見出し画像

ミニマリストを目指すのではなく

まあ今日のはクサい話になります。よかったら見ていってやってください。

一時期、ミニマリストに憧れた、そんな時期もありました。

こういうのって麻疹みたいなもんで、多くの人間が一度は憧れる類のものだと思ってる。ミニマリストじゃなかったとしても、ダンシャリアンとかさ。

で、それに合わせていくつか本を読んでみたんだけど。

どれも正直そんなに記憶にないのだけど、どの本にも共通して言えることは、「節約本」だってこと。少ない金額で豊かな生活できます、的な内容がほとんどだった。

それが悪いわけじゃないし、その事自体は素晴らしいと思うし、それが必要な人もたくさんいるだろうから、否定はしない。

でも、僕が目指す方向じゃなかったなー、ってのが改めて分かった。

僕は子供の頃は家がめっさ貧乏だったので、お金のない生活ってのがどんなものなのかはある程度知っている。今でこそ、そこそこ稼げるようになったけど、子供の頃の貧乏体験があったからこそ、金を稼ぐことにはある程度固執をしている。

金を稼ぐことのモチベーションって、財布の中身とか口座の残金とか気にしないで買い物したい、ってことだったんだよね。もちろんでかい買い物をするときは考えるし、計算もするよ。でも1万円、いや数万円以内だったら何も気にせずに買えるようになりたい、っていう『ささやかな目標』が僕の金を稼ぐモチベーションだったんだよね。

それって結局ミニマリストとは逆行してるな、と。

自分の部屋の中のモノは減らしたいし、シンプルにしたい。でも、それは金を節約するためではなく、もっと無駄を削ぎ落としたいだけ。そして必要なもの、欲しいもの、使ってみたいものは買う、買って試す、ってことはやっていきたいし、その試すことが自分の血肉にもなるな、と思ってるわけです。

そう考えると、世に出ているミニマリストの話って、ほとんどが僕に合わないんだよね。もちろん、ミニマリストを否定するつもりはないし、そういう生き方が合ってる人も知ってるから、それはそれで素晴らしいと思う。また、ミニマリストでも節約を目的としていない人もいるだろう。それも素晴らしいことだと思ってる。

ただ僕には合わない、ってだけの話。

だって、トートバッグだけで5つ持っていて、どれもが気に入ってんだぜ。リュックも6つあって、今日1つ注文したから1つは処分しようと思ってるけど、その6つは全て用途が定まっていて、かつ気に入ってるんだよ。ボディバッグは残念ながら1つしかないが、ショルダーバッグも2つほどある。PCもMacとWindowsと持ってるし、タブレットもiPad mini、Androidタブ、Fire HDX、Kindle Oasisを持ってるし、スマホもiPhone 12 ProとSEの2台持ちだし。機種変しようかな、と思いつつ、そんなに必要性を感じてないのでそのまま使ってる。洋服も、冬に着るアウターが5つあってそのどれもを併用してるわけだし。ボトムスにはそんなに気を使ってないので、そっちのほうが少ないくらい。

こんな物欲とモノにまみれた人間が、ミニマリストとか無理に決まってるやん。

なので、ミニマリストを目指すってのは不可能だとよく分かったので、辞めることにした。

何かを目指すんじゃなくて、僕はタニグチストになろうと決めた。なんだそのクソダサいネーミング。

まあ要は、自分にしかなれないから自分が最高だってことを目指そうぜ、って話なわけですが。ほら、クサい話になってきた。

でもまあ、なんつーかさ、自分に合ったことをやっていくのがやっぱりベストなわけで。自分は自分にしかなれないからね。

でも荷物は減らしたい。なので毎日何かを捨てる、ってのは継続中。まずは10個ほど持ってる財布を減らせよ、って話だったりするわけですがね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?