映画“異動辞令は音楽隊!”が面白かった件について。

TVの特集でこの映画を知って、なんか観てみたいな〜観るんだなアンテナが反応して観てきました!


(最近、直感というか感覚が鋭くなっているのか、音はよく聞こえるし、TVの次に流れるものがふっと分かったり、、なんなんでしょうかこの現象)


映画の感想は、
一言でいうと、どこかリアルで味がある。


阿部寛さん演じる主人公の成瀬さんは、真っ直ぐで、その真っ直ぐさが周りを見えなくしている。

昔と今を比べて、昔の自分に固執している。

昔の自分の栄光に縋って、自分固有の固い価値観がある。

その思いが自分の信念をさらに強くして生きている人。


そんな実際にいそうな人。

私はちょっと世代が違うから(?)分からないので、きっとこんな人いるよね〜って感じですが。



この映画は、

清野菜名さん演じる来島さん、
磯村勇斗さん演じる坂本さん、
高杉真宙さん演じる北村さん、

それぞれに成瀬さんとの関わりから生まれるものがあって、それぞれの行動と選択が変化しているように見える。



主人公がいて、もちろん主人公中心のストーリーが成り立っていて、

それでいて他のキャラクターにもそれぞれの道と選択が描かれている。

それらの“セッション”が描かれていました。



きっと映画のストーリーの大枠、惹かれる内容にも変化がある気がしました。

私たちは、主人公ではない登場人物皆んなの視点や思考、行動の変化を求めているのかもしれない。

主人公だけが輝く視点ではなく、
より多くの人がその世界の中で輝く世界を望んでいる。



きっと皆んなそれぞれにそれぞれの信念と流儀があって、それがセッションして新しい道が生まれていく、そんな気がしています。

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