見出し画像

新年度こそ"変えない"。|ASDはルーティンを好む。

こんにちは!ツナです。
発達凸凹(ASD)な息子との暮らし、あれこれを綴っています。

日中は初夏の陽気となったこの週末、ここ信州でも桜が満開となりました。松本城の夜桜会にも行ってきましたよ♪

新学期が始まって、1週間。

さて、新学期が始まって1週間。
息子は進級したのがうれしいようで、毎日元気に学校に通っています。「今日は○○したよ!」と学校であったことを楽しそうに伝えてくれるのは、親としてうれしい限り。

とはいえ、きっと進級に伴う変化(担任・クラス替え等)にストレスを感じてもいることでしょう。本人はまだ自覚してないようだけど、今までの経験上、母には分かるのです。

ちなみに息子は "学校であった嫌なこと" を家で話すことはほとんどありません。本人が意識的にそうしているわけではなく、特性上、終わったことは忘れてしまうよう。
日々学校で起こるトラブルは、電話や連絡帳を通じて担任から伝えられるのが基本。本人に確認すると「あー…何かそんなことあった気がするけど…忘れた!」と言われることも多々です。

昨年度はちょうど今くらいの時期に "行き渋り" を経験しました。こちらについては改めて書きたいと思います。

いい変化・悪い変化、どっちもストレス!

"悪い変化" はストレス。
だけど "いい変化" もまたストレス。
個人の差があるのはもちろんですが、"変化する" って多かれ少なかれストレスがかかりますよね。「五月病」って言い得て妙だなぁと感じます。

ASD(自閉スペクトラム症)の息子にとっては特にそう。"ルーティンを好み、変化を嫌う" という特性があるからです。
先日書いた新年度初日のトラブルも「起こるべくして起こった」といえます。

枠にはめられるのを嫌う息子にとっては、そもそも学校自体が不合理なもの。通常発達の人たちとは比較にならないほど、日々適応するために労力を費やしているはずです。
まして新年度となれば…!学校で感じるストレスは、恐らくただならぬものと思います。

そんな時期、私(親)にできることは何だろう?

意識してやっていることは?

できることはただひとつ。
学校外では変化を避ける、つまり私生活では "今まで通り" を保つことです。

分かりやすい例をあげると「新しい習い事を始めない」とか「習い事の曜日・時間を変えない」とかかなぁ。何気ない日々のルーティンも、この時期は意識的に変えないようにしています。

至るところで「新年度こそ始めるチャンス!」みたいなキャッチコピーに遭遇しますが、息子にとっては「新年度だからこそ、始めない」。そう考えています。もちろん息子本人の希望であれば、話は別ですけどね。

ちなみに私、息子が小学校に入学するタイミングで仕事を辞めています。
入学と同時期に学童保育を利用し始める方も多いと思いますが、迷った末、私は断念することに。学校内外、両方で変化が訪れるなんてカオスの予感しかしなかったからです。

今振り返ってもこれは英断でした。
生活環境が大きく変わったうえ、"保育園の先生" と "学校の先生" の対応は似て非なるもの。当然息子は適応するのに困難を極め、入学後の数か月は特にトラブルだらけですよ…。涙

そんな中、「学校が終わればママと家に帰れる」ことは息子にとって大きな意味をなしていたよう。時折不安定な様子は見えたけれど、少なくとも学校外では表立ったトラブルはなかったと記憶しています。
(何かに気を取られて周りが見えなくなる不安があったため、入学時から小3の春までは毎日登下校の付き添いをしていました。)

”変えないこと” の重要性を強く実感した経験でした。

「学校では変化があるけど、学校の外はいつもと同じ」。そんな安心要素を(できる範囲で、ひとつでも多く)確保しておくことが息子の心の安定につながっているように感じています。

これはあくまでもわが家の場合です。一概にいえることではありませんが、どなたかの参考になればうれしいです◎


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?