ONE PIECE~ワンピース考察~麦わらの一味とセフィロトの樹の関係③
前回の②の続きとなります。この考察の説明につきましては、①を参照下さい。この考察は今回で最後になります。
トニー・トニー・チョッパー
最初はチョッパーです。
錬金術においては惑星と金属が関連付けられます。水星(メルクリウス)もまた然りで、水銀と関連しています。
そして錬金術といえば無から金を生み出す奥義や賢者の石が有名です。
チョッパーが使用する「ランブルボール」はまさに金色で、その効果も水銀のように多種多様に変形するというものです。
次は守護天使ラファエル。
薬剤師、盲人、病人、精神障害、旅人の守護者でその名は「神に癒される」という意味。これは船医であるチョッパーしかあり得ませんね。
ブルック
イェソド(基礎)というのは体の基礎でもありブルックの代名詞でもある「骨」を想起させます。
アストラル界というのは幽界、つまり「あの世」。一度死に魂を操るまでに至ったブルックにふさわしいセフィラでしょう。さらに見ていきます。
ブルックのイメージナンバーは9。イェソドの9と一緒です。
裸の男性というのは、彼は骨だけなのである意味当てはまっているでしょうか?(ちょっと無理がある)
守護天使ガブリエルとの共通項も見ていきましょう。
その名は「神の人」を意味し、最後の審判の時にラッパを鳴らし死者を蘇らせる天使とのこと。
これもブルックの要素を感じますね。
そしてそして、百合もしくは杖を持った姿で描かれるガブリエル。ブルックも常に仕込み杖を持っているのでこれも当てはまりそうです。
ジンベエ
最後はジンベエです。
第10のセフィラは物質的世界「地球」を表します。彼の現実的な性格や、水の惑星とも言われる地球。これらがジンベエのイメージと合致します。
そしてパーソナルデータと一致する10。なぜか黄土色がイメージカラー。
オリーブ色がまさに黄土色なのも面白いです。
水晶は「統合、調和、強化」の意味。麦わらの一味のバランサー、父役としてのジンベエに当てはまります。
守護天使はサンダルフォン。
名前は「兄妹」を意味し、これも様々なことを想起させます。
セフィロトの樹によると、ケテル(ルフィ)と通じ合っている。
何度もルフィを救い、血を分け、亡きエースの頼みを引き受けたジンベエ。
非常に強固な絆で結ばれていますよね。
また、サンダルフォンが「幽閉所の支配者」というのも、インペンルダウンに居たジンベエを思い出させます。
まとめ
このようなことから、麦わらの一味はセフィロトの樹のセフィラの意味と非常に共通点が多く、モチーフになっていると考えました。
今回は紹介をしませんでしたが、もう一つ隠されたセフィラ「ダアト」というものも存在します。これがもしかしたら「ラフテル」を指している可能性もありそうです。
まだまだ謎の多いワンピース。この投稿の中にこれからの展開のヒントとなるキーワードが眠っている……と良いな笑
最後まで見て下さった方、ありがとうございました!
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