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Macintosh使いのための自動化

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このシリーズでは、Automatorの機能を使って、日々定型となっている作業の自動化と、自動化といえば古くから存在するAppleScript、またその他の言語とを相互に連携しあう…
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#プログラミング入門

ZIPでファイル圧縮をしよう! 【5】

さて、このお題も最終章といきたい、と書き始めるも、すでにあれから2ヶ月が経ち… いいかげんに自分でもちゃんと使えるものにしないといけません。前回はこちら。 前回の終わりで、アクション全体が長くなるから AppleScript で全部やってしまおうというような話をしましたが、パスを分解し格納したそれぞれの変数はそのまま持っておいた方がいいですね。 そのうえで… 「origFullPath(オリジナルのパス全体)」、 「origPath(オリジナルのパス部分のみ)」、 「o

ZIPでファイル圧縮をしよう! 【4】

過去3本の記事を書いて、未だに本題に入っていないというシリーズ。いつの間にやら年まで新しくなり2022年となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回はZIP圧縮の実際のアクションを組み立てていきましょう。前回の冒頭で考えたステップに沿ってやってみます。 目的のファイルを選択すると同時に、フルパスを取得 Automator では、ファイルを選択してそれに対して操作をするというアクションを作ることは日常チャメシゴトなので、そのへんは便利にできてます。 ファイルに対し

ZIPでファイル圧縮をしよう! 【3】

みなさんこんにちは。いつになったら完成するかわからない本シリーズ、3回めとなります。前回のエントリーはこちら。 前回は、話が脱線したほかは(笑)、本ZIP圧縮プログラム(Automatorアクション)の組み立てをイメージする、ということだけやってみました。もう少し掘り下げてみます。 1】目的のファイルを選択すると同時に、フルパスを取得  ↓ 2】このオリジナルファイルのフルパスは専用の変数に保持(そのままシェルコマンドに渡す文字列として使える「はず」※注)  ↓ 3】新た

ZIPでファイル圧縮をしよう! 【2】

みなさんこんにちは。既に長くなりそうな予感プンプンのこの題目、2回めであります。 前回は、こちら。シェル(ターミナル)がどういうものか、少しだけ触ってみました。 このシリーズで、Automator を通じシェルにやらせる仕事はZIP圧縮なのですが、そのためのコマンドはたったの1行で済みます。 【書式】zip [オプション] [圧縮完了時の(新規)ファイル名] [圧縮元のファイル名] ↓zip [オプション] hoge.zip hoge.txt 例としてはこんな風に打ち

ZIPでファイル圧縮をしよう! 【1】

さあさあ久しぶりにお題が見つかりましたよ。ZIP圧縮。 Macintosh な皆様は、今までこれ、どうやってました? 私はですね、Win な方へ(ではなくても、通常)ファイルを送る時、対象がフォルダの場合、余計なファイルが入ったり、ファイル名で問題が起こったりというような事象はずいぶん昔に知識として知っていたので、Mac標準の圧縮機能を使ったことがありません。コンテキストメニューからいくアレ。 敢えて名称は伏せますが、そういうなんやかんやに対応したフリーソフトを使ってい