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「私は推しのオタクだけど、推しも推しのオタクだった」有栖川有栖×一穂ミチ、ライブトークレポ

1)はじめに


■自己紹介
社会人3年目。一穂さんオタク。
18歳で「ナイトガーデン」に出会い、本棚が一穂作品で埋まる。朝起きたら開き、出勤退勤時の電車で開き、寝る前ももちろん嗜み、土日はペーパーの整理や聖地巡礼にいそしむ。一穂さんの「名前のつかない関係性」とか「関係ができる前の空気感」が好き。

■一穂ミチさんについて知ってること
もともとBL界隈で執筆→最近一般デビュー。
担当さんから声がかかっていたものの「書けるものがない…」と逃げ回っていた→有栖川さんのサイン会でみつかりいよいよ逃げられなくなったらしい。

■有栖川有栖さんについて知っていること
ミステリ作家さんとお名前は知ってるんですが実は1冊も読んだことないという…(すみません)きれきれだけどチャーミングなおじさまだった。みぶりがかわいい。

トークライブ有栖川さんパートは、火村さんシリーズを読んでから書く&せっかくのライブ形式だったので、作品解説よりは人となり多めでレポ。

2)一穂さん語り

第一の感想は、「お、おたくだ~~~笑」です。
サイン会でちょこっとお話する機会はあるものの、がっつり話すとどんなお話されるんだろう?と思ったら、始めからグラサン&スケブありでのりのり&有栖川さんめっちゃ好きなんだな~~という(笑)
有栖川さんとかなり親密にお話されていて、実は会うのは3回目だそう。2005年ライターバイト(なにそれ私もやりたい)をしていた時に「好きな作家のとこ行っていいよ」といわれて突撃。そして一般紙デビューきっかけのサイン会→今回のトークライブ。私は有栖川さん作品を読んだことないんですが、本当に楽しそうにお話されていて、「あ、読もう」てワクワクしました。

あわせて、有栖川さんファンの方が、「質問かゆいとこに手が届きすぎ!内容豪華すぎんか??」ってなっていたので、アーカイブがみれる期間にわしわし読んできゃっきゃできるようになろう…。一穂さんが繰り出していた質問、オタク垂涎だったらしい。あと、一穂さんのオタク全開な書評とかブックレビュー見てみたいな!って思いました。(だって語彙力が神様なオタクが全力で書くんだから、最高に解像度高い解説が見れるんでしょう...?素敵では...?)

3)はっとしたこと

火村シリーズについて一穂さんがお話されている時に「キャラの真っ当さが好き」というワードが出てきました。
これは一穂さん作品で私がたびたびはっとしたことで、たとえば「ムーンライトマイル」での流星、「イエスのーシリーズ」の計、竜起あたりが真っ先に浮かびます。18歳で一穂さんに出会って、たぶんまだ青くて柔らかな時期に作中の人物の「まっとうさ」だったり「まっすぐさ」に、胸打たれたことが多々ありました。火村シリーズとニュアンスは違うかもしれないんですが、現実の人物以上に、作中のキャラにはっとさせられたり憧れたりする体験あるよね…などとしみじみ。

ていうか、私(一穂さんオタク)、一穂さん(有栖川さんオタク)で、なんというか「神様じゃなくて一穂さん人間(オタク)だったんだな」ってなんかちょっとうれしくなりました。(どんな感想?)


4)これから

これからどんな話を書いてるか~というお話について。

一穂さんのグレーな話を楽しみにしつつ、有栖川さんの著作調べたらめっちゃあって、「うわ!これはマジで、鉱脈じゃん…」となっているので掘り当てていきたい…!そして一穂さんが「46番目の密室読んだら、あとは気になるのをどんどん」とガイドをつけてくださったのでそれに従います!!

ちなみにトップ画像は鉱脈を意識して…。

私が有栖川さん作品読も!!ってなったように、一穂さん作品読も!!ってなってくれる人が増えたらとっても嬉しいし、こっちも鉱脈ですぜ…って全力で手を引きたいです。

素敵な企画をありがとうございました。よくばりなので、第二回開催とか、ネタバレありでお二人がお互いのレポとかレビューするのとかもみたいな~と首を長くして待ってます!

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