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自分が撮りたい写真ってなんだろう

自分が撮りたい写真ってなんだろう。って悩む方は意外と多いんじゃないでしょうか。皆さんはすぐに答えられますか?
自分はカメラを買ったときは「スマホより綺麗にとれたらいいなー」くらいにしか思ってなくて、特に何か具体的に撮りたいものがあったわけではありませんでした。
でも長年写真を撮っていると、何が撮りたいのかわからなくなったり、何のために撮ってるんだろうなんて思うことがたまにあります。

そんなことを考えていた時、ラッパーのRYKEYが逮捕されたというニュースが流れてきました。
僕はHIP HOPが好きなので彼の音源やバトルも見ます。彼のスタイルは賛否両論ありますが、KAI-YOUの密着動画はなんだか定期的に見てしまいます。

この動画の14分あたりでノートを見ながら語るシーンがあって、その中で彼は「経験していろんな失敗したり、その失敗の中から何かを見つけて発信するのがHIP HOP。人生をやらないと人生語れないじゃん」と言っています。

確かにその通りだなあと思って。これってHIP HOPだけじゃなくて、今回のタイトルにある「写真を撮る」とか、なんなら人生においても大事なことだなーと思います。
写真で何を撮りたいかなんていうのも、とにかくシャッターを切らないと見えてこないんじゃないかなと。結局やってみないとわからないですよね。

自分がカメラを始めたときはずっと風景ばかり撮ってました。花や星が綺麗に撮れるのが嬉しかったことを覚えています。
カメラを初めてしばらく経ったある時、昔音楽をやっていた仲間から演奏会の撮影を頼まれて、初めて誰かのために写真を撮るという経験をしました。
暗いホール、動く被写体、何十人もいる演奏者、長時間撮りっぱなしと、今までにない撮影環境でかなり戸惑いました。きっと没になった写真もたくさんあったと思います。
ただ、納品した写真を見て「めっちゃいい!」と言ってくれたり、LINEやSNSのアイコンに設定してくれたりと、自分が撮った写真で誰かが喜んでくれるという経験は、一人で風景を撮っている時とはまた違った喜びをもたらしてくれました。

風景だけ撮っていたら気づくことのなかった喜びを知ることができたのは、とにかくいろんなジャンルを撮ってみて、いろんな失敗や経験があったからだと思います。
今は友人の家族写真や飲食店など、ありがたいことに撮影の依頼をいただくことも増えて、特にジャンルにこだわらず色々と撮っています。もちろん風景も撮っています。

撮りたい写真がわからなくなって悩んでいる方も、あまり深く考えずにとにかくいっぱい撮ってみる。普段撮らないような時間帯やジャンルに挑戦してみるというのも一つの方法だと思います。

「人生をやらないと人生を語れない」

今日はそんなお話でした。

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