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FF Xの再ブームで『水瓶座時代』を生きる〜FF X 記事Vol.2〜(ネタバレ有・閲覧注意)

前回はFF10の内容を占星術で読んだ内容考察を書きました。今回は各キャラクターのサイン予想を書こうと思ったのですが、土星と木星の水瓶座入りに伴ったグレートコンジャンクションの時期からFF10がリマスター以外でも動きを見せました。

ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニアというアプリゲームがるのですが、アプリ内のイベントのピックアップはFF10のティーダとユウナでした。

このイベントで執筆主は必死にティーダとユウナのBT専用武器をもらうためにたくさんガチャを回したなと思います。(かなり必死でした!!)

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ここまではちょっとした雑談です。

今回の記事は、ほぼ7割がコラムだと思ってもらえたら幸いです。

さて本題です。

FF10で忘れてはいけないのはシンとの戦いだけでなく、グアドサラムの族長のシーモアとの戦いです。シーモアはゲームの中では28歳という大変若いながら老師というエボンを見守るグアド族の代表もやっていました。

シーモアの年齢の『28歳』は、占星術でいう『サターンリターン』になります。人生が大きく変わる謂わば『転機』に近いです。この時期に大恋愛をしたり、結婚をしたり、仕事面で大きく成長して出世したり、サターンリターンは色々あります。このサターンリターンは単なる恩恵だけでなく、『本当にこれでいいのかい?』の最終確認を提示してサタンリターン期間にいる本人の意識を大きく揺さぶります。そのために起きるあらゆることの分断や、ショックな出来事はつきものと言ってもいいかもしれません。

シーモアが老師になる前はシーモアの父親ジスカルが老師を務めていました。

しかしシーモアの手によって殺されてしまうのです。

今回の水瓶座時代を生きるをテーマにお話するのに、このシーモアが大切なキーパーソンになっていきます。

シーモアの風貌、考え方、ストーリーの中での行動を分析して、何座なのだろうと考えた時に出てくるのが『山羊座』です。

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ファッションだけで見ていくとシーモア老師の風貌はタロットカードの悪魔にも見えてきます。ツノみたいな印象がある独特なヘアスタイルです。悪魔そのものの象徴として『鱗』があります。鱗を持つものは悪魔とされていると言うものです。

昨年3月にブームになった疫病に効くアマビエ様は鱗を持っていますが、アマビエ様は悪魔であり、知らない間に悪魔崇拝をさせられているという話もあるくらいです。シーモア老師の額にある模様が『鱗の模様』にも見えます。

悪魔のカードは言っちゃ問題かもしれませんが、ちょっとシーモア老師にそっくりなように感じます。

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シーモアはスピラを支配する野望もありましたし、父親を自分の手にかけて殺すと言う手段を選ばない非道なやり方で権力(老師と族長)と立場を掴みました。

外での対応は非常に良い対応で、作中では召喚師としてのアドバイスをユウナにしているシーンもあります。そのシーンでは、シーモアの言ってることは非常に真っ当なことではありました。欠けている事があるのだとしたら、感情などが介入できないと言うこと。

シーモア自身、自分の立場だからこそ弁えはしっかりしていました。悪ぶることなく、むしろ老師や族長の勤めはしっかりと果たし、とても慕われている人物でした。

シーモア老師とタロットカードの悪魔がどことなく似ているのは偶然だとしても宇宙や惑星の原理や象徴に仕組まれているのだとしたら興味深い現象です。人はこの風貌が悪魔だとDNA的に認識しているようにも考えられます。

まさにグアドサラムの族長になり、老師という立場にある父親を殺して自分が君臨するシーモアのやり方は山羊座的な印象が強いです。そしてシーモアの権力に対する動機というのは、自らがシンとなりスピラを自らのものにすることが動機でした。権力に飢えた歪んだ悪いパターンの山羊座的な思考です。(一言で言えば山羊座の悪いところがほとんど出ている状態。)

我々の住む現代では、土星、木星、冥王星が同時に山羊座に滞在して役2年半の間は『社畜』『ブラック企業』『サービス残業』などが公にやっと問題視されたように感じます。同時に感じるのは『社会の駒のような感じ』でした。

山羊座は活動宮の土エレメントです。ルーラー(支配星)は土星です。

社会に対する働きかけが非常に強く、それが厳しくもあり試練や葛藤が多いのが分かります。肩書きがコンプレックスにもなりますし、肩書きが名誉としてしっかり花咲くかも『山羊座本人』の使い方で大きく変わるのも特徴です。権力は使い方によって、最終的に自分自身を破滅に導くのも特徴です。

