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ポジティヴシンキング・①

こんにちは。ポジティヴシンキングワールドへようこそ。

ポジティヴシンキングの考え方を本形式でお伝えする企画の2回目でございます。

第一回 : ポジティヴシンキング・前書き

第一回の最後で、ポジティヴ=「未来志向の考え方」であると書きました。また、「楽観的」や「プラス思考」と混同しないで下さいとも書きました。
ですので、今回は本題のポジティヴ=未来志向の前に「楽観的」や「プラス思考」について少し考えたいと思います。

楽観的とは

まずは「楽観的」について。

楽観的:物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。
対義語は、
悲観的:先行きに望みはないと考えるさま。望みのもてないさま。
(デジタル大辞泉)

さま、というのは様子のことですね。様子というのは、周りから見てわかる状態ということです。
楽観的な(考え方をする)人というのは、物事をうまくいくものと考えて心配していないように(周りから)見える人ということになります。

となると、一般的な「楽観的」のイメージとかなり似かよっているような気がしますが、楽観的、悲観的というのは、とどのつまり、周りからそう見えるというだけのことであり、実際のその人の考え方や行動様式ではなく見ている側の主観ということになります。
よって楽観的というものは「自分自身の考え方」ではない、すなわちポジティヴシンキングではないということになります。

プラス思考とは

次は「プラス思考」についてです。

プラス思考:何事においても、きっとうまくいくさ、何とかなるものだなどと良い方向に考えが向くこと。特に、悪い状況の中でも前向きに考えること。物事を肯定的にとらえる考え方。
対義語は、
マイナス思考:何かにつけて、どうせ失敗するさ、私はだめなんだなどと悪い方向に考えが向くこと。物事を否定的にとらえる考え方。
(デジタル大辞泉)

この二つの言葉の要旨は最後の一文です。
すなわち、物事を肯定的にとらえるか否定的にとらえるか。

これは先ほどの楽観的とは違い、考え方という定義になっています。

一般的に使われる「考え方」には2種類あります。

視点と様式です。様式は道筋と言ってもいいかもしれません。

ただ、よく使われているプラス思考という言葉は、現在もしくは過去に実際に起こった事象に対して、どういった受け取り方をするかというニュアンスで使われています。すなわち、視点という意味合いが濃いのです。

プラス思考は実はプラス視点ということであり、結論を導くためのプロセスであるポジティヴシンキングではないということになります。

プラス思考 閑話休題

先ほど、プラス思考の対義語として、「マイナス思考」「否定的」という言葉がでてきました。
肯定的と言われると、「ありのままでよい」という印象があります。そしてプラス思考は「物事のよい点に着目する」ようなイメージがありますね
対する否定的と言う言葉からは「ありのままではダメ」といった印象を受け、マイナス思考は「物事の悪い点に着目する」ように受け取ってしまいます。

少し言い方を変えると否定的、マイナス思考という考え方は、何か規範や理想というものがあり、それに近づけるための視点ということになります。

対して肯定的、プラス思考は規範や理想といった既存の枠組みからはみ出たり、あふれたりしているものを良しとする視点ということになります。

現在、Web上や本などでポジティヴ、プラス思考などのワードをよく見かけますが、これは戦後ニホンの教育に対するアンチテーゼなのでしょう。戦後ニホンが推進してきた教育システムでは、既存の枠組みに収まらないことは悪としてきましたが、本来であればそこに悪や善といった概念は存在しません。そのような流れにようやく社会がなりつつある、といった示唆を含んでいます。

プラス・マイナスどちらもある

さて、少し脱線してしましましたが、プラス思考という考え方は今の社会情勢からも非常に注目されている視点です。しかし、あくまでも現在もしくは過去に実際に起こった事象をとらまえて、どういった受け取り方をするかということになります。

例えば、天気予報で「今日の最高気温は45度でしょう。」とキャスターが言っていた場合を考えてみましょう。
プラス思考の人は「暑いなぁ、これだけ暑いとビールが美味しいだろうな」のように考えるかもしれません。
対してマイナス思考の人は「暑いなぁ、これだけ暑いと死者がでるかも知れないよな。」
というように考えるのではないでしょうか。

けれど、よく考えて下さい。

実はどちらも誰もが考えることではありませんか?

視点から行動・アウトプットへ

考えることを繰り返して、最終的には行動になります。

その行動=アウトプットを通じて私たちは社会と関係を持っていきます。

上で見たようにプラス思考やマイナス思考そのものは誰しもが持っており、何かの出来事に対して良い面を見つけて考えがちか、悪い面を見つけて考えがちかということなのでしょう。ですが、絶対的に善・絶対的に悪な視点というものはないと考えています。

一つの事象に対して、プラスの視点、マイナスの視点からとらえ、それに独自の思考様式・思考プロセスを経て最終的なアウトプットにつながります。

その手順=様式=プロセスこそがいわゆるシンキングなのだと考えています。

視点×思考様式=行動様式

もっと細かく整理すると
視点(プラス思考やマイナス思考)×思考様式(ポジティヴシンキングなど)=行動様式(未考察)

そして行動様式を他人がどう受け取るか、が楽観的、悲観的

なんかすこしざっくりしすぎですが、現時点ではこんなかんじでしょうか。

つまりポジティヴシンキングとは、「未来志向(←ここは未考察ですが。。。)の思考様式・思考プロセス」ということになります。

長くなりましたが、今回はここまで。次回以降は具体的にポジティヴシンキングの中身を見ていければと考えています。

今回のまとめ

楽観的は「見ている側の主観」である。
プラス思考は「プラス視点」である。
ポジティヴシンキングは「未来志向(←ここは次回以降で考察)の思考様式・思考プロセス」である。

ということになります。

次回以降もよろしくお願いします。


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