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久しぶりにスクリーンで観たい映画に出会った「少年の君」

こんにちは。
菜紡です。



少し心の内を語らせてください。
ミステリと言う勿れで、いじめの加害者についての記述がありました。


僕は常々思ってるんですが…、どうして、いじめられているほうが逃げなきゃならないんでしょう。欧米の一部では、いじめているほうを病んでると判断するそうです。いじめてなきゃやってられないほど、病んでる。だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒すべきと考える。日本は逆です。いじめられてる子をなんとかケアしようカウンセリングを受けさせよう、逃げ場を与えよう。でも逃げるのってリスクが大きい。学校にも行けなくなって、損ばかりする。DVもそうだけど、どうして被害者のほうに逃げさせるんだろう。病んでたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのはいじめてるほうなのに。

ミステリと言う勿れ

それで思いました。


いじめる人の行動言動を異常とは判断するものの、いじめる人の心を考える場面は少ないのではないかと。


いじめの加害者に焦点を当てた活動ができないか、そう思って色々調べていました。

そこで見つけたのがこの映画。少年の君。




リアルで、心に響いて、心が動かされて、たくさん涙が出てきました。

生徒も先生も、子どもも親も、警察も、みんな生きている。
それぞれの葛藤と想いがある。

お互いに思っていても伝われない。
自分のことしか考えられない時もある。




なんと言っても、役者さんの演技が素晴らしかったです。



きっとこれが普段見えていない現実で、

それぞれの環境が、
人とのコミュニケーションが、

「いじめ」の発端を作っている。





この映画の内容を「感動した」とか「素晴らしい」と安易に言葉にできません。

私が1番感じたのは「辛い」です。




「君が世界を守るなら、俺が君を守る」




社会への反発、不条理、信じられない人ばかり。
そんな中で強く生きるふたり。



そんな社会でも私たちは、

生きている。
生きていける。
生きていかなきゃいけない。

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