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プリンセスピーチ Showtime!はうつ病でも楽しめるぞ!

今回は最も有名なゲームヒロインことピーチ姫がキラメキを放つスタァ体験ゲームと、うつ病患者との相性についてお話します。

「ああ今日も何もできないな……」というのはうつ病の方々にとって日常茶飯事なことでしょう。それでもやはり心を潤わせたいと思う日もあるはず。何かうつ病向けのコンテンツでもないかしらと調べてみるけど……試しにChatGPTにでもきいてみましょう。

まあ見るからに心に優しそうなモノがズラリ

Googleで調べても出るタイトルは大体同じ感じ。つまりは「癒やし」を謳うコンテンツを推薦されます。もちろんこれらの作品はイチ患者としてもイチゲーマーとしてもおすすめできます。

しかし僕は常々思うのです。本当に知りたいのは様々なモノの「鬱でもできる方法」「鬱時の楽しみ方や対策」であって「これ癒やしっぽいよ☺」ってあからさまな優しさばかりじゃ味気ない!!!

ダイエットする時に完全食とか低糖質飯ばっか食べるより、ちゃんと自分の代謝量や栄養バランスを計算して美味しいもの食べて運動するほうが健康だし楽しいじゃないですか。エンタメだって同じで病気の時でも色々な味を楽しめたほうが嬉しいはず。

だからこそ鬱病当事者の目線は、やはり当事者が発信していくしかないのだろうなと考えています。

本題に戻って。先日スイッチのピーチショータイムをクリアし、うつ病でもアクションを楽しみやすい良いゲームだと感じまして。ネタバレは控えつつ何故うつ病向けと言えるのかをイチ当事者の目線で解いていきます。うつ病でもキラメキを味わいたい人へ!

ピーチショータイムの紹介映像


気力 体力 財力 脳力ともに要求がローコストである

うつ病患者においてエンタメを楽しむ壁となるのは「財力」「気力」「体力」「脳力」だと考えています。この要求が高めのコンテンツだとまあむずい。steamの要求スペックに追記してほしい。

①財力の面

うつ病人にもピーチは"比較的手に取りやすい"です。

Switchは現在日本で一番売れたゲーム機であり家庭に1台はある場合が多い。なくても中古で安く手に入りもします。そして任天堂販売ソフトはカタログチケットや中古販売でわりかし安く買うことができます。今なら3千円~5千円以下で買えるでしょう。新作流通ソフトとしては安い方。

パッケージソフトはだいたい5千円超えがち

②気力の面

どんだけ内容が良くても鬱じゃ多く気力を使いそうなものには及び腰になってしまいがち。このゲームはその要求が"かなり低い"です。

プレイ時間はクリアまで10-15時間ほど。1プレイ10~20分のコース選択制なので、もし1日1時間しかできなくても全く問題ない構成。

ストーリーも「ピーチ姫が遊びに来た劇場が謎の劇団に乗っ取られた!!不思議な力とキノコ王国最強ビジュぢからでコスプレして劇を取り戻そう!」というもので精神力なんか一切使わないし、プレイヤーを故意に驚かそうとか傷つけようとする要素も全然ないので安心してプレイ可能です。

ずっといてねの子かわいい

③体力や脳力の面

うつ病時は体や頭が激しく疲れることは続きにくいです。このゲームは"かなりその要求が低い"です。

操作難度はめちゃくちゃ優しい。左スティックとAかBボタンを使うだけ。基本ワンボタンアクションとなっております。サクサク脳死で動かしてもなんとかなるのできもちいです。寝ながらも気軽にやれちゃうよ。

ただ一部コースにてQTEが採用されております。けど猶予時間も多めなので身構えなくてOK。デスペナもコイン10枚減るだけなので重くなく気軽に挑めます。

カンフーが個人的に気持ちよくてお気に入り

脳を使う場面もかなり優しめ。探偵ピーチという謎解きステージにおいても10歳以上の脳力があれば問題ない感じ。他の謎解き要素もかなり優しいし時間制限もないのでノンビリやれます。むしろ物足りないかも?

ストーリー等でも難しい話や覚えなきゃいけない用語や伏線などもないので、身構えず流されましょう。

うつ病患者でも楽しくなれる表現がてんこもり

マリオシリーズと言ったら大体の人が「楽しい」というイメージを持っていると存じます。ピーチショータイムも例に漏れず楽しい仕上がりです。

特に綺羅びやかな演出や景観、ピーチ姫というキャラの魅力的描写においてかなり優れています。それが押し付けがましくもイヤらしくもないので、心が疲れていてもスッと飲み込めます。

美しい
ヒーローはステージ演出がレトロでよかったなあ

そして一番最初にプレイすることとなる剣士。これがアクションもサクサク敵をなぎ倒せて気持ちが良く、この姫様の圧倒的ビジュの良さ!最高です。この時点でキュンときたらこのゲームを最後まで楽しめる可能性大。

惚れちゃう

ピーチだけじゃなくて敵の中にもビジュの良いキャラもいますよ。

名古屋弁ねこ
こいつ人気出そう

今作は劇場が舞台ということで、まるでステージの上を見ているかのような演出が多々あります。まさにショータイム。見せ方に魅せられます。

単純に美しいステージもあれば
あまりにコテコテすぎるだろとなるものも それもまたいい

もちろんウリであるゲーム性のバラエティに富んでいるところも楽しい。アクション系でも剣戟、カンフー、ヒーロー、カウガール(なわなげ)、忍者(ステルス系)、怪盗(ワイヤー系)とやることが一味違うのです。簡単な操作で様々なゲーム性が楽しめます。

ストーリー的な要素は全体として薄めですが最後、最後の演出とステージはぜひネタバレなしで楽しんでほしい!やられてしまいました。

それでも注意点として

せっかち、やりこみ主義や完璧主義スタイルで挑むのはおすすめできません。このゲームの欠点としてメニューUIやリプレイ性が少し古めな設計となっており現代に合うとは言いにくいです。

リプレイが少々面倒なうえにコンプリート要素が初見殺しだったりします。なので完全無欠にやろうとするとストレスが溜まってしまいそう。それを気にしないか、最初から大筋だけを楽しむつもりで挑んだほうが精神にはいいかな。必要なアイテムは通常プレイで問題なく回収できますよ。

個人的に気になった点、携帯モードだとたまにボヤけてると感じる事があり(慣れている人ならOK)やはり演出がいいゲームなのでTVプレイがオススメではあります。ただ有機EL映えもしますし、Switch liteでも文字とかUIが大きいので支障となる部分はないかな。

最後に

もし貴方の財布と心が少し楽なとき、楽しいアクションゲームをやりたいなと思ったら本作をぜひご一考下さい!

無理のない範囲でうつ病生活を彩っていきましょう

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