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思い出をフォルダ保存


『男性はフォルダ保存』『女性は上書き保存』とよく言う。

1年振りに広島へ行ってきた。まぁ目的は野球観戦だったのですが。初めてのマツダzoomzoomスタジアム。甲子園に来るビジターファンの気持ちがわかった気がする。圧倒的アウェイを感じるカープの応援。自分達阪神ファンも甲子園で同じように応援してるんだなと思った。

2日間試合を観た。試合前には友達と広島を観光した。1年前の夏、大好きだった元カノに初めて広島に連れて行ってもらった日のことを思い出した。

宮島で牡蠣を食べたり揚げもみじを食べたり、厳島神社でおみくじ引いたり。元カノと来た時と同じことをやった。吹っ切れたと思っていたが、まだ吹っ切れていなかったようだ。思い出すのは元カノとの日々。楽しかった、幸せだった以外に言葉が見つからない。

去年の9月、広島から帰ってちょうど1ヶ月後くらいに別れた。振られた本当の理由を教えてくれないまま。

そして月日が流れて今年の8月、別れてからちょうど1年後くらいに元カノと少し話す機会があった。そこで本当の理由を聞いた。正直受け入れ難い内容だった。自分がどれだけ弱いか、どれだけ頼りない人間か思い知った。やり直したくてもやり直せない、友達からまた1からスタートしたくてもできない。もう本当に縁が切れてしまったんだと痛感した。僕はこの先、この恋を一生引きずっていくのかな。元カノを超える人と出会うなんて、難易度高すぎる。友達と行った広島、とても楽しかった。それでも、元カノとの思い出は消えない。男はフォルダ保存とは、こういうことなんだと思った。

元カノへ。
元気にしてますか。今あなたは何をしていますか。

1年経った今でもあなたのことを忘れられないでいます。ずっとこの先もあなたと居られると思っていた自分が愚かでした。あなたはかけがえのない時間を共有してくれました。しかしそれと同時に、納得し難い理由で僕の元を離れていき、憎しみで溢れかえっています。僕のことは既に忘れたことでしょう。それでいいです。またいつかどこかであなたと出会いたいと思っているのは僕だけでいいです。

恋愛が楽しいと思ったのは、あなたが最初で最後です。本当に大好きでした。幸せになってくださいね。

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