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【ブルアカ】『時計じかけの花のパヴァーヌ編』を読んだよメモ【初見】

 「ソシャゲを増やすな」と元旦の朝に入れ墨を彫って誓いを立てたのに、まだブルアカをやっている。

 ただ、これをゲームとして楽しんでいるというよりは、単純に読み物として摂取させていただいている。前回の記事でも話した通り、バトルとストーリーが分けられているのは本当にありがたくて、シナリオを人質に取られてやりたくもない周回や素材集めを強いられないブルアカは、マジで優しいゲームだと思う。諸先輩方からの情報によると、かつてのブルアカも他のソシャゲ同様に“続きが読みたかったら○-○をクリアしてね!”があったらしいが、それを撤廃したらしい。英断だ。

 きっと、こういう時に言うんでしょうね。「今日も清渓川は、どこまでも深く透き通っている」って――。

 さて、『時計じかけの花のパヴァーヌ編』である。すでに諸先生方の秀逸な感想や考察はネットに大量にアップされているだろうから、私は話したいところだけピックアップして、語る。

 結論から言ってしまえば、Vol.1にあたる『対策委員会編』の方が、ぶっ飛んでいて、ナンセンスで、面白かった。ブルアカのトンチキな部分がたくさん詰まっていたし、たいていみんなマトモな服を着ていない事前知識を大きく覆すダーティさと正統派のアツい展開がほどよく溶け合った大人向けなシナリオの完成度に、とにかく舌を巻いたからだ。

 ブルアカのシナリオは面白い。布教してきたオタクが口を揃えて言うこの文言が正しいと知った今、ブルアカへのハードルは上がりきってしまった。その状態で読んだ今回のVol.2は極めて正しくて、真面目すぎたんだと思う。また、「奪われた仲間を取り戻しに行く」「複数の部隊(部活)が連合軍を組み理不尽に立ち向かう」という大筋が前話と共通していたのも、おそらくシナリオライターにとっては意図的であったとしても、新鮮味は薄かった。

 ただ、これは「面白くなかった」ということを言いたいのではない。むしろ、面白かった。1章にあたる『レトロチック・ロマン』は、全編がゲーム讃歌というメッセージでコーティングされている。ゲームとは、プレイヤーを未知の世界へと連れ出し、冒険を重ねることでワクワクした気持ちを与えたり、感動させたりするものである。たとえ処女作がネットで叩かれても、ゲーム開発部の面々は諦めなかった。気持ちを込めて作れば、必ず届く―。ゲームのみならず、全ての創作にも通ずる「願い」に満ちたこのテーマは、制作陣がゲームを愛し、ゲームを作ることを愛していないと、表立って宣言することは難しかったに違いない。

 たった一人で『テイルズ・サガ・クロニクル』を作り上げたユズの熱意がモモイとミドリを呼び寄せ、彼女たちのゲームに対する熱い想いがアリスを呼び覚ました。後の展開を踏まえれば、キヴォトスを救ったのは彼女たちのゲーム愛であり、一緒にゲームを作る仲間を守りたいという願いだ。勇者は一人で魔王に挑むのではなく、その隣には同じ想いを抱く仲間がいて、それがRPGの常である。

一応"生徒”でいいんですよね……?
家元じゃなくて??????

 続く2章『友情と勇気と光のロマン』では、1を犠牲に多くを救うという「合理」に対し、友達も世界も全部救うという「理想」で歯向かう物語が展開される。今回のエピソードでは先生の存在感がわりと希薄に描かれているのだが、それもそのはず、敵対する相手が少女たちの青春を阻害する大人ではないからだ。アリスの正体が破滅を呼ぶ存在だと知り、キヴォトスを守るために彼女の犠牲をもって事態を収束させようとしたリオの決断は、大人なら正しい。だが、彼女もミレニアムに通う一人の生徒であり、大人ではない。

 キヴォトスを救う役目を本来負うべき大人=先生の身代わりになって汚れ役を買って出たリオの強い責任感を、先生は肯定する。だが、アリスも生徒である以上、彼女も救う。子どもの犠牲で成り立つハッピーエンドなんていらない。そんな強い意思を感じさせる今回のシナリオでは、実際のところ「トロッコ問題」を論破するところまでは至らないにせよ、青春の守り手たらんとする姿勢を見せる瞬間だけ「主人公」として輝く先生の青臭さが、胸を熱くさせてくれた"ブルー”アーカイブってそういうコト!?