山羊座の象徴をさっくりと簡単にまとめてみます。

・常識、モラル、社会、秩序

・縦社会

・物質主義

・肩書き(スペック)

・堅実

・我慢

・着実なルート

・マウンティング

・責任ある立場

・社会的成功

・野望

・虚栄

・意固地

ということが上げられます。まだまだ象徴はたくさんありますが、今回紹介する象徴はここで留めておきましょう。

山羊座を持っていると自分で資産を作り上げたり、自分が長になることで秩序や自分の世界を回そうとすることができます。そのために必要な事柄をきちんとわかっているのが山羊座です。良く言えば策略家、悪く言えば手段を選ばないと言う性質が伴ってきます。メリットがあればデメリットがあるのです。

世界はそうやって表裏一体を繰り返すので、良い悪いの話ではないということをお伝えしておきます。

この山羊座側が社会や権力者(政治家や国家権力)なのだとしたら、庶民からしたら、それはそれは奴隷のように扱われながら社会に尽くすことを強いられると言っても過言ではありません。

この秩序が良ければ、秩序のために庶民は汗水垂らしながらも働き、充実した時間を送るために日々励むことができます。

この山羊座ステリウム時代の2018年頃から上下関係や主従関係と切っては切り離せない社会問題が浮き掘りになりました。

そして2020年、コロナウィルス蔓延に従い、人として当たり前の生活と平等に対する声を国民が上げるようになりました。

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次に庶民サイドとも言える水瓶座のティーダサイドを見てきます。

ティーダたちは最終的にはエボンの教えが平和を謳う一時のまやかしということを暴き、永遠の平和の形を作り、自分たちの本当の道を切り開くために、教えを覆しました。ティーダたちの行動は『常識を疑い、社会に対する疑問から世界に革命をもたらした』という表現ができます。

スピラの未来に明るい希望を提示したティーダたちは『希望』を、いつも捨てませんでした。どんなに無理難題なことでもやり遂げようとあらゆるエキセントリックな作戦を考え、実行し、乗り越えて、スピラの人たちの希望になりました。

シーモア老師の話でもタロットカードを上げたのでこちらでもタロットカードを上げてみようと思います。

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水瓶座を象徴するカードは『星』のカードです。まさにFF10の青く美しい哀愁漂う世界観と、なんだか似ているように感じます。

星のカードの意味には『希望』が入っています。星の一筋の光を頼りに自分の希望を探すカードです。希望は消えない、星が、理想が、夢がある限り、自分の中の星は消えないんだよというメッセージもあります。

スピラの希望となったティーダたちはスピラでは英雄でありスーパー『スター』でもあります。まさに星のカードです。

どうでしょう、FF10の世界観に見えてこないでしょうか?

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さて、希望の光となったティーダたち側の水瓶座の象徴を簡単に上げてきます。水瓶座は風の不動宮です。風は自分の信念を表し、不動はブレないことを指します。簡単にいうと自分のこだわりが異様に強くも感じられるので、水瓶座は良く『奇人変人』とも言われています。

・自由

・平等

・人権

・個性

・反骨心

・エキセントリック

・博愛

・友愛

・偏見のない

・改革

・独立心

・理論的、屁理屈

です。(少し多くなってしまいました。執筆主が水瓶座の人間なので悪しからず)

革命や社会、教え、常識に対する反骨心は『水瓶座』の象徴です。

歴史の中でも水瓶座という星座が社会天体(木星、土星、冥王星、海王星、天王星)に入った時に何かしらが起きていました。自由と平等を獲得したフランスの『フランス革命』のチャートも水瓶座が関わっています。

これらの2つの要素をまとめてみましょう。

シーモア=山羊座的社会の権力者

ティーダたち=水瓶座的な博愛と個々の権利を主張する庶民

と考える事ができます。

シーモアは作中でティーダに『私がシンとなればお前の父親は救われる。』と告げます。

しかしティーダはそんなことよりも平和のまやかしに立ち向かい、シンを倒す覚悟を既に決めていました。決意が揺らぎませんでした。

絶妙なシーモアの交渉に対し、ティーダたちの自分の意思を貫き押し通すこだわりはまさに『水瓶座的』な姿です。

そんなティーダとシーモアたちから、今後の水瓶座の風味が強くなっていく時代に何を持つべきかを考察していきます。

シーモア老師が社会の象徴だとします。シーモアは作中で何度もティーダたちの前に立ち塞がります。しかし4度目のティーダたちとの遭遇で、最終的にはティーダたちに倒されます。

