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タルパと依代の石

はじめに


タルパに依代として石をあてがっているタルパーはわりと多いのでは無いかと思います。
これまでの著書では、依代は特に不要とか無いよりはマシみたいな事を書いていた気がしますが、私自身もそれぞれのタルパに対しイメージの近い石を買って割り当てています。

そしてちょっと前に、この記事にも紹介しているタルパ用に(ちょっと位置付けが微妙なタルパだったので、今まで石を買っていなかった)ブラックダイヤモンドを購入した事があり、その時気づいた事を少し書きたいと思います。

石の選び方

石を選別するためにネット上の色んなサイトの商品を比較していた私は、同じサイズのものでも価格の幅がやたら広い事に気づきました。
よく調べてみると、どうやらブラックダイヤモンドの加工済みのものは非常に安価で、未加工のものはずっと高くなるらしいです。
他の石も大体そうだったかと思いますが、この石に関してはどれも同じ真っ黒にしか見えず、ぱっと見、価値の違いを生むほどの違いがよく分かりません。ただ、よくよく観察してみると宝石としての価値とは別の部分で面白い事がわかりました。

どうやら、トリートメント(加熱などの加工済み)の石は、人間に従順な性質を帯びているっぽいのです(他の種類の石にも同じことが言えるかは不明ですが、おそらく傾向は同じかと思います)。
誰かにAをくれと言われたら無条件に持ってるAを全部くれるような感じです。という事は占いや魔術などに使うにはこっちの方が向いているかもしれません。

逆に、未処理(ナチュラル)の方は個性というか、自分で考える様な部分があるようです。
Aをくれと言ったら自分で渡す分を判断する様な所があります。
最初は粒の大きさと値段のやすさを優先して、加工済みのものを買おうと思ったのですが、色々比較してそういう事がわかってきて思いとどまりました。
…私の例のタルパ、かなり我の強いというか個性的な性格をしており、未加工の方が相性がかなり良かったのです。色々検討した結果、結局泣く泣く未加工のものを購入しました。
これが従順な性格のタルパであれば、処理済みの石とか人工石の方が相性が良いかもしれません。

とはいえ、タルパとの相性を優先して処理済みかどうかを選ぶ事も大事ですが、石自身の「強さ」を優先する場合には、石の大きさとか、処理によって作られた色かどうか、という事を気にする必要があるでしょう。
大きさについては言わずもがな。色については、自然の地殻の圧力や放射線に長年晒されて生み出された鮮やかな天然の色は、やはりそういう色に至るだけのチカラを受けています。後天的に短時間で作られた色とは重みというか、質がやはり異なります。

従順さという相性を重視して加工した石にするか、石の強さを重視して天然で発色が強いものにするか、といった感じの選択が出てくるわけです。タルパと相性が良くても、あまりに石の印象が弱々しすぎると気になる事があるかもしれませんから。

更に言うと、石自身の透明度などのグレードも、力の通りやすさという様な意味で重要なようです。
光の透過や反射のキラメキというのは、物理的に解釈された現象として以上に意味があるという事です。
ここまで拘りだすと、もう値段は天井知らずになっていきますので、財布との相談という感じになってきますね。

ところで、話をブラックダイヤモンドに戻すと、過去にブラック・オルロフという67.5カラットもある呪いのブラックダイヤモンド(当然未加工)というものがあったそうです。
その呪いは歴代の持ち主が非業の死を遂げるというものだったのですが、このダイヤモンドの写真を見てみると、やはり物凄く好き嫌いが激しかったように感じます。
これまでの所有者がどれも気に入らず、そしてこれだけ強い石だと持ち主の運勢にも干渉出来てしまうので、自らを手放させる為に、結果的に死…という流れだったかもしれません。
ここまで強い石だと、タルパの依代として使うには持て余してしまいそうですね。石が高価ならいいというわけじゃないという事です。

今回までは余り深く考えて選んでいなかったのですが、タルパとの相性、石自体の質、値段、タルパと釣り合っているか、などなど。色々考えて選ぶ必要がありそうです。

石を依代にするという事

石を依代にするという事について、ここまで人間視点で書いてきましたが、石視点では「タルパの依代にされる」というのはどういう事でしょうか?
石にも意識のようなものがありますが、彼らからするとよく知らないモノと無理やり結び付けられるという事になります。

ちょっと気になったので、ブラックダイヤモンドに対して「今夜、夢の中で私に分かるような形で、○○(タルパの名前)の依代になる事についてどう感じるか見せてほしい。もし何も夢で見なければ、あるいはよく分からなければ不満がないものとする」と紙に書いてお願いしてから枕元に置いて寝てみました。
すると、こういう夢を見ました。

私は高校に通っており、ある日、クラス内で各自ペアを組まされてそれぞれ与えられた課題を解くという授業が行われました。
全体的に苦手な人達が多いクラスの中で、「友達は無理だけど授業中課題に取り組むだけならまあ許せる」くらいの絶妙に微妙な人とペアを組まされて、課題に取り組みました(なぜかペア相手はその場にはおらず、自分で実質的に課題を解く感じでした)。

…言うまでもないですが、夢の中で微妙な人とペアを組まされて実習をやっている私は、石主観で「タルパと依代(ペア)扱いされて何か依代にする事の効果を期待されている」という事に該当します。
実質的に一人で作業していたのは、依代として期待される効果の負担は石側のみの負担という事の表れなのでしょう。

この夢を実際に見た人にしか分からない、「不快で仕方ないというわけではないものの絶妙にモヤッとする感覚」「その時だけならいいけど、ずっと一緒はちょっと無理」みたいな感覚が本当によく伝わりました。
私から見て、私のタルパとかなり相性が良い石を選んだ筈なのにこの感覚。なかなか厳しいです。

もちろんブラックダイヤモンド自体がかなり我の強い石みたいなので、全ての石がこんな感じではないとは思います。
ちょうど幼稚園で誰とでも仲良くしているような感覚の石もかなり多いはずです(少なくともフローライト辺りはそうだった気がします)。
ただ、とりあえず私はこの石の感覚がとてもよくわかったので、「ずっと依代にする」という感覚ではなく「必要なときだけ依代"扱い"する」という風によく無意識に言い聞かせて、石にもそう伝えました。
気になる人は、自分の依代用の石に同じ様に尋ねてみてください。

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