実写版ガッチャマンだ。

 じゃあ本当の敵=若者の青春を邪魔する奴等って誰なのよ?っていうところにメスを入れるのも今回のエピソード。思った以上に上位存在でビビったよね。

  • アリス=AL-1Sとは"古の民が残した遺産”である。

  • この世界には“名もなき神”を信奉する“無名の司祭”なるものが存在する。

  • 彼ら曰く、アリスとは“名もなき神々の王女”であり“オーパーツ”である。

  • AL-1Sに<Key>というセーブデータ=人格がインストールされることでアリスとは別の自我が覚醒し、彼女が戴冠する王座を継ぐ「鍵」として働く。

  • <Key>は“不可解な軍隊(Divi:Sion)”と呼ばれるロボットの指揮官でもある。

 いやもう全然わからんけど、“方舟”や“アトラ・ハシース”という名称が出てくるあたり、キヴォトスには滅亡の危機が迫っていて、それはすでに避けようがなく、後世に人類が生きた証を残すべく“神秘”を“アーカイブ化”しようとする謎の組織が暗躍しているのかもしれない。『対策委員会編』におけるアビドス地域の砂漠化だったり、ホシノを“キヴォトス最高の神秘”と評したゲマトリアの黒服も、この思想の関係者だったりするのかな。

 世界が崩壊に向かっているとするのなら、それはもう青春がどうとか言っている場合ではないので、先生=大人はいったい何と闘い少女たちを守ればいいんでしょうか。すでに最終編なる物語が実装されているらしいので、その辺り楽しみです。やっぱこれエヴァなんじゃねぇ?????










※ここから先、下品です※
















あとそのジッパーの意図はなに????????

松永あかね!??!??!?!?!?!?

 ついに正体現したなブルーアーカイブ、っていうところでしょうか。これがあなたがたの言う透き通るような世界観で送る学園RPGってやつですか。お乳首さんが見えなければ大丈夫って apple store の審査も通っちゃうんですかそうですか。ヘェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 いやじゃあそのジッパーな何だって言うんですかねぇ。即座に赤ちゃんに母乳をあげなければならない状況を想定して作ったっていうなら、私もここまで声を荒らげたりしませんよ。赤ちゃんのお世話は常に緊急を要しますからね。わかりますよ。たださァ〜〜〜〜〜〜〜〜エイミちゃんはアレだよね、赤ちゃんの面倒を見なきゃいけない都合はないよね??お外でお胸を出さなきゃいけない必要性にかられる青春は送ってないよネ???じゃあ何なのかなコレは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!???!??!

 そもそも、そもそもですよ。隙きあらばいつでも“突起”を出せます!なんて気概しか感じられないこの衣装で外を彷徨いている女の子のCVに松永あかねさんってさぁ。もしかしてあれかな、Yostarクンってアイドルアニメとか結構好きなのカナ????アイカツとか観てる????そういえば富田美憂さんもいるもんねこのゲーム。あぁそっかァ〜〜〜〜〜〜〜〜わりと趣味近いじゃんえLINEやってる?どこ住み?今度飲もーよ笑

 オイおどれ。まぁそこ座れや。これアレか?キサンらピュアパレットを"そういう目”で見てたっちゅーことかいね?????おう。言い訳はいらんから結論だけ言わんかい。おう、おう。そうか。そうかい。ほぉ〜〜〜。

 ……というわけで、“すぐ服を脱ぎたがる女の子”らしいエイミちゃんに、『アイカツフレンズ!』の友希あいね役でおなじみ松永あかねさんを起用されているそうなんです。みなさんはどう思いますか?こんなことが許されるんですか????

 どうやら私の本当の敵が見つかったようです。この青少年の育成に著しい悪影響を及ぼすに違いないゲームに、正義の鉄槌を下さねばなりません。おのれYostarめ……ゆ゛る゛さ゛ん゛!! だが孫子曰く、“敵を知り、己を知る”ことなくして、勝利などありえない。ブルアカに勝つためには、まずは己自身がブルアカを、そしてエイミのことを知らねばならないだろう。そのために今の自分が出来ることといえば……。

"金”で
Yostarを
黙らせることだ。

 とはいえ、私のようなシナリオだけ読みたい派(ゲーム要素は触らない派)の人間に対し課金を促すことが難しくなるため、相当の自信がないとこの方策は取れないと思う。事実、私は今の所ブルアカコンテンツに対し一銭もお金を払っていない。なので、どこか申し訳無さが心の中にあるのだけれど、じゃあゲームの外では何を?と調べたら公式ASMRが出てくるあたり、このゲームはどう見られたいかが明快でいっそ清々しい。

【ブルアカ】『対策委員会編』を読んだよメモ【初見】

 届け……届けよォーッ!!!!!!!!!!




























アツコ、これからよろしくな!!!!!!!!!!!



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