ティーダたちはその前に3度もシーモア老師と激戦を繰り返すことになります。

ティーダたちは社会を支配するシーモアという山羊座の象徴と最後の最後まで戦い続けます。

ティーダたちがなぜそこまでしてシーモアと戦い続けたのか。それは本当の意味で人々が自由と生きる権利を獲得することが『平和』だと考えたからなのです。

10年のナギ節という呪縛がある社会の縛りはある種のルールや常識になっていました。

私たちの社会(スピラ)にも自由と生きる権利があっていいじゃないかと私は思います。こうしなければならない、あーしなければならない、それが理不尽に社会で起きてます。

昨今はコロナウィルスの蔓延による自殺者の増加、リストラの増加、収入の減少など、生活が苦しくなっています。しかし国は中々動いてくれないどころか、悪循環も生み出しました。(個人的にGOTOトラベルは悪循環であり狂気の沙汰にしか思えませんでした。)

そんな悪循環を提示する社会で私たちは自分の本当の自由と生きる権利を獲得するために、社会に対して諦めちゃいけないと言うことなのです。

これからの水瓶座時代(本格的に水瓶社会になるのは2023年の冥王星水瓶座入り)は『個々』のスキルが生きることで回る社会になっていくと考えられます。組織だけから回る社会ではなくなり、所謂組織の解体や分散が始まります。分散が始まれば次は個々のスキルが生きてきますので、そのスキルをお互いに合理的に使いあって与えあって、自由社会ができていくと考えられます。本当の意味で支え合う時代が来ると思います。

これってよくよく考えたらおかしいよね?って言う『常識』と言われたもの、思い付きませんか?常識に対して疑問を持つことが鍵になっていきます。

そのために弛まぬ探究心を持ってティーダたちのように自分らを縛り上げる社会に対して、自分たち一人一人の権力を主張して使っていくことで、反発していくことが必要じゃないかなと執筆主は考えています。

水瓶座時代は個々のスキルや才能や考え方が尊重されます。

だから、自分たちの『人権』を主張してもいいのです。思い切り反発してもいい時代です。イエスマンのアンドロイドのような自分を卒業して意思を持つことが何より水瓶座時代を生きるのには大切なキーです。

そんな今からやっておくことは、自分の得意不得意を把握する、それに対して勉強する、自立心を持って自分の才能やスキルをお金に変えていくこと、そしてラベリングやスペックに拘らない尊重の意識を持ち、相手を尊重することで人との繋がりを大切にすることです。

ここで忘れてはいけない心得があります。

『既存があるから新しいものが生まれる』

と、言うことです。山羊座時代が暗い印象に見えたと思いますが、それは今だからこそ暗く見えるようになっただけです。当時は暗くも何もなくそれが当たり前だったのです。当たり前から学んだことだからこそ、革命をしていくことができます。なので、前の時代を決して恨んだりしてはいけません。この時代があったことに感謝して、糧にした先に自らで改革していけることを絶対に忘れないで欲しいです。

水瓶座時代、爽やかに見えるかもしれませんが、人類がついていけないような出来事は色んな形で増えていくと私は考えています。

水瓶座は地上から離れた意識領域サインです。

だからこそ、土の時代を生きた自分たちには難しい課題がたくさん出てくるでしょう。水瓶座なので、占星術も象徴です。これを機に占星術を勉強して、今日の天気予報みたいに、今日の自分予報、みたいなものを人々が平気で使うような時代になってもおかしくはないでしょう。

占星術はもっともっと身近な存在になっていくことも全然ありうる話です。

自由謳歌するために必要なスキルが身近になっていきます。そして本当の自分をちゃんと理解できる時代にもきっとなっていきますので、忘れそうな時はティーダたちが世界を救えたのは『教えを覆した革命』を起こしたからと言うこと、『自分たちの希望そのものが自分自身』だと言うことは、これからの自分らにとても為になる教訓になるのではないかなと思います。

アーロンのセリフが最高にヒントをくれているので最後に紹介しておきます。

『さぁ どうする!今こそ決断する時だ!死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか、自分の心で感じたままに物語を動かす時だ!』

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