが蓄積されて行くことでしょう。
50年経てば民家も文化財に指定することができます。
東京オリンピックもすでに歴史的な事象となっていると言えるでしょう。
1964年の歴史的瞬間と比較して次のオリンピックを楽しめることを素直に喜びましょう。
#サッカーW杯 #源義経 #1964東京五輪 #2020東京オリンピック
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