おでんを違う器に装ってみた!
以前、焼鳥屋さんの料理とうつわの提案をしたことがあります。
開店にあたり、前の方がおでんの機械を置いて行ったので使いたいという相談から考えました。
カウンター席しかないのでそれほど大きな店ではなく、おでん種を多くするとロスになります。大根、こんにゃく、玉子はみんな欲しい!そして、焼鳥屋さんという個性をいかした種としてつくね巾着を作って提案しました。
大根はあえて大きく存在感のあるものにして出汁は鶏ガラスープと昆布にして煮込みました。
大根・玉子・こんにゃく・つくね巾着・昆布を盛り付けるうつわをいくつか試してみました。
なぶり中鉢は、波佐見焼でふちのたわみが個性的です。唐草模様が華やかさを添えます。
リンカはお花の中央にが装われた料理を引き立てます。白練の色が温かみを感じさせます。
同じリンカでも色が変わると印象も変わります。
カレー皿という名前ですが、鉢としても使い勝手のいいうつわです。
刷毛目が料理を引き立てます。
飲食店は、コンセプトが大事で、どんなお客様にどんな内装で、どんな料理を提供するか考えることが大事になります。コンセプトというと大げさですが、お店の主(あるじ)が考えるお店の内装・料理・飲み物・価格帯・うつわ・盛り付けが表現され、そこに共感する人たちが集うのだと思います。
この中で、焼鳥屋さんはどれを選んだのでしょう。また、選ばなかったのでしょうか。
自宅では、作る人が主(あるじ)です。
tunaguにお越しになるお客様で、どんなうつわを選んだらいいのかわからないとおっしゃる方がいらっしゃいます。
正解は、自分が気分よく食べたいものを食べるときにどのうつわに装ったら楽しいか。美味しいか。料理を作るのが楽しいかです。
その基準で選ぶとおのずと見つかります。
ただ、皿だけみていてもイメージがわきませんね。自分でも料理を装ってみると意外な発見があります。それがまた楽しいことです。
今回のおでんも自分が自宅で装うならどれが好きか?気分が上がるかを考えながら装ってみるのは楽しかったです。いつも同じではなく違うお皿を使ってみるのも新たな発見があります。
みなさんは、どのうつわに装ったおでんを食べたいですか?